バーガディシュ
ばーがでぃしゅ
『戦闘妖精・雪風』の登場人物。
概要
フェアリィ空軍(FAF)特殊戦3番機スーパーシルフ「雪風」のフライトオフィサを務める男性。フルネームはリチャード・バーガディシュ。階級は少尉(FAFでは最低階級)。
アニメ版での声優は桐本琢也。
過去の経歴は作中で語られていないが、恐らく深井零と同様に元犯罪者であり、「他人に興味を持たない非人間的な人格」を持つ典型的なブーメラン戦士(特殊戦隊員)。零よりも冷淡な性格であり、殆ど会話シーンも無かったので人物像が掘り下げられることは無かった。
第一巻「戦闘妖精・雪風」の終盤で暴走した雪風にベイルアウトさせられ、地上で戦闘の余波に巻き込まれて重傷を負ってしまう。そのまま零と共にジャムの不可知領域へ幽閉され、戦死したFAF隊員を模した複製人間(ジャミーズ)に捕えられるも、やがて絶命した。
その後、彼の死体は零に供するチキンブロスの材料にされてしまった。これは光学異性体であるジャムが人間の吸収できるアミノ酸(タンパク質)を生産できなかったため。零は彼の味を「うまかった。食事の名に値した」と評している(ただし、真相を知った後は流石に嘔吐していた)。
その後、ジャムはバーガディシュを基にした複製人間を作り出したものの、ジャムによってFAFへの復讐心を刷り込まれていたせいか同胞を射殺するなど本来のバーガディシュより残忍・冷酷な言動を見せていた。最期はロンバート大佐に裏切られ射殺された。
ネット上では、日本人の耳慣れない料理であるチキンブロスといえば彼、と関連付けられてしまっており、「チキンブロス少尉」という禍々しい渾名まで付けられている。