概要
重破斬(ギガ・スレイブ)のリスクを知ったリナ=インバースが、異界見聞録(クレア・バイブル)の写本の知識で作った呪文である。最初は不完全であったが、のちに原本の知識を応用して完成した虚無の魔法。故に、ほぼ彼女専用の魔法である。作成には「金色の魔王」の力を利用している。
当初は、呪文は出来ていたが魔力が足りずに使用出来なかったが、ゼロスから買い取った魔血玉(タリスマン)によって使用可能となる。それ以降は重破斬に代わるリナの切り札となる。
まず魔血玉で魔力をブーストし、両手にショートソード大(アニメではバスターソード大、原作16巻は不完全版がショートソード大で完全版がバスターソード大)の虚無を作成。それをもって対象を空間ごと切り裂く。
リナの持つ魔血玉の力を持ってしても、維持に魔力をどんどん吸われるらしく、存在できる虚無の刃の維持時間は振り下ろす数秒である。
近接専用であるため、術者がある程度剣術を使えなければ当てることも難しく、剣技において上回る敵に対しては度々避けられている。
一度斬られれば斬った部分を存在ごと虚無に返すので、魔族にも有効で、下級魔族なら一発で滅ぼし、魔王の腹心ですら致命傷を与えられる恐るべき威力を発揮する。
原作では第二部のラストで魔血玉を失ったため、その後の事件では一度使えなくなってしまったが、ある方法によって限定的な条件で再び使用が可能となる。
登場時期の都合上、外伝で使用されることがないからか、竜破斬ほどの知名度こそないが、不人気な訳ではないようで、ピクシブではその魔法が描かれた作品がいくつか見受けられる。
詠唱
悪夢の王の一片よ
天空の戒め解き放たれし
凍れる黒き虚ろの刃よ
我が力、我が身となりて
共に滅びの道を歩まん
神々の魂すらも打ち砕き
- 一行目は完全版で追加された一文。
- 二行目は「そらのいましめ」と読む。
文献により揺れがあり「天空の」と書かれているものと「世界の」と書かれているものがある。読み(ルビ)は同じ
関連イラスト
別名・表記ゆれ
ラグナブレード ラグナ・ブレード 神滅斬(ラグナ・ブレード)
など。
ピクシブではタグがつけられている作品もあれば、この呪文らしきイラストが描かれてはいるが、タグがつけられていない作品もあるので、検索には少し手間がかかる模様。