三位一体(妖怪)

さんみいったい

水木大御所氏の妖怪辞典などに記載される三人一組の妖怪。

概要

マレーシアのジャングルの平地に棲んでいるとされる三人一組(の様に見える)怪物の一種。

とんがり頭をしたリーダー格が両脇に坊主頭の子分を引き連れているという姿をしているが、よくよく観察してみると、3人で手は2本しかなく、軸になっているらしい中心のリーダー格の両腕が両脇の2人の体を通って伸びて繋がっているという珍妙な容姿をしており、その名の通り3人がバラバラになって行動することは無い。

ユーモラスな外見をしているが、性質は極めて凶悪で危険な存在で、夜道を1人で歩いていると突然道を塞ぐようにして出現して行く手を阻んだ上で取り囲み、逃げられないようにした上で食い殺してしまうという非常に恐ろしい存在であり、特に女性が狙われやすいという。

現地での呼び名はベス・ベランカイ（Bès Berangkai）である。