自業自得
じごうじとく
慣用句の一つ。元は仏教用語。
概要
自身の悪い行いの報いを自身で受けることという意味での使用が一般的だが、本来は善悪問わず、自らの行いの結果が返ってくるという意味なので注意。今の意味ならば「自業自損」と言い換えたくなるかもしれないが、原義のようにこの得は損得ではなく得ることを意味しているので間違ってはいない。
その為、この言葉は他人に使う言葉ではなく、自分自身に言い聞かせる為の物である。
よって、自分以外の誰かに対してこの言葉を使うのはタブーである。だが、間違って伝わっている為か、未だに他人に対し使用し続けている人間が居るのもまた事実である。
他人に対して「自業自得」と言う言葉を使用した場合はトラブルの元となる事が多く(相手が本来の意味・用法を知っていれば尚更)、いくらその人物が招いた結果だとしてもこの「自業自得」で終わらせてしまうのは勧められない。
人を怒らせる危険性が高い言葉である以上、使用は全力で控えた方が良いだろう。
誰だってトラブルは避けたいものである。