概要
主にアンデス山脈東部からアマゾン川中〜上流域(具体的にはコロンビア東南部、ペルー北東部、ブラジル西部、ボリビア北部〜中央部)にかけて分布しているヘラクレスオオカブト(ヘルクレスオオカブト)の亜種の一つ。エクアやエクアトと呼ばれる。
学名は「Dynastes hercules ecuatorianus」。
亜種名は生息地の1つであるエクアドルが由来。
分布域が重なるリッキーとは本亜種が標高の低い場所に生息することで棲み分けているとされるが、時折交雑個体が自然下で発見されている。
自然下で採集された個体の最大記録は165mm。飼育下個体の最大記録は162.6mm。
他亜種に比べて、上翅が鮮やかな黄色~山吹色で黒点が少なく、美しいことで有名。
胸角は基部(根本)は比較的太いがやや細めで、胸角突起はオキシデンタリスほどでは無いものの基部付近に存在する。
また、頭角はやや細長く、真っ直ぐに伸び、先端の突起も細く尖る。
雌雄共に体毛は赤褐色で、お尻側の体毛は短い。
小楯板の後ろ側はツルツルしてるが、前胸の方向に行くにつれてザラつきが強くなる。
飼育(ブリード)は他のヘラクレスオオカブト亜種に準ずる。
他亜種と同様に気性は穏やかで好戦的ではないものの、カブトムシの中での戦闘能力は高い部類に入るとされる。
また、本亜種でもブルー個体が低確率で出現する。
メディアにおける扱い
世界最強虫王決定戦
第一回虫王決定戦では当時は輸入量が多く入手しやすかった問題か、リッキーやオキシデンタリスを差し引いて本亜種が出場している。
肩書きは「世界最大のカブト界のガリバー」。予選にてリノケロスフタマタクワガタに戦意喪失し敗退した。
甲虫王者ムシキングにおけるヘラクレスエクアトリアヌス
ヘルクレスエクアトリアヌスを参照。
その他
バーチャルYouTuber、カルロ・ピノの「からじゃがさん」は本亜種である。
関連タグ
カブトムシ ヘラクレスオオカブト ヘラクレスリッキー ヘラクレスオキシデンタリス ヘラクレスレイディ