概要
1990年から1994年にかけてPCエンジン、メガCDで発売されたRPGシリーズ。 日本テレネットのブランド「レーザーソフト」(メガCD版のみ「RIOTブランド」)から発売された。
企画・シナリオ・監督は越智一裕、メカデザインはアニメーターの小原渉平。
「RPGの重要シーンにアニメーションを使って表現する」手法を本格的に採用した作品で、該当シーンは作品中は「ビジュアルシーン」と呼ばれている。
このことからビジュアルを売りにしたゲームと言われることが多いが、スタッフも自覚しているようで、ビジュアルシーンだけを集めた『コズミックファンタジービジュアル集』も発売している。
だが、キャラクターデザインやビジュアルの美麗さで、ファンクラブ発足や小説、漫画、OVAが発売されるまでに至る人気作になった。
漫画版は、『月刊PC Engine FAN』誌に越智一裕によって1年3ヶ月間連載され、いくつかのコマを修正後に単行本(全2巻・徳間書店)化された。
ストーリーは、主人公の「コズミック・ハンター」が一つの星を探索し、最終的に宇宙海賊などの敵を倒すというもの。コズミック・ハンターとは、宇宙の警察組織のようなものである。
しかし、完結編となるシリーズは未完のまま終わっている。
ゲームソフトレビューでも、『ビジュアルシーンやアニメにこだわるならデジコミ(デジタルコミック)にすればいい』と書かれていて、無理にRPGにこだわらず、デジタルコミックにしておけば完結していたかもしれないと思うと、色々と残念な作品である。
2022年6月24日よりクラウドファンディング「30年以上の時を経て名作コズミック・ファンタジーをSwitchでリリースしたい!」が開始され、1日足らずで達成した。12月にNintendo Switch用RPG「コズミック・ファンタジーCOLLECTION(仮称)」を12月に発売予定。
コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ
シリーズ1作目。1990年3月30日に発売。主人公はユウとサヤ。2018年7月24日よりプロジェクトEGGにて配信開始。
コズミック・ファンタジー2 冒険少年バン
1991年4月5日に発売。主人公はバンとリムで、前作の主人公であるユウ、サヤ、もんもも登場する。
コズミック・ファンタジー・ストーリーズ
1992年3月27日にメガCDで発売された。既発売の1・2を一つにまとめたもの。
コズミックファンタジービジュアル集
1992年2月12日に発売された。1と2のビジュアルシーンを集めたもの。
コズミック・ファンタジー3 冒険少年レイ
1992年9月25日に発売。『コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ』より過去の話。主人公はレイとマイ(ユウの両親)。
コズミック・ファンタジー4 銀河少年伝説突入編 伝説へのプレリュード
1994年6月10日に発売。ユウ・サヤ・もんもの「アルジャーノンチーム」が主人公。
コズミック・ファンタジー4 銀河少年伝説激闘編 光の宇宙(うみ)の中で…
1994年11月25日に発売。現時点でのシリーズ最後の作品。バン・リム・ピックの「リトルフォックスチーム」が主人公。
関連リンク
コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ | プロジェクトEGG | レトロゲーム配信サイト
コズミック・ファンタジー2 冒険少年バン | プロジェクトEGG | レトロゲーム配信サイト
pixivでは
- pixivではコズミックファンタジーのタグで作品が登録されている。ビジュアルメインのゲームで、さらにヒロインのシャワーシーンやお色気シーンも毎回あるのがお約束というゲームであるため、R18作品も多数投稿されている。
- 一般向けRPGでありながら、前半部のヒロインラーラがガラムに拉致されたうえ、強姦されてしまうなど、プレイヤーに多くの衝撃とトラウマを与えた。
関連リンク
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