概要
イメージ声優:國分優香里
リリスの婚約者でありバスターナイトに変身する14歳の少年。「元72柱」アリトン家の当主の妾の間に生まれた悪魔。使い魔はラプラス。
容姿
濃い茶髪に真紅の瞳、きりっとした顔が特徴の美男子。私服は黒を基調とするデニムとインナー、その上からジャケットを羽織ったラフなスタイル。
性格
一人称は「オレ」、二人称ではリリスを「リリス(幼少の頃はリリスちゃんと呼んでいた)」、はるかを「はるか」、テミスを「テミス」、春人を「春人」、レイを「レイ」、クラレンスを「クラレンス」、ラプラスを「ラプラス」、ピットを「ピット」、カタルシスを「カタルシス」、ベルーダを「ドクターベルーダ」と呼んでいる。
本名は「デヴィル・ブラックサクヤ・オブ・ザ・アリトン(Devil Black Sakuya of the Ariton)」であり、人間界では戸籍を得るために「十六夜朔夜」と名を替えている。
悪魔とは思えないほど誠実かつ紳士であり、リリス曰く自分の欲に欠ける事と頑張りすぎて無茶をする癖があるところ以外は容姿・性格・能力に至るまで完璧である。中でも料理の腕前はプロ級で、作るたびにリリス達の舌を唸らせている。リリスとともにデーモンパージを逃れた際にドイツに移住した経緯から彼女と同じくドイツ語を理解でき、さらに黒薔薇町に越してくる一年前までイタリアのトスカーナに住んでいた事からイタリア語が堪能。
リリス達とは学区が異なる男子校の「市立黒薔薇第一中学校」に通っており、普段は伊達眼鏡をかけて過ごしている。校内だけでなく校外の女子生徒からは人気者であり男友達もいるが、放課後のほとんどはリリス達と一緒に過ごす時間が多い。
純血主義が根強い悪魔の間では妾の子というだけで不遇な目に遭っており、幼少期は養父母を含む親戚一家や同世代の悪魔の子から疎まれ「汚れた血」と罵られていた。ひどい虐待を受けた結果、不要な怒りを買うのを避けるため、無意識のうち感情を封印し、常に沈黙を貫くようになる。そんな時にリリスによって救われ、以来彼女と親しい関係となり、彼女の家族の一員としてベリアル家で居候するようになった。彼女の家に居候するようになってから徐々に感情を取り戻していく。しばらくして、ラプラスと使い魔の契約を交わした。
リリスと共に洗礼教会による報復から逃れ地球に渡ったが、家族を殺され、故郷を無くした彼女の心の傷を癒し彼女自身に降りかかるあらゆる脅威から守りたいという一心からラプラスとともに彼女の元を離れる。その後は洗礼教会の追撃をかわしながら、世界各地を転々とし、厳しい修行の末にバスターナイトの力を手に入れたとの事。しかし、実際は朔夜が自発的に変身能力を手に入れたわけではない事がラプラスの回想で判明している。リリス同様に身内や同族、または彼女の友人であるはるかの事を大切にしているが、特にリリスには並々ならぬ愛情を抱いている。このため、彼女が全力で自分に甘えてくることを何よりも誇りに思っている。
基本的にはリリスの自由意思を尊重しているが、彼女を守る事に関しては一切の妥協も許さず、彼女の意思を無視してでも自分の身を盾にする事も厭わない。完全無欠と思われがちだが、リリスの水着姿や肌が大きく露出した格好を見ると赤面したり、興奮して鼻血を出してしまうなど年頃の少年らしい一面もある。
趣味であるバイオリンの腕前は天才的で、得意なレクイエムは聴く者全ての心を奪う。バイオリンだけではなく、レイの声優仲間の結婚披露宴に参加した際にはピアノで難易度の高いシューベルトの「魔王」を楽譜を見ずに披露し、レイの伴奏をやってのけた。
イメージモデルは、「家庭教師ヒットマンREBORN!」の主人公「沢田綱吉」がハイパー化したときの状態。
『ディアブロスプリキュア外伝 BUSTER KNIGHT RISES』
同作品の主人公として登場。リリスと再会する1年前、イタリアのトスカーナで修行をしていた頃の朔夜について克明に描写されている。