イメージファイトとは、1988年にアイレムが開発、販売した縦スクロールシューティングゲームである。
また、本項目で続編である『イメージファイトⅡ』に関しての記述も行う。
概要
全8ステージ(+補習ステージ) 8方向レバーと2つのボタンで自機を操作する。
R-TYPEで好評を博したアイレムが製作した作品であり、縦スクロールSTGには珍しく地形が存在する。
各ステージの地形や敵の配置、ボスの攻撃パターンをひたすら覚え、攻略パターンを構築していくのが基本プレイのスタイルとなる。
ストーリー
20XX年、東西陣営の軍拡競争が続く中、突如として月にある西側の月面基地が大爆発を起こす。
月が4つの大きな破片と無数のアステロイドと化し、混乱する人類に正体不明の敵が突如として襲い掛かる。
軌道上にある施設が次々と破壊されていく中、偵察衛星がかつての月面基地のマザーコンピューターに植物のようなものが寄生している姿に気付く。
事態を重く見た西側諸国は、最新鋭戦闘機OF-1”ダイダロス”を用意。 戦闘訓練をクリアした者達が、次々に実戦へと出撃していくのであった・・・
システム
スピードチェンジ
同作品を象徴するシステムの一つ、ボタンを押すごとに1~4速、反対に4~1速と自機の移動速度を変化させることが可能。
また変更をした際に機体後方から噴射炎が発生し、この噴射にも攻撃判定が存在するので攻略に役立てる事が出来る。
ポッド
他のSTGにおける『オプション』に当たる装備。 方向レバーの入力とは逆方向にショットを発射する赤、前方固定の青の2種類が存在し、最大で三個装備が可能。
また、ショットボタンとスピードチェンジボタンを同時に押すと左右のポッドが射出される(ポッドシュート)。
イメージファイトⅡ
直接的な続編であり、1992年にPCエンジンCD-ROM²オリジナルタイトルとして発売された。
基本的なシステムはそのまま継承されているものの、ステージ数や難易度は大幅にアップしており、ステージ間ではフルボイスのデモが入る。
ちなみに当時のキャッチコピーは『求む! 脳の丈夫な若者!!』
ストーリー
前作の戦いから3年後の2051年、復興目覚しい人類に新たな脅威が訪れようとしていた。
外宇宙探査望遠鏡が、射手座方向宙域に多数の物体が地球に近づいているのを発見する。
それは3年前、月のマザーコンピューターに寄生していたエイリアンと同じものだった。
あの戦いは、単なる前哨戦に過ぎなかった。
地球に迫る『エイリアンフォース』に対抗するべく、人類はOF-1の後継機であるOF-3”ガルーダ”を開発。 主人公ショウ・サワムラも、来るべき戦いに備えるべく訓練を行うのだった・・・