「ピカピカの顔しやがって…シンゴ あいつだけは最後まで 面倒見たかったな……」
「進んだじゃねーか 一歩」
演(舞台):君沢ユウキ
人物
「弱虫ペダル SPARE BIKE」金城編に登場したキャラクター。
金城真護が中学2年生の時に憧れていた社会人で、小野田坂道にとっての巻島裕介ポジションに当たる人物である。
少し長めの前髪と耳まで隠れるヘアスタイルに細目が特徴だが、前髪についてはその長さから事あるごとに息を吹きかけるほど本人としてもウザイ模様。具体的な身長は不明だが、中学時代の金城の身長が自身の胸元の位置にあるくらいの長身である(SPARE.26及び27)。
特技は走り去るロードレーサーのスペックを一瞬で見極めること。ただし何の役には立ってないことは自覚している。
概要
地元の自転車店内のサイクリングチームに所属し金城のことを「シンゴ」と呼び、自転車に乗るときのイロハを厳しく教えた人でもある(曰く、本気でやらないと伝わらないという思いから)。
実は元プロ選手でエースとして活躍しており、チームがある店にその当時所属していたジャージ(直筆サイン入り)が飾られている。
愛車がTREKで、金城がTREKに乗っているのも実は彼の影響が大きい。
金城のTREK購入と時を同じくして勤務先の本社のある神戸に転勤することになり金城のモチベーションが下がった時期もあったが、そこは「絶対にあきらめない男」と金城の素質を見抜いている。金城自身もこの時のことを巻島が海外に行ってしまい同じ状況にあった坂道に話し、少しずつではあったがモチベーションを回復させている。
金城3年のインターハイではネットニュースを追いかけてた模様で、優勝報告の電話をかけた金城におめでとうを伝えている。
2022年にスペアバイク10周年を迎えた別冊少年チャンピオン9月号のSPARE.119にて金城と5年ぶりに再会。その会話の中で金城から今も自転車に乗ってるのかを聞かれ、地域の人に頼まれて小中学生に自らも乗りながら自転車の正しい乗り方(礼節や安全なコントロールフィジカルのトレーニング)を教えていると返す。この際、誰かが自身のことを元選手であることを言いふらしたことによるもので引き受けることになったとか。
この話はちょうど筑波山ロードレースのクライマックスを迎えるあたりの話で本来ならSPARE.118だったが、このエピソードを入れるにあたり連載話を入れ替えている。
関係人物
浜田(はまだ)
小関や金城が所属していたサイクリングチームを主宰する自転車店の店主。チョビ髭でメガネを頭の上に乗せている姿が特徴で、小関のいたプロチームでメカニックをやっていた過去もある。
小関を「小関ちゃん」、金城を「シンゴ」と呼んでいる。
コーヒーを淹れるのが上手く、チョコには目がない。
金城が小関の神戸転勤でモチベーションを落として自転車をやめようとしていたことを見抜いており、最後のレースとして出場した地元大会で途中落車した際はせめて完走しろと声をかけた。その結果金城は完走し、自転車も続けていくことを決心した。
その他
別冊少年チャンピオン2015年9月号(金城編3)では本誌の表紙に登場している。