ミストドラゴンとは、RPG『ファイナルファンタジー4』に登場する、召喚士に使役される幻獣の一体。その名の通り、霧(ミスト)の性質を備えた青白い色をしたドラゴンである。
作中では、ミストの村へと向かう主人公たちの前に立ちふさがるボスとしてまず登場し、実体化と非実体化を繰り返す変幻自在な戦い方で翻弄する。
これを倒してミストの村へと到達すると、このドラゴンは村の召喚士の一人に召喚されたものであること、ドラゴンが倒されたことで召喚士も亡くなったこと、そしてその召喚士が恐れていた(であろう)通り、主人公たちは村へ破滅をもたらしに来たこと(主人公たちが村へ届けるように預かっていた「ボムの指輪」は一種の爆弾のようなものであり、着いた途端村を火の海にした)という恐るべき事実が判明する。この召喚士が、パーティーキャラの一人リディアの母である。
次いで、紆余曲折あってリディアが物語の舞台に戻って来た時、彼女の幻獣として、パーティを苦しめていた黒竜をブレスで一蹴すると言う華麗な役で登場する。この幻獣が最初のボスと同一の存在であるかどうかは明言されていないが、リディアの母と重ねるような見方が人気であるようだ。