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グランディスオオクワガタ

ぐらんでぃすおおくわがた

オオクワガタ属オオクワガタ亜属に分類されるクワガタムシの1種。世界最大のオオクワガタ。
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概要編集

主にヒマラヤ山脈西部〜インドシナ中央部、台湾に分布している、オオクワガタ属(ドルクス属)オオクワガタ亜属に分類されるクワガタ

学名はDorcus grandis

ホペイオオクワガタパリーオオクワガタクルビデンスオオクワガタと1つのグループを形成しており、ミトコンドリアDNAの調査から特にホペイ(及びその亜種である日本産オオクワガタ)と近縁であることが判っている。

また、研究者によっては本種とホペイを亜種関係と捉える見解もある。



本亜属の最大種で、特に大型になるインドミャンマー亜種(後述)は最大90mmを超える。また、台湾に分布している亜種はタイワンオオクワガタ(こちらも後述)と呼ばれる。


世界最大のオオクワガタとして、外国産オオクワガタの中ではかつて絶大な人気を誇ったアンタエウスオオクワガタに並ぶかそれ以上の人気、知名度を誇っている。


体の横幅があり、大顎中央の内歯は横向きに伸びる。


オオクワガタの中では気性が荒い部類に入り、力も強い。♀を殺してしまうこともあるので交尾(ペアリング)させる際は注意が必要。

飼育(ブリード)は他のオオクワガタと大差は無いが、体内時計がしっかりしており季節が合わないと産卵しないため春か秋に産卵させるのがベストとされる。

また、通常の椎茸ほだ木では産まず、カワラ材などキノコの菌が生きているが必要。

温度は20℃〜25℃が適温とされる。


亜種編集

3亜種に分類される。


原名亜種(ssp.grandis)

ラオスベトナムミャンマーのカチン州、中国の雲南省に分布。

前胸背板の前縁が抉れたような形状となる。

オオクワガタの中では最も採り辛い種とされる。

しかし、クワガタブーム最盛期には人海戦術の駆使により年間1000頭近い数が採集された時期があったという記録がある。


インド・ミャンマー亜種(ssp.moriyai)

インド北東部、ミャンマー北西部に分布。

2000年にミャンマー北部のチン州で確認され、後にインドのマニプール州で多く採れることが判明したため、流通している個体の多くがそこの産地のものである。

インド産は通称インドグランディスと呼ばれる。

オオクワガタ亜属中最も大きくなる種で、野外で92.0mm、飼育下で95.0mmの個体が記録されている


台湾亜種(ssp.formosanus)

台湾に分布。

タイワンオオクワガタと呼ばれる。

内歯は斜め前を向く。

前胸背板の形状に個体差があり、その形状によってG型(グランディス型)、C型(クルビデンス型)に区別される。

同所に生息しているシェンクリングオオクワガタ同様、台湾の天然記念物に指定されている。


メディアでの扱い編集


甲虫王者ムシキングシリーズ編集

初期から参戦している。強さ180、ディフェンスタイプ、必殺技はグー、超必殺技はガンガンスマッシュ。肩書きは「最強のオオクワ」。

2004ファーストで一旦排出を停止。その後2005ファーストで復活したが、性格や超必殺わざの変更は行われなかった。後に2006セカンドマルスゾウカブトと入れ替わる形で再び排出を停止した。

一時期アダーコレクションが排出されていたことがあった(強さ160以上のムシがアダーコレクションになるのは珍しいことである。ちなみに強さ180のムシとしてはサタンオオカブトに次いで2例目)。

原名亜種がモデルになっており、最後までグラフィックが変更されることは無かった。

タッグマッチではパラワンオオヒラタクワガタとペアを組むことで、「大型甲虫同士で相性◯」にすることができる。また、「アダーコレクションの大型甲虫で相性◯」にすることも可能である。


グレイテストチャンピオンへの道編集

体力の高さが買われて、手術を控えた女の子アオイブラック博士のこのムシにまつわる感動エピソードが描かれる。もっとも当時の時点でより体力の高いサタンオオカブトが登場していたのだが…


新甲虫王者ムシキング編集

2015 1stから登場。SR。肩書き、必殺技とも旧作と同じ。現実では割と気性が荒い甲虫なので、性格はバランスタイプに変更。お助け相性が当時のSSRであるオオカマキリオニヤンマ、SRで唯一まともに起用可能なオオムラサキの3匹全てがお助け相性と一致することから、お助け昆虫の選択肢が少なくグーのSSRがいなかった2015 2nd環境までは一線級の強さを誇っていた。

また、本作に入ってから新規にグラフィックで登場した数少ないムシの一匹で、旧作とは打って変わってインド・ミャンマー亜種がモデルになっている。

  • 新規制作ではなく完結編や合虫ガッツにて採用されなかった没グラフィックの可能性もある。

激闘1弾の「ブラックバトル」でマスターブラックに勝利すると「赤目のグランディスオオクワガタ」がもらえることがある。こちらは通常のものよりも体力と攻撃力に重心を置いた能力となっている。


最初期こそ先述通りお助け相性が当時のお助け昆虫との噛み合いがよく優遇されていたものの、2016 1st以降になるとおたすけ相性やステータスの傾向が似るSSRおよび覚醒やVブースターなどの強化を得たSRがいたりライバルが先に覚醒したりと超神化1弾までは結構不遇な扱いを受けていた。


が、超神化2弾にてSGRとして登場。肩書きは「蒼帝のセイリュウ」、必殺わざは「ゲキリュウトウ」。青色の紋章を纏う。

またSRからSSR(覚醒)なしでのSGR化という異例の昇格をしている。(同時登場のあちらはもっと異例だが)

主人公のひとり神谷レイジの相棒となり、最初期実装の大型クワガタとしての面目躍如を果たした。

ステータスはテクニックに比重を置いたバランス型。


超神化4弾のマジンバトルでは3番目のマジンフォームとして実装。よりバランス型になったほか、おたすけ相性がSSR以上のグームシでは唯一となるグー・グー・パーになっている。


ムシ忍編集

本種をモチーフにしたグランディスオオクワ忍が登場。


カブトクワガタ編集

(旧)甲虫王者ムシキングの精神的続編である本作にもやはり登場。モデルは引き続き原名亜種となっている。


蟲神器編集

「ブースターパック 命脈の供物」より収録。レアリティはRとあろうことか国産オオクワガタ(SR)以下の扱いとなってしまった。

余談だがムシキングでは同じ必殺技を共有していたアクティオンゾウカブトもRとしての収録であり、同じく冷遇されている。


関連項目編集

クワガタムシ ドルクス属 オオクワガタ アンタエウスオオクワガタ

甲虫王者ムシキング/新甲虫王者ムシキング

アクティオンゾウカブト…最初期の必殺技が同じ。


グランディスオオクワガタオウゴンオニクワガタマルスゾウカブトパラワンオオヒラタクワガタブルマイスターツヤクワガタコーカサスオオカブトサタンオオカブト:旧ムシキングで強さ180(銀レア)だった甲虫たち。もっとも、マルス、パラワンヒラタ、コーカサスは現実世界では頭一つ抜けた実力の持ち主だと思うが。

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