庄内交通
しょうないこうつう
山形県の庄内地方を中心に路線を展開するバス会社
1943年に地方私鉄の庄内電鉄とバス会社の鶴岡合同自動車、鶴岡出羽自動車、酒田乗合自動車、本間自動車商会の合併によって誕生。
鉄道事業とバス事業の他、戦後には羽黒山有料道路、湯殿山有料道路の運営にも乗り出し、安定した経営環境を構築した。
しかし昭和40年代頃から押し寄せたモータリゼーションの波に飲み込まれ、バス事業が赤字に転落。一度潰れかけたことがある。
地元の荘内銀行からの支援を受けながら不採算事業の整理に乗り出し、1975年3月を以て鉄道事業から撤退。遊休不動産の処分と社有地の再開発に乗り出す。この再開発の一環として生まれたのが鶴岡バスセンター併設の庄交モール、第一イン鶴岡などである。