概要
ここから先はネタバレ注意である。
キュリアとは本作におけるラスボス、ガイアデルムが使役する他者の生命エネルギーを摂取する寄生生物。正確には蚊のようなものである。サンブレイク中盤では、王域生物の暴走がメル・ゼナが操っているキュリアが原因であると語られていた。キュリアはその者のエネルギーを吸うと同時に自身の毒を対象に流し込む。これは蚊の血を吸う前に蟻酸を注入する工程に似ている。この毒は特殊な神経毒でこれを注入されたモンスターは体に異常きたし、非常に獰猛になってしまう。モンスターが獰猛化するとその毒は完全に血液中に溶け込み暴走する。ただしこの毒を人間に注入すると血液に溶け込むことはなくなり人体に悪影響を及ぼし意識を失う。最悪の場合死んでしまうこともある。城塞高地が滅んでから間も無くして王国周辺に起こった疫病は幼体であったキュリアが人体の中に入ってもたらされた病気である。薬師のタドリ曰くこの毒はエスピナスが持つ毒に匹敵するような強力な毒で相殺することができるらしい。通常キュリアに吸われ続ければその者は全てを抜き取られ死ぬがメル・ゼナは少なからず抵抗があったのかそれを活用して狩りの道具にしていたようである。メル・ゼナの持つ古龍由来のエネルギーが豊富で吸い取るまでに時間を要していたとも推察できる。当時は吸われた命は全てメル・ゼナに還元されると考えられていたが終盤ではメル・ゼナまでもが吸われる側であったことが判明した。そしてメル・ゼナの豊富な古龍エネルギーは全てガイアデルムに還元され結果的にガイアデルムが食事を集めさせていた形となった。
キュリアによる影響
キュリアは宿主を求めて徘徊するが大体の場合その者は吸われ尽くして死ぬが稀に他の生物のエネルギーを吸うための架橋として利用されている個体も確認されている。それが”傀異化”である。正確にはキュリアがより多くのエネルギーを吸う為にその宿主を暴走させ無理矢理動かされている個体である。過度なエネルギーを流されたり吸われたりしているため寿命は短いが個体としてはかなり強力な個体である。傀異化の体力が多いのはこれが原因であり。普通ならば力尽きるところを無理矢理生かされているので負荷は相当であろう。
二種類のキュリア
大体のキュリアは吸うことに特化したキュリアでその光景は何度もみるだろう。しかし他者から吸いまくりエネルギーを充分に蓄えたキュリアはガイアデルムに還元する為に形態を変えることがある。形態を変えたキュリアは体が結晶化していてガイアデルムの体にへばりついている。この結晶化したキュリアは多くのエネルギーを秘めていることから極めて高い爆発性を持っていて、エネルギー補給のためにガイアデルムがキュリアを吸う際それを吸い込むと爆発しダウンさせる程のものである。ガイアデルムの第1形態はその爆発を利用し、強靭な翼脚で爆発を起こして攻撃してくる。しかしこれは諸刃の剣とも言えるのでガイアデルムに沢山の攻撃を加え結晶化したキュリアを多く落とし意図的にダウンを狙うことが出来るので活用したいところ。