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概要編集

パナマ南部、コロンビア西部、エクアドル北西部に分布するヘラクレスオオカブトの亜種のひとつ。通称オキシ

2021年現在、飼育個体の最大記録164.2mm。

学名はDynastes Hercules Occidentalis

亜種名は「西部の」という意味で、その名の通り南米西部に分布する。


頭角は直線的で先端が湾曲し、先端の突起はヘラ状になる。中央の突起は1本の棒状でよく似た亜種セプテントリオナリスとは尖端が尖ることで見分けられる。

胸角は細く、その特徴から細ヘラクレスとも呼ばれる。胸角突起は基部(根本)に付く。

上翅は明るい黄色〜黄褐色で、体毛は赤褐色。

雌雄共に小楯板は後縁を除いてザラついている。


前胸背板までが金色に色づくゴールドヘッドと呼ばれる個体が時々出現する。

このゴールドヘッドはブルー個体とは違い遺伝性であるとされており、ゴールドヘッド血統の個体も個体数は少ないが流通している。

なお、このような個体はリッキーやセプテントリオナリスでも確認されているとのこと。


ヘラクレスオオカブトらしく丈夫で長生き、多産かつヘラクレスオオカブト亜種の中では幼虫の成長が早いため外国種カブトムシの入門種とされる。

2022年1月現在、ヘラクレスリッキーヘラクレスエクアトリアヌス同様飼育個体を安価に買うことができる。


メディアでの扱い編集

後述するテレビ番組の影響で、小柄だが気性が荒く、最速のスピードを誇る戦闘能力の高いカブトムシというイメージが着いている。

さながらここらへんイメージだろうか。


世界最強虫王決定戦編集

本亜種の知名度を上げたと思われる昆虫相撲番組。

体長が157mmとオキシデンタリスとしては破格の大きさ(虫王に参戦した全カブトムシ中でも最大)の個体が参戦。

比較的おとなしいものが多いとされるヘラクレスの亜種のなかでは気性が荒い傾向にあり、闘争心が強くケンカ好き(これには他のヘラクレスオオカブトに比べ、ワイルド個体が比較的輸入されやすいことも起因していると思われる)。

その戦闘スタイルはヘラクレスオオカブト固有のスピードとパワー瞬発力と足腰の強さに加え、頭角の先端のフックを使うというもの。

このフックで相手と組み合った際に、相手の足をこのフックで捕まえてそのまま圧倒なパワーで引き剥がすという戦法が非常に強力。

踏ん張りの強さが重要となるカブクワ相撲において脚を奪う戦法は敵の踏ん張りを弱らせ投げやすくなるからである。

その戦法のおかげで原名亜種コーカサスオオカブトと並ぶ世界最強のカブトムシ候補とされた。

その細身かつ角の長さの割に小柄な体格を生かしたスピードで間合いを詰め、一気に締め上げる戦法で猛威を振るった。その戦闘力故に本シリーズで付いたあだ名は無敵の皇帝である。実際、収録DVD内ではコーカサスオオカブトパラワンオオヒラタクワガタスマトラオオヒラタクワガタといった並いる強豪を次々と撃破し、前述の157mmの老齢個体は原名亜種のヘラクレス・ヘラクレスと頂上決戦を繰り広げた際にも脚一本で投げ飛げ返して逆転勝ちという神業を披露した。


それ故に、老衰により引退を余儀なくされるまで、無傷の19連勝という偉業を成し遂げている。


ムシキングでのヘラクレスオキシデンタリス編集

ヘルクレスオキシデンタリス を参照。


関連タグ編集

カブトムシ

ヘラクレスオオカブト

ヘラクレスリッキー

ヘラクレスエクアトリアヌス

ヘラクレスレイディ

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