橘つかさ作品のC82参加予定作品「SAND LöWE」お試し版 で、ザントゥロウェーヴェ型のガイノイドが強化外骨格装着時に着るウエアのこと。
ガイノイド・強化外骨格 間の信号のやりとりを仲立ちし、変換し接続するためのウエア。
強化外骨格とセットで制御信号や情報信号を変換する役割を果たす。
本来は、通信プロトコルの違う強化外骨格が開発された際に、ガイノイド側のアプリケーションを変更すること無く、ウエアで変換して運用するためのもの。ただし、強化外骨格が現行一機種しか開発されていないので、このウエアも一種類しか無い。将来的には、違う強化外骨格装着時にはそれに合ったウエアを装着することになる。
ザントゥロウェーヴェタイプのガイノイドが動作にカーボンナノチューブアクチュエーターが使用され、それの動作信号をウエアが読み取り、変換して強化外骨格のそれぞれの場所に伝える形になっているので、通信線という物が存在しない、面と場所で直接的に信号のやりとりが行われているので、損傷に強い伝導形式とも言える。
また、強化外骨格同士が無線通信でリンクを張ることが出来、その接続形態がカスケード接続に似ているところも名前の由来となっている。
強化外骨格はカスケードリンゲル液という粘性の高い液体状の伝達物質で満たされており、ガイノイド達はこのウエアを装着して強化外骨格に浸かり動作する。カスケードリンゲル液は信号の伝導材として、そして緩衝材の役割も果たす。
カスケードリンゲル液は色は黒。高い粘性があり、浸かっても塗れるようなことは無い。
カスケードスーツは高い伸縮性があり、ザントゥロウェーヴェに内蔵されているプログレッシブナイフで切断することが出来ない。
また、要所要所にプロテクタがあり、強化外骨格放棄時にそのまま戦闘行動が出来る仕様となっている。
このプロテクタは別のパーツから成り、カスケードスーツ装着後、その上から装着する形式を取っているが、まとめて、カスケードスーツと呼んでいる。