この記事には学年誌で2004年度から2008年度まで連載されていた 今賀俊版甲虫王者ムシキングのネタバレを多く含みます。
僕はシャドウ。カクタスの力を継ぐ者だ。
概要
燃やしたはずのカクタスの種の中の残党が芽吹いた事により生じた「バトルシーズ」のリーダーともいうべき存在。
ダークアンバーを使って他のバトルシーズにわざカードを与えていた。
催眠電波で甲虫を操る力を持っており、ボッチに幻覚を見せ、自分自身をタンゴだと思わせ、本物のタンゴとキングを怪物に見せて攻撃するように仕向けた。
しかしギャルソンが機転を利かせ、ボッチの大好物である樹液のゼリーを持ってきたことにより幻覚を解かれてしまったため、二人を倒すことは失敗した。
ネタバレ
チマチマ戦闘するのも面倒なんでね、一気にカタを付ける事にしたんだ
森を水に沈めてやるのさ、大洪水を起こしてね。
しかしそれは表向きの作戦で、その裏では森のムシ達を催眠電波で洗脳しダムを作らせ、川の水源にもなっている洞窟で水をせき止め、大洪水を起こそうとする計画を立てていた。
近くの川の助けを求めたホタルの一匹「ヒカル」の仲間のホタルも洗脳しており、アルケスツヤクワガタに対してホタルをクッション代わりにする「まもりアップ」を使用させるも、アンバーの力により洗脳は解除された。そのまま押し切ろうとするもタンゴとキングはアルケスツヤクワガタは撃破された。
???「フン…所詮はセレウスのカゲか。おまえにはセレウスほどの力はないようだな」
だ…だれだ!!
???「この体、わたしがもらいうける!!」
うわああ。
ネオカクタス
わたしは魂となってダークアンバーに宿ったのだ。私を苦しめた連中を倒す強力な力を得るために
おまえたちをほろぼせるのなら、もう世界などいらぬ!!このネオカクタスが、大洪水ですべてをはかいしつくしてやるのだ!!
ダークアンバーに潜んでいたカクタスがシャドウ取り込んだ姿。
かつての植物であった面影は一切無く、目が三つあるガーゴイルのような禍々しい姿に変化している。
なお、取り込まれる際シャドウは「うわああ。」と情けない断末魔をあげている。
世界の支配という目的はいつしか「タンゴ>甲端五とキングへの復讐」という名目によって忘れている。
その復讐を果たすべく決戦用として隠し持っていたダゲキわざ最強のムシ、タランドゥスツヤクワガタを召還し、マダムセラピーやカマじいも操りキングを追い詰め、その末にタンゴは鍾乳石に埋もれてしまう。
うわーっはっはっは、バカめ!
ムシを助けるために自分が死んでしまうとは!!無様な最期だったな森の救世主!
しかし、カクタスが種のバランスをとる為に作りだした再生の力を持つバトルシーズ「セレウス」によってタンゴが回復。
操っていたムシもタランドゥスツヤクワガタを除いて正気に戻り、タランドゥスツヤクワガタもムシキングとなったキングの「スーパーキングトルネードスロー」によって正気に戻され、ダークアンバーがその際の衝撃で砕け散ったことにより完全に消滅した。
こうしてタンゴとキングの、森の、世界の命運がかかった長きにわたる戦いに遂に完全に決着が着いたのであった。
せき止めていた水はセレウスによって抑えられ、事なきを得た。