mdiappの作者が製作した、完全無料のペイントツールである。
2011年11月に公開され、pixivの使用ツールリストにも載った。
WindowsおよびMacintosh(OS X)に対応する。
なおMacintosh版は64bit専用であり、64bitCPUが必須である。
Windows版は現時点では32bit版のみである(64bitネイティブ対応ではないだけで、64bit環境でも使用は可能)。
主な特徴
一般的なペイントソフトウェアの機能は一通りそろえているが、それ以外の大きな特徴としては
- 徹底したシンプルUI
- マルチコアCPUネイティブ対応
- ペンタブレット対応(筆圧、手ぶれ補正)
- レイヤー、クリッピング機能
- キャンバスの回転表示(30°単位)、左右反転表示が可能
- 並行/十字/消失点/集中線に対するスナップ(定規)が可能
- 塗りつぶしツールの塗り残し低減機能
- 多言語対応(9ヶ国語)
- Adobe Photoshop psd形式入出力可能(ただし、あくまで読み込みと書き出しを目的としたもので、通常の保存形式としては推奨されていない)
- 起動時に広告が表示される
という点が挙げられる。
その一方で、文字ツールが実装されていないなどの問題もある。しかしFireAlpacaはまだ公開から間もないツールであり、更新も頻繁に行われているため、今後新たな機能が実装される余地は十分にある。
なおCMYKカラーには対応していないため、CMYKモードのpsdファイルは開くことが出来ない。
開発費用は起動時の広告収入から捻出されており、作者は今後本ツールを有料化するつもりは無い旨を表明している。