概要
本作のもう1人の主人公で14歳の少女。悪原リリスとは小学校時代からの幼馴染みで親友。使い魔はクラレンス。
プロフィール
人物像
快活で気さく、他人想いの優しい子であり、また非常に正義感が強く図太い性格。私立シュヴァルツ学園では風紀委員を務めている。誰とでもすぐに仲良くなれる一方、感情の赴くままに行動することから、冷静さを失うと暴走しがちになってしまう。この事を危惧するリリスからはしばしば制止を求められる。親友のリリスとテミスの胸と自分の胸を無言で見比べることがあり、貧乳であることを気にしている。
リリスほどではないにしろ、学業は全般的に優秀。その反面運動が苦手であるが、プリキュアの活動を通して克服しつつある。
悪魔であるリリスや使い魔のレイ、クラレンスを差別なく接しており、中でも親友のリリスとは小学一年生の頃から二人三脚で歩んできたことから彼女への情愛はとりわけ強く、レイに次いで一人身の彼女の寂しさを理解している。時折リリスの口車に乗せられ気がつかぬうちに利用される事はあるものの、無意識にすべてを受け入れ包容する優しさがリリスの成長に寄与している。また、先入観をあまり持たないため、その行動力で敵側だった神の密使所属のクリーチャー・カタルシスの心をも動かし、彼を改心させた。
使い魔であるクラレンスへの情愛は非常に強く、当初は人間態である彼に恋心を抱いたほどだった。しかし、ザッハによって神秘の貴石を奪われた彼を救う事が出来なかった無力さを激しく悔やみ、以来二度と後悔したくないという思いからプリキュアとしてリリスと共に洗礼教会と戦う事を受け入れ、「ディアブロスプリキュア」を結成する。
クラレンスが使い魔となって以降、ちゃっかりプリキュアの力を使って両親の記憶を操作し、居候兼家庭教師としてクラレンスを家に置いている。
元々プリキュアになりたいという願いを抱えていたが、実は彼女はテミス同様にプリキュアに必要な条件である「神の欠片」を最初から体内に所有していた事がのちに判明。よって、はるかはなるべくしてプリキュアに覚醒したという事になる。
第17話では洗礼教会に拉致された使い魔達を救出する際にキュアケルビムと対峙し、何らかのアクションを起こして彼女と共にリリス達に活路を見出した。
第20話では冥界の監獄「ハデス」から脱獄したイドラ一味を討伐するため、リリス・レイ・クラレンス・ラプラスとともに黒薔薇町郊外にあるアジトへ乗り込む。リリス達がイドラの手にかかって敗北する中、イドラの非道な手段に怒り、クラレンスの魔法石より生み出されたヴァルキリアリングを使って「ヴァルキリアフォーム」に変身し、それまでと見違えるほどの強さを見せ、イドラから勝利を収めた。
第27話および第28話ではザッハが操る幽霊船が町を襲来した折、少女を庇って魂を奪われる。その後、自分と町の人々の魂を取り返しに来たリリスたちの活躍もあり、ザッハによって幽閉された魂は無事に解放され元の肉体へと戻った。
第39話では幼稚園時代の親友・森京香と十年ぶりに再会を果たす。しかし、京香がクリーチャーに類する存在・イミテーションと化した事にショックを抱く。その後、襲撃を受けそうになったところを駆け付けたリリスによって救われる。やがて、プリキュアの力で京香を救おうと試みるも仲間を守る為に止む無く彼女を手にかける。のちにベルーダの口から彼女が既に一年前に死亡していた状況とはいえ、その行動の動機の主体が自分の感情であったこともあり、はるかは心に大きな傷を抱き、京香の死に対し深い自責の念を抱える事となった。
第42話および第43話ではクリーチャー・カタルシスに命の尊さを伝えるとともに彼の心を改心させる。そして、彼の命を狙うアパシーから守る為に逃亡激を繰り広げる。やがてカタルシスを思う一途な心からクラレンスによって生み出されたハイプリエステスリングにより「ハイプリエステスフォーム」の力へと覚醒。その力でカタルシスを粛清しようとしたアパシーを退けた。
洗礼教会との最終決戦では天界へと乗り込み、終始リリスと行動を共にする。また、アパシーとの決着を臨むカタルシスに必ず帰って来るようにと指切りをした。また、第46話の朔夜の回想によると、天界へ乗り込む直前に両親へ自分がディアブロスプリキュアの一員として活動してきたという事を打ち明けた事が明らかとなった。
最終話ではメンバーの中で唯一教会幹部と雌雄を決する戦闘を行わなかったものの、ゲヘナ内部でリリスへ攻撃しようとしたホセア=カオス・エンペラー・ドラゴンの意志細胞を自身の魔法で倒す活躍を見せた。
イメージモデルは、「家庭教師ヒットマンREBORN!」に登場する「三浦ハル」。
容姿
ブラウンのショートボブが特徴。私服はオレンジを基調としたカジュアルで動きやすい服を多く着ている。
嗜好
演歌が大好きで、リリスと朔夜のデートを盗み見している際、動物園で流れてきた『舟歌』を周囲が引くほど熱を入れて歌っている。さらに、結婚披露宴の席で歌唱曲に困ったレイに対し「乾杯」を薦めるなど十四歳の少女とは思えぬ選曲をした。
家族構成
父:天城晴彦(イメージCV:土田大)
母:天城翔子(イメージCV:行成とあ)
実家はごくごく平凡な一般家庭であり、サラリーマンの父・晴彦は一流商社に勤める営業マンで、出張で家を空けることもしばしば。
その為、母・翔子が留守を預かっている。リリスとも交流が深く、家族同然に彼女を可愛がっている。