概要
ヘラクレスオオカブトの別表記。学名に使われるラテン語の読み方にはこっちの方が近く、一部の図鑑や後述の甲虫王者ムシキングシリーズではこちらの表記が採用されている。
甲虫王者ムシキングにおけるヘルクレスオオカブト
グラフィック
最初期は頭角先端が強く強く湾曲していることや胸角突起が中半に近い場所にあることから亜種リッキーが元になっていると思われる。
後にむし社の監修が入り、排出復活時(後述)にグラフィックが変更され、胸角が太い、頭角は突起が多く先端が短いといった原名亜種(一般的にヘラクレスオオカブトもしくはヘラクレス・ヘラクレスと呼ばれる亜種)をモデルにしたグラフィックに変更された。
- なお、『甲虫王者ムシキング カブトムシ・クワガタムシ大図鑑』では亜種エクアトリアヌスの写真が使用されている。『同2008』ではヘルクレスエクアトリアヌスの写真に同一個体が流用されている。
来歴
ロケテストより参戦。強さ200。性格はバランスタイプ。必殺わざはパー。肩書きは「伝説の巨大甲虫」。
超必殺わざは「ローリングドライバー」。「1億枚突破記念」で一旦排出を終了するが、「2006DS ~ダイナミックスタンド~」で復活。復活後の新超必殺わざは「ヘルクレススパイラル」。
- 2007ファーストでは上翅が黒くなった状態で登場している。この為5周年コレクションカードでは緑バーコードがない。
- バーコードは通常版と同じではあるものの「甲虫王者 ムシキング パーフェクトガイド2008」での付録カードにも選ばれた。アダー完結編以前の付録カードでは唯一の大型甲虫である。
なお、2003秋バージョンでは、むずかしいモードにて敵専用でディフェンスタイプのヘルクレスオオカブトが登場した(※2003秋のむずかしいモードでは、敵の性格によってコンピュータのアルゴリズムが変化する仕組みになっており、難易度調整のための臨時的な措置と思われる)。
タッグマッチ
タッグマッチでは、グラントシロカブト(ネブ博士スペシャルを含む)またはティティウスシロカブトとの相性が◎である。
また、ネプチューンオオカブト、ヒルスシロカブト、ヘルクレスオキシデンタリス、サタンオオカブト、ヘルクレスリッキーブルーとは「ムシカードの強さの合計値が320以上で相性◯」にできる。特にヘルクレスリッキーブルーとのペアは唯一の「強さ200同士で相性◯」である。
その他の亜種
それぞれの詳細は当該記事参照。
ヘルクレスリッキーブルー
2004セカンドプラスにて登場。当初はヘルクレスオオカブトと入れ替わる形で実装され、その後2007夏シャイニングで初めて同じ弾での登場を果たした。
ヘルクレスオキシデンタリス
2007夏シャイニングにて登場。ヘルクレスオオカブト同様、期間限定で羽根が黒いバージョンのカードも排出された。
ヘルクレスエクアトリアヌス
アダー完結編にて登場。
ヘルクレスレイディ
新ムシキングにて登場。
余談
体長はヘルクレスオオカブトが175mm、ヘルクレスリッキーブルーが173mm、ヘルクレスエクアトリアヌスが170mmとあるが、野外では原名亜種でも172mmが最大である。自然下で得られる個体は、大型個体が原名亜種より得られやすいとされるリッキーでも130mm前後が主流であり、体長160mmに達すると大型と言える。
派生作品
ムシキングバトル 合虫ガッツ!
GENERATION.1から登場。必殺技はBBグレネード。
オリジン族合虫のヘルクレスの他にメタル族合虫のHERCURES-MKシリーズとメカ族合虫のシェフクレスも登場した。
また漫画版ではチビキングやタケゾーのポジションに当たるマスコットキャラクター、カブチョが登場した。
新甲虫王者ムシキング
2015 1stより登場。当時のムシとしての主人公的ポジションだった。レアリティはSSR。肩書きの読み方が「Legend of Beetle(レジェンドオブこうちゅう)」に変わった。
後になり、柔軟なお助け相性を持つSSR甲虫「覚醒ヘルクレスオキシデンタリス」、「ネプチューンオオカブト」、「覚醒コーカサスオオカブト」が登場したことでやや肩身が狭いか。しかしながらパーのお助け技は発動条件がほかの属性に比べて柔軟なものが追加されてきているため心配いらないとの意見もある。身も蓋もないが要は使い手の腕次第である。
激闘5弾にて再登場。新必殺技は「ヘルクレスバスター」。また「生まれ」が旧ムシキング最初期以来の「ブラジル」から現実のヘラクレス・ヘラクレスの分布域に合わせて「ドミニカ・グアドループ諸島」に修正された。
キービジュアルで書き下ろされた新規絵は何故か1億枚突破記念までのグラフィックになってしまっている。
激闘6弾では赤目ヘルクレスが登場。詳細は後述。
超神化編では亜種や旧作での同期・ライバルには与えられたゴッドフォームを得られなかったばかりか、過去のSSR甲虫の中で(別レアリティ・ブラック甲虫も含め)唯一カード化されなかったりと人気・知名度に反して不遇な扱いを受けてしまった。
森の民の伝説
当該記事参照
今賀俊版
ヴィータ(甲虫王者ムシキング)を参照。
ザックの冒険編
エンペラー(ザックの冒険編)を参照。
フィギュア展開
基本的にコスト削減のためかリッキーブルーの[[[金型]]が流用されており、頭角先端が湾曲している、先端突起が板状といったリッキーの特徴に準拠している。
超必殺わざ変更後に発売されたフィギュアも金型がリッキーブルーと併用されている。
関連項目
ギラファノコギリクワガタ:作中でのライバルポジションと言える
コーカサスオオカブト:1億枚突破記念までのカードと超必殺わざが同じ。
ムシキングシリーズに登場した亜種
アクティオンゾウカブト、タランドゥスオオツヤクワガタ、ギラファノコギリクワガタ、マンディブラリスフタマタクワガタ、ヘルクレスリッキーブルー:旧ムシキングで最強の強さ200(金レア)だった甲虫たち。
ティラノサウルス:古代王者恐竜キングで同じような立場で登場した。詳細はティラノサウルスを主題とする作品一覧を参照。
新甲虫王者ムシキング激闘編ネタバレ
激闘6弾にて、激闘編の真のラスボスとして、「赤目のヘルクレスオオカブト」が登場。
全てのブラック甲虫の始祖であり、大昔に何者かが生み出したとされ、オオツノ市郊外の古代遺跡に封印されていたが、人間の活動およびそれに伴う自然破壊により封印が薄れて復活した。
また、日本国内のオオツノ市に世界中のムシが集まる理由も、封印されている赤目ヘルクレスが持つ力に惹かれたことによると説明された。
メインバトル6章にて、1戦目と2戦目に配下を差し向けてきたのち、3戦目で戦うことになる。その後主人公たちによって倒され、イスルギが再び封印しようとするが、主人公が「これ以上オオツノ市の自然を壊さないし、壊させない」ことを約束し友達になり、激闘編のフィナーレとなる。
能力としては激闘5弾の能力と相性がベースだが、攻撃が亜種に並んで当時最大の140に達する。また必殺わざは「ブラック甲虫の始祖」の設定通り激闘編以前のものと同じヘルクレススパイラル。さすがにローリングドライバーではない。
長い間遺跡に封印されており、オオツノ市の守護神という設定から超神化編の彼の用にゴッドフォームという解釈もできる。またヘルクレスオオカブトが新甲虫王者ムシキングの激闘編までのムシの主人公という扱いだったこと、ムシを操る力(これもムシを赤目化させる力と解釈できる)を考えればヘルクレスから分かれた別人格の霊的な存在という解釈も可能である。
ちなみに入手条件がブラックバトルではなくメインバトル最終ステージのクリアボーナスのため、記録カード1枚につき1度しか入手できない。そのためシナリオを1から進めるとなると入手には5000円以上ものリアルマネーが必要となった。
超神化編ではメインシナリオ4章・5章に登場。4章では配下のブラック甲虫を差し向けるだけだが、5章では一時的に黒幕ブラックカナトの支配下におかれ、再び戦う事になる。(なおVブースターを備えているがカード化はできない)
なお台湾版においては当初は通常プレイ下において唯一入手可能なブラック甲虫だった。(超神化4弾以降はアクティオンゾウカブトも加わっている。)