「次は、お前が我輩と戦うのか?」
「おで、マルタ」
概要
鬼族の首領である「鬼神」。北方大地の最東端の鬼ヶ島に住む鬼族をまとめて、鬼族や同盟関係にあるビヘイリル王国を守っている。
容姿
片角に禿げ頭が特徴で、赤い肌の筋肉に包まれた3メートル近い大木のような巨体に、丸太のような腕を持つ。なお、鬼族は赤黒い髪を持つ種族なので種族特徴で髪がないわけではない。
人物像
魔神語では一人称は「我輩」の威厳のある話し方だが、人間語では一人称は「おで」でなまった片言の話し方で言語によって印象が異なる。また、暴れだしたら見境のない乱暴者だが、非戦闘員とは戦おうとしない心優し性格で、言語や状況によって印象の異なる面を複数持つ。
戦闘能力
戦闘種族の鬼族の頂点に立つだけあり、七大列強下位クラスの極めて高い戦闘能力の持ち主。
戦闘スタイルは技や魔術を使わない肉弾戦が得意な「パワーの化物」で、暴風の様に周囲をなぎ倒す圧倒的な怪力と、地竜を一撃で倒す北帝ドーガの攻撃で傷一つつかない耐久力に、巨体に似合わぬ軽快な動きで敵を吹っ飛ばす。
作中では怪力の神子のザノバと北帝のドーガの2人が相手でも簡単に吹っ飛ばした(ただし作者によると純粋な力ではザノバのほうが上らしい)。