言われるまでもないよ、木霊。この森をカクタスなんかにわたせるか!!
よーし!いこうぜ、キング!
概要
ムシを愛する心優しい少年。
昆虫に造詣が深く、友人からは「虫ハカセ」と尊敬されている。
その優しさから木霊に選ばれ小人となり、過去に彼が救ったカブトムシのキングと共に森を侵略するカクタス軍団と森の救世主として戦うことになる。
キングを始め森の仲間達やカクタス軍団からはタンゴと呼ばれている。
木霊から森の最後の武器アンバーを託され、アンバーの力でカードに変化した木の葉でキング達に超必殺わざを出させたり、敵の動向を読んで指示を伝えて戦う。
2巻
カクタスの策略に嵌められ、アンバーをサラセニアの消化液によって溶かされてしまう。
森で一番長生きしているオオクワガタのチョロじーさんが知る伝説(清らかな水によりアンバーは新たな力を得る)を元に、森で一番綺麗な泉へ向うが再生できず、更にはカクタスの召喚したアルキデスオオヒラタクワガタによりアンバーを粉砕されてしまう。
くそお…オレにはもうなにもできないのか!
森を守れないのかあ!!
ちくしょう…もっと力が…、オレにもっと力があれば…。
ごめんよ、キング…。
ごめんよ、「木霊」…。
その時、砕け散ったアンバーの柄にタンゴの流した涙がこぼれ落ちた。
涙を吸った柄は光りだしスーパーアンバーへと再生、進化した。
「清らかな水」とは森のために流された涙のことだったのだ。
彼の心優しさがアンバーを再生させ、森の窮地を救ったのであった。
3〜4巻
カクタス軍団を裏切ったヘルクレスオオカブトのヴィータにより、カクタスが人工的に創られた生命体で、自分達人間が全ての原因であったことを知り苦悩する。
キング、オレにカクタス軍団をたおす資格があるのかな…。
カクタスも、外国のムシたちも、木霊を脅かす全ての原因はオレたち人間が作ったものなのに。
キング「人間はときどき木霊にひどいことをするけど、それを治せる力を持っているのも人間だよ。」
「木霊は森を救う者に人間のタンゴを選んだ。それが木霊の答えじゃないのかな?」
キングの言葉で気づき、カクタスの野望を止めて森を救う決意を固め、激化していく戦いに身を投じる。
6巻
カクタスが自らの種子を世界中に拡散しようとし、その前にアルマが立ちはだかる。
しかし、そのアルマもカクタスに騙されていた事を知るとタンゴとキングの味方になるが、カクタスは本作に登場する唯一の架空の虫「デスビートル」を召喚。デスビートルにアルマもろとも追いつめられるも、木霊が残した最後の力によってデスビートルとカクタスを倒した。
7巻
燃やしたはずのカクタスの種から作られたバトルシーズが立ちはだかり、そのボスであるシャドウと対決。
最終話ではアンバーと一体化し、ムシキングへと覚醒した「キング」とともにカクタスとの闘いに決着をつけたのだった。