vroid
ぶいろいど
pixivが提供する、フリーの3Dモデリングソフトとして多くの人には認知されている。
PC版ソフトウェアとしての正式名称は「VRoidStudio」だが単純にVroidと呼ばれていることが多い。
概要
人型アバター(キャラクター)の制作に特化したアプリケーションである。
素体が最初から用意されており、あとは紙の上に絵を描くのと同じ間隔で直感的に髪の毛を生やしたり衣装に模様を描いたりといったことができるのが最大の特徴である。
制作したアバターは他の3D関連ツールで使用することが可能。
「VR/AR空間上で他者とコミュニケーションしたい」「バーチャルYouTuberとして活動したい」など、キャラクターの3Dモデルを必要とする人は増えています。一方で、VR/AR空間で自分の分身として利用するキャラクターを1から作れる人はごく少数に限られてしまっています。また、3Dモデリング特有の知識や各ソフト上での複雑な操作を覚える必要があるため、平面上でイラストを描くことに長けているクリエイターでも、思い描いた通りに立体化できず、長い制作時間をかけてしまっているのが現状です。
VRoid Studioは、こうした課題を解決し、簡単な操作で理想のキャラクターをモデリングできるキャラクターメイカーです。
――公式サイトより
現在は既に正式版が公開されているが、ベータ版も継続して配布されている。
共通する点として以下のようにできることに制限があることや、3Dモデリングソフトである以上一定のパソコンのスペックが要求される点は注意。
- 服装はプリセットの改造で行うが種類が少なく、新規に作成できない
- 髪飾りや眼鏡はまだ付けられない(前者は頭髪を飾りに見立てればある程度代替できる。眼鏡は正式版で使用可能になった)
また、現在windows版は64bit用しか用意されていない。
2020年現在では、数多くの服、3Dモデルが売り出されており、vroidに対応した3Dモデルであれば、気軽に着せ替えをすることも可能。
vroidのコラボレーション事業として生まれたAVATAR2.0では巻乃もなかなどのVTuberが服を気軽に変えて楽しんでいる。この年からsteamでも配信開始された。
正式版リリース
2021年10月31日に遂に正式版としてリリース、VRoidモバイルを踏襲しパーツ選択が可能になり、そこから更にスライダーで詳細を決められる。
ベータ版で作成したモデルは一応コンバート可能だが、完全なコンバートは出来ない場合もある。正式版ではzip配布は行われなくなり、インストーラー配布およびsteamからのDLに絞られた。
正式版公開後しばらくは3Dプリント機能が使えなかったが、Ver1.3.0にて復活。
VRoidモバイル
Android・iOSの双方で公開。作成できるモデルデータはPC版ほどの自由度はなくあらかじめ形状が決まっているが、その分作りやすいとも言える。パーツは有償で購入するものもある。
アプリ内で製作したVRMデータはPixivIDでログインする事でVRoidHubにアップロード可能。以前はVRoidモバイルで製作したデータの改変が禁止されていたが、後に『他者のデータを使わず、尚且つアプリ内収録の無料パーツに限る』条件で改変可能となった。
外部リンク
VRoidプロジェクト公式サイト:https://vroid.pixiv.net/
ダウンロード:https://vroid.pixiv.net/download.html
twitter:https://twitter.com/vroid_pixiv