「豚のように騒ぐな、鬱陶しい」
「矢野健太郎と今井美也子……この名に憶えはあるか?」
「貴様が食い物にした女と貴様を追っていた男だよ! 知らない訳がねえだろうが!」
「それを殺人教唆と言うんだ! 馬鹿め!!」
「なんだとこの野郎……!! 流川……バット借せ」
「そんな嬉しそうな声を出すな……すぐに分かるさ」
「なに、大したことじゃない。その輪に高濃度のフッ酸を塗っておいたのさ」
「おい、ラストチャンスだ。視聴者に聞いてみようじゃないか……お前が死ぬ映像を見たいかどうか、サイトのSNSでつぶやけ」
「残念だったなあ。お前が言うように……皆が望むモノを届けないと」
対象
アダルトサイトに投稿された動画を理由に「今井美也子」を恐喝、強姦して自殺に追い込んだ上その婚約者「矢野健太郎」を半グレに殺させたアダルトサイトの管理人に執行。
概要
首を締めることで窒息死を狙う絞殺用の拷問器具。金属や木製の頑丈な椅子に罪人を固定し、その背もたれから対象である罪人の首に金属の薄い板をかけた後に、背もたれの後ろのネジを巻き上げることで、その板が首を締め上げる仕組みになっている。これを使用するだけでも窒息死までに長く苦痛を感じることになるのだが、
経過
動画内では首を締める箇所に極めて毒性の強い高濃度のフッ酸を塗布していたため、対象の罪人は首を締められたことによる苦痛に加えてフッ酸の腐食作用による激痛に苦しむことになった。さらに拷問実行前の尋問で罪人がふざけた返答をしたため、伊集院はほとんどの髪の毛を毛根ごと素手で毟り取った上に、「外道に歯はいらない」という理由で付加刑として罪人の顔面をバットで殴り、全ての歯をへし折っている。また、罪人は伊集院からの脅しで、自身が死ぬところを見たいか自身のSNSで質問することになったが、罪が極めて悪質だったか、はたまたユーザーたちの悪趣味が災いしたか「見たい」のコメントで溢れる結果となった。伊集院はそれに応えるよう一気に罪人の首を締め上げたため、罪人はその後首が千切れる寸前に絶命した。ちなみに、その一部始終を撮影した動画はSNS上で一般に公開されたが、この件について伊集院は逮捕どころか警察の取り調べを受けることすらなかった。
余談
尚、この動画では依頼人が伊集院と面会する前に殺害されており、依頼人が殺害されたのは初めてのケースである。しかし、後述の炭火責めの回とは異なり依頼人を殺害した半グレは拷問の対象にはならなかった。また、被害者女性との性行為の様をネット上に流出させたある意味今回のエピソードの元凶とも言える被害者女性の元交際相手の男について触れられることはなかった。