概要
当記事はその性質上、親記事をオオクワガタとする。これはオオクワガタの記事が「オオクワガタ亜属」の解説になっている為。
オオクワガタ属(ドルクス属)オオクワガタ亜属に分類されるクワガタムシの1種。
学名は「Dorcus hopei hopei」。
種小名はイギリスの昆虫学者、フレデリック・ウィリアム・ホープ氏に因む。
ホープオオクワガタとも。
日本のオオクワガタは本種の日本・朝鮮半島亜種に分類されている(後述)。
近年のDNA解析からグランディスオオクワガタと近縁なことがわかっている。
基本的な生態は他種のオオクワガタとあまり変わらず、成虫は5〜10月ごろに標高0〜1700mのブナ科の木の樹液に集まる。夜行性。
オスは樹液が出る大木の洞を縄張りとしている。メスと同居していることもある(所謂メイトガードと呼ばれる行動)。
基本的にはおとなしい性格だが、オオクワガタ亜属の例に漏れず縄張り意識は強い。
亜種
2亜種に分類される。
原名亜種(ssp.hopei)
中国に分布。
主に中国の黄河周辺以南が分布域とされる。
内歯がより前方を向く個体が多い。
飼育下では顎の太い個体が主に流通している。
日本・朝鮮半島亜種(ssp.binodulosus)
日本、朝鮮半島に分布。
主に黄河周辺以北が分布域とされる。
内歯が原名亜種と比較して少し斜めに向く。
詳細は当該記事を参照。
近年、日本のオオクワガタは本種やグランディスオオクワガタとの交雑による遺伝子汚染が問題となっている。
生き物は最後まで責任を持って飼いましょう。
甲虫王者ムシキングでのホペイオオクワガタ
2007年発売のニンテンドーDSソフト「甲虫王者ムシキング スーパーコレクション」(スパコレ)にて特典カードとして登場。
強さ140、ディフェンスタイプ。肩書きは「天上将星」。必殺わざはグー、超必殺わざは「(スーパー)タツマキ」。肩書き以外のパラメーターはオオクワガタと全く同じである。
- ただし、アダー完結編では専用のストーリーがある。もっとも、日本にもオセアニアにもいない為、ライセンスカードでの強化はできない。
なお、スパコレ内では食いしん坊という設定であるらしく、登場時に「まいう~」というセリフを発する。
このボイスは実際に石塚英彦本人の声が収録されている。
アダー完結編以前の「ゲーム機から排出されない強さ140以上のムシカード」の中では唯一通常排出とバーコードが違う。
- アダー完結編以前の「ゲーム機から排出されない強さ140以上のムシカード」はフィギュア付属品の「オオクワガタ」「ミヤマクワガタ」「アトラスオオカブト」「コガシラクワガタ」と「20063Dキャンペーン」カードの「ムシキング」「オオクワガタ」と「5周年記念カードホルダー」付属の「ムシキング」、「甲虫王者ムシキング パーフェクトガイド2008」付属の「ヘルクレスオオカブト」、と「5周年記念キャンペーン」の抽選でもらえるカードだけで、バーコードは通常版のカードと同じ。
- 「ザックの冒険編」ではブルマイスターツヤクワガタの「ブルックス」、パラワンオオヒラタクワガタの「パラワン」、サタンオオカブトの「メリーゴーラウンド」、「森の救世主」ではオオクワガタの「チョロじい」、アクティオンゾウカブトの「ボッチ」、ヘルクレスオオカブトの「ヴィータ」など、「強さ140以上の固有名詞付き甲虫」も登場しているが、カード化はされておらず、一部が「アダー完結編」で敵限定として登場するだけとなっている。
ちなみに、前述の漫画「森の救世主」に登場するホペイオオクワガタの名前は「ターロン」。龍が大好きという設定が付いている。ウオシスに操られるが、正気に戻った。なぜ外国産なのにウオシスに出くわすまでは何もされなかったのかは不明。
- 一応「オオクワガタであるため、前述のチョロじいと同一亜種の別個体」と解釈はできる。
新甲虫王者ムシキングには参戦していない。
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