エミルクロニクルオンライン(ECO)に登場するPET装備の一種。
PETシステムにおけるネコマタの位置づけ
ECOの中において、PETシステムというものが実装されている。これはペットを連れ歩くことができるというもので、かわいくてハートフルなだけでなく一緒に戦ってくれるので冒険にも便利である。
そして、その中でネコマタと呼ばれる一連のPET装備は独特な存在であるといえる。彼女(もしくは彼)のほとんどは、ゲーム内イベントで入手でき装着すればプレイヤーキャラの所有可能なアイテムの最大重量(ペイロード)と最大容量(キャパシティ)を増やしてくれるという便利な存在である。このゲームにおいて、特にキャパシティを増やしてくれるというのはドロップアイテムを多く保持することができ、より長く狩場にとどまることができるという意味でとても便利なのだ。
が、そんなことより、かわいい! かわいいのである!
なお、もう少しメカニックな娘が好きな人のために、オートマタと呼ばれるものもECOには実装されており、それもゲーム内で取得イベントが実装されているものの、そのイベントを実行するためのキャラクターの種族が課金前提(課金しないと色々と大変)なことに注意してほしい。
ネコマタのECO内での問題点
ネコマタは前項のとおりであるが、さらにそれぞれ習得しているスキルを使うことができる。それもまた便利である……、が……
ネコマタはそのスキルの使用をまったくの気まぐれで行うため、プレイヤーキャラクターの直接的な支援としては正直とても頼りない存在であるといえる。したがって、育成したネコマタをもってしても高レベルでの狩場に連れて行くには躊躇しかねない現実もある。
ただし、2011年11月に導入されたユニオンペットシステムにより、より強力でなおかつ使いやすいペットになる可能性が出てきたために今後は狩場での出番も増えるかもしれない。
ネコマタの種類
ネコマタには複数の種類が存在する。以下に列記するが、詳しくはECOの公式ページを参照するか現役プレイヤーに聞くかしてほしい。
ネコマタ(桃)
ゲーム内イベントで最初に取得できる(運が悪いと最初のあたりで絶望的に時間がかかる)ネコマタで、五女にあたる。また、唯一モンスタードロップにより取得することもなぜかできるために、複数保有している人たちもいる。特技はゴミ箱の中を散らかすことである。
アルマイベントでは「スモモ」と名乗り、最後に登場した。
ネコマタ(藍)
二番目に取得できるであろう(の割には入手に必要なアイテムのほとんどが入手困難(一部特定職業でなければ自力入手不可能かつ所有MOBが鬼強い)で初見殺し)ネコマタで、八女にあたる。丁寧で礼儀正しいが勇ましさももつという子である。アルマイベントで登場した時は「浅葱(あさぎ)」と名乗っている。
ネコマタ(山吹)
九女にあたる。大阪弁を操り元気でお金にうるさいという子である。
アルマイベントでは「サー・ミルドレット・カルヴァトス」と名乗っていたが、長過ぎる為に皆からは「ミカ」と呼ばれていて、終いには自分でも長い方の名前を忘れてしまう始末。
ネコマタ(菫)
三女にあたる。大人びた口調で世話焼きだが礼儀作法にうるさい子である。
入手イベントでは最後の段階までほかのネコマタが必要ないため、知らず知らずのうちにイベントを進めて最後で進まなくなって困惑する人がいるかもしれない。
アルマイベントで登場した時は「カスミ」と名乗っている。
ネコマタ(茜)
七女にあたる。幼い頃(そして今でも本来は)大人しくこわがりなのだが、それをツンツンすることで悟られないようにしている子である。すなわちツンデレ風味。
アルマイベントでは「アカリ」と名乗っている。
ネコマタ(杏)
山吹(九女)と双子(十、十一女)の間の男の子(長男)にあたる。気が弱く押しにも弱い大人しい性格である。また、思ったことはそのまま口にしてしまうため、時々意図せずに他の人の心をえぐったりすることも?
アルマイベントではすぐに偽名が思いつかなかったため「ヘタレー」と名乗ってしまいそれで通さざる負えなくなってしまった。
ネコマタ(空)
四女にあたる。元気なムードメーカーで食いしん坊だが、妹たちの面倒見はいい。
昔バウバウを連れ帰って大騒ぎになったことがあるらしい。
アルマイベントでは「マオ」と名乗っている。
(元々仲間にするためのイベントでは、夢の中で魔王になりきっていた)
ネコマタ(胡桃・若菜)
十女と十一女にあたる双子である。この子たちは2人一組で行動する。幼くてかわいいのでみんなから可愛がられる。
地味に入手イベントの内容が重いうえになかなか高難易度。
アルマイベントでは胡桃は「みるく」、若菜は「リリアン」と名乗っている。
ネコマタ(緑)・ネコマタ(新緑)
六女にあたる無口でおとなしい子。なお二種類あるのは、最初に実装された(緑)が他社とのコラボイベント用でありそれが終了したあとは入手困難になっていたためである。(新緑)と(緑)は別に保有でき、別扱いらしいのだが…。
なお、この2体は最初はスキルも魔法も持っていないが「覚醒」させることにより強力な支援効果を発揮するようになるがさらに無口になる(喋らなくなるわけではなくますます喋る頻度が減るだけ)。
無口キャラで通っているが、毛虫が大嫌いで頭に毛虫がのっかった時は普段からは想像がつかないほどに大声で泣き叫んだ。
アルマイベントでは「グリ」と名乗っており、また同じ無口キャラの守護魔・ハヅキと仲が良い。
ネコマタ(白)
長女にあたる。ほんわかやさしいお姉さんだが、怒るととんでもなく怖い。ゴゴゴゴゴゴ・・・。
また、ネコマタ唯一のタイタニア族らしい。
アルマイベントでは「ブラン」と名乗っている。
ネコマタ(黒)
次女にあたる。クールでミステリアスな感じの子だが時々居眠りをする。ネコマタ唯一のドミニオン族らしい。ネコマタ(白)が苦手。
ゲーム内ではネコマタ入手イベントのラストを飾るほか、内容が今までの入手イベントのオマージュや簡易版が全て入っている分非常に手間がかかる。
アルマイベントでは「シャノワール」と名乗っており、最初に登場した。
エミルのネコマタ
NPC『エミル』が連れているネコマタ。(桃)の原型で見た目が若干違う。正式入手はできずチュートリアルで借りるのみとなる。
ネコマタ(ミケ)
ネコマタ姉妹とは血縁ではないと思われるが血縁かもしれない存在で、ステッキを持った魔法少女風味のネコマタ。エミルになることを夢見ているらしい。他社とのコラボイベントにより入手できた。
ネコマタ(トラ)
ネコマタ姉妹とは血縁ではないと思われるが血縁かもしれない存在で、両手にクローを装着した男の子。言葉遣いがやや粗野で乱暴である。他社とのコラボイベントにより入手できた。
ネコマタ(アリス)
ネコマタ姉妹とは血縁ではないと思われるが血縁かもしれない存在で、金髪の「っス」という語尾が特徴的な女の子。ECOクジで当てることにより入手できた。
ネコマタ(フリル)
ネコマタ姉妹とは血縁ではないと思われるが血縁かもしれない存在で、「お姉さん」な印象と忘れっぽいところがまたチャーミングな女の子。ECOクジで当てることにより入手できた。
ネコマタ服
ECOクジなどにおいてネコマタ服と呼ばれるアイテムが当たることがある。これは適用することにより対象となるネコマタの外見が切り替わるというものである。なお、衣装ごとに適用可能なネコマタ(の種類)は決められている。また、一旦着替えさせたあとにゲーム内で元のいでたちに戻すことももちろん可能である。
ネコマタハート
2011年12月のアップデートにより実装された特殊なネコマタ服のことである。従来のネコマタ服同様に適用可能なネコマタ(の種類)は決められていたり、着替えるには特定のNPCに頼まないといけないところは同じである。が、このアイテムはネコマタをキャラクターと同じ(等身)にできるという特徴があり、よりネコマタとアクティブにいちゃつきたいならば必須アイテムとなっていくであろう。なお、こちらはエンシェントアークの報酬として登場するものの他に今後ECOくじにて可愛らしいさまざまな衣装のネコマタハートが登場する予定である。
ネコマタ専用武器
2011年12月のアップデートにより実装されたもので、有料課金アイテムとして入手することができる武器のことである。これらはユニオンペット化したネコマタにのみ装備可能であることに注意しなければならない。そして、装備すれば装備していない状態や課金しないで装備できる汎用ペット武器よりも強力であるだけでなく、専用モーションでよりかわいらしく戦ってくれるようになる。また、これも今後ECOくじや新たな有料課金アイテムとして追加される可能性はありえると思われる。
季節イベントなど
従来から一部イベントなどにおいて、ネコマタを所持していたり装備していたりした場合にイベントが追加されたり変化したりするようなことがあったが、2012年からはネコマタにより脚光があたるようなイベントが行われる予定らしい。ネコマタファンにとっては期待したいところである。
ネコマタに似て非なる存在
DEM種族のプレイヤーキャラが入手できる背負い魔のオートマタはネコマタではないが、一般の種族(エミル・タイタニア・ドミニオン)のプレイヤーキャラにとってのネコマタと同様の位置づけかもしれない。
また、最近(2011年1月)よりECOくじにより取得できる守護魔とよばれる存在もまた、PETでありながら賑やかに喋るなど行うのでネコマタみたいな人気が出るかもしれない。というか値段だけならこっちの方が高い(もちろんゲーム内通貨で)んですけど。