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概要編集

SF小説戦闘妖精・雪風』に登場する戦術偵察機

正式名称はFFR-31MR/Dスーパーシルフ

原作とOVA版では設定が多少異なる為、本記事では特記ない限り原作版の設定を記述する。


フェアリィ空軍(FAF)の主力戦闘機FFR-31 シルフィードのうち、高い性能を誇る初期生産型(オリジナル・シルフィード)を戦術偵察用に改修した機体が「スーパーシルフ」と呼ばれる。製造された13機は全て特殊戦第五飛行戦隊(通称ブーメラン戦隊)に配備されている。これら13機のスーパーシルフのうち、3番機ことパーソナルネーム「雪風」が本作の主役機である。コクピットはパイロット・フライトオフィサ(電子戦員)の二人乗り。


原型機のシルフィード自体がFAF最強の戦闘機と言われているが、スーパーシルフはより高度な電子頭脳を搭載しており、その性能は全くの別物と評される。最強の名に恥じない高度な武装と電子装備を備えているものの、それらの装備は「機体とパイロット、収集した電子情報を守る」為だけに用いられ、積極的に戦闘を挑む為ではない。もちろん友軍の支援を行う事も無い(ただ管制官が見落としていて、なおかつ放置しておくと危険な事柄については、警告くらいはするらしい)。特殊戦は戦場での情報収集「のみ」を至上の任務としており、そのため敵との交戦は徹底して避けるよう厳命されている。もちろん友軍にとっては全く頼れるものではなく、負けそうなときには自分だけさっさと逃げるため「役立たず」等といって蔑んでいる。


これは場合によっては友軍を盾に使い、味方が全滅しても自分だけ帰還する事が許されている為で、この非情な任務ゆえパイロットには非人間的な人間、例えるなら『間違って人間に生まれてきた機械』といえるほど冷酷、しかし優秀な人間が選ばれる。無論そんな素質をもった人間は極少数で、しかも犯罪者とあっては更に希少であるため、特殊戦では常に人材不足に悩まされている。


基本的な武装は各種空対空ミサイルや20ミリバルカン砲。設定上は空対地ミサイルや高精度誘導爆弾の装備も可能なほか、TARPS(戦術航空偵察ポッド)等の搭載も可能。後継機としてFFR-41メイヴが開発されている。


原作版での外見はF-14F-15などの第四世代ジェット戦闘機に似ているが、OVA『戦闘妖精雪風』ではより近未来的なデザインになっている。また、「雪風」の文字は原作だとコックピット下に小さく書かれているだけなのだが、OVAではエンブレムのごとく機首部分に大きく描かれている。ちなみにこの字はブッカー少佐の手によるもの。


スーパーシルフちゃん編集

スーパーシルフちゃん

OVA『戦闘妖精少女たすけて!メイヴちゃん』の登場人物。

上記のFFR-31MR/Dスーパーシルフを擬人化したキャラクター。

担当声優は大原さやか


妖精少女の中で最も長身で、最も巨乳。

おっとりした性格でマイペース。戦闘への参加も消極的。


なお、彼女のパンツには原作小説の著者・神林長平が直筆した「雪風」の文字、加えてサインと印鑑が記載されている。先生何やってんすか


関連タグ編集

戦闘妖精・雪風 メイヴ 戦闘妖精少女

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