ディアブロスプリキュア!の使い魔・協力者達の一覧
でぃあぶろすぷりきゅあのつかいまきょうりょくしゃたち
いずれも「ディアブロスプリキュア!」のパートナーで、テミスの妖精ピットを除いたレイ、クラレンス、ラプラスの3人はリリス、はるか、朔夜と契約を交わした使い魔である。だが、後にレイはリリスの本当の使い魔でないことが判明する。
レイ
イメージ声優:杉田智和
リリスの使い魔。雷を自在に操るスプライト・ドラゴンのオス。基本カラーは紺。
一人称は「私」。二人称ではリリスを「リリス様」、はるかを「はるか様」、朔夜を「イケメン王子」、テミスを「テミス氏」、春人を「春人」、クラレンスを「クラレンス」、ラプラスを「ご婦人」、ピットを「ピット」、カタルシスを「カタルシス」、ベルーダを「ニート博士」と呼んでいる。
普段はリリスの肩に乗るくらいの大きさの子竜の姿をしているが、真の姿は見上げるほどに巨大なドラゴンとなる。竜の姿以外にも様々な姿に変身する事が出来、戦闘時はリリスの剣や槍の姿となってリリスをサポートする。また、彼女の成長に伴い彼自身も成長する。人間態に変身した時は、スーツを着た青年の姿となる。リリスの身の回りの世話や、新規の契約者を募って日々様々な場所でビラ配りをしている。また家計を支える為に、バイトで始めた声優活動がいつの間にか本格化して、今ではそちらが本業となりつつある。
基本的に主人思いの性格で、純粋で優しく礼儀正しい。しかし、たまに空気を読まない破天荒でデリカシーの無いかつ図々しい行動をとってリリスやラプラスから叱咤されることもしばしば。仲間を思って自分の意見を強引に通そうとすることもあり、それが災いして正反対の性格の朔夜とは衝突することもあった。
一方的に朔夜をライバル視しており、当初は露骨に嫌味を言ってその都度リリスから制裁を受けていたが、彼の出生について知ってから態度を改めるようになった(しかし根本的な嫉妬心は変わっていない)。
朔夜の使い魔であるラプラスとは、何かと意見の食い違いや衝突が絶えず、顔を合わせる度に口論し合う様子はクラレンス曰く「痴話喧嘩」と称されている。
使い魔でありながら怪奇現象の類が大の苦手で、幽霊の存在を頑なに認めようとしない一面を持つ。
名前の由来は、数時の「0(れい)」。ベルーダ曰く、レイ自身が使い魔でも妖精でもない疑似生命体である事から「虚構」またや「空集合」という意味合いが含まれている。
戦闘時にレイが変身する姿でありレイの本来の姿。外見は青い鱗を持つ巨大なドラゴンであり、雷を自由に操る「スプライト・ドラゴン」と呼ばれる種である。戦闘力は高く空中戦を得意とする。また、機動力の高さを活かしいて背中にリリスや仲間を乗せて運ぶことが出来る。
使用技は口部から吐く、数億ボルトの雷撃「ブレス・オブ・サンダー」と、高電圧の電気を纏った体で直接体当たりを仕掛ける力技「ライトニング・タックル」。
クラレンス
イメージ声優:市瀬秀和
はるかの使い魔。世界でも希少な宝石を自在に生み出すカーバンクルのオス。基本カラーは米寿。
一人称は「私」。二人称ではリリスを「リリスさん」、はるかを「はるかさん」、朔夜を「朔夜さん」、テミスを「テミスさん」、春人を「春人さん」、レイを「レイさん」、ラプラスを「ラプラスさん」、ピット「ピットさん」、ベルーダを「ベルーダ博士」と呼んでいる。カタルシスだけはさん付けではなく「カタルシス」と呼び捨てにしている。
普段は額に神秘の貴石という宝石を埋めたネコのような姿をしている。人間態では銀髪の美少年の姿に変身し、戦闘時はキュアウィッチの所持する杖「キュアウィッチロッド」に埋め込まれた宝石に吸収される事で、彼女の魔力および魔力精度を高め制御する。また、額の宝石から自ら魔法石を生み出しキュアウィッチに未知なる力を与える。はるかがヴァルキリアフォームに覚醒した以後は「魔宝剣ヴァルキリアセイバー」、「魔錫杖ハイプリエステスワンド」に変身しキュアウィッチの装備武器となる。
神への信仰心がとても深い且つ篤く使い魔となる前は聖書を愛読していた。細身だが大食漢でもある。黒薔薇町へ来日して間もなくはるかと出会い、日本に不慣れであることや右も左もわからないところをはるかに助けられたことで友好関係となるも、後に敵と断定したリリスたちに殴り込みをかけられたのを前後して堕天使ザッハに神秘の貴石を奪われて死亡。はるかがプリキュアとして覚醒した後、彼女の使い魔として転生を果たす。
名前の由来は、『天使にラブ・ソングを…』の主人公のシスター名から。
ラプラス
イメージ声優:深見梨加
朔夜の使い魔。淫らな夢で人間を誘惑する妖魔サキュバス。基本カラーは白
一人称は「あたし」。二人称ではリリスを「リリスちゃん」、はるかを「はるか」、朔夜を「朔夜」、テミスを「テミス」、春人を「春人」、レイを「レイ/あんた」、クラレンスを「クラレンス」、ピットを「ピット」、ベルーダやそれ以外の第三者は大抵の場合「あんた」と呼び、自分と名前の響きが似ているという理由からラッセルを嫌悪し「アバズレ」と罵倒している。
本来は赤いコウモリの翼と頭に羊に似た角を生やした小悪魔のような姿をしているが、この姿になる事はほとんどなく、普段は人間態の姿で行動している。人間態で行動する時は明るいブリーチブロンドのロングヘアーでプロポーション抜群の美女。戦闘時は巨大な白いコウモリに変身しバスターナイトの背中に合体して飛行能力を与え、超音波攻撃と、高速飛行しながら翼を用いる斬撃や体当たりを繰り出す援護攻撃を行う。
朔夜の使い魔にして育ての親でもあり、リリスを除いてずけずけと言ったりなどの行為が許され数少ない人物である。朔夜とは性格が対照的であり、陽気で天然なおバカキャラ。さらに自由奔放で歯に衣着せぬ発言をしたりとレイ以上に破天荒で無秩序な行動を取り、時には犯罪行為を平然と行うなど多方面に問題を抱えており、その事で朔夜を始め周囲を悩ませる。また、リリスやクラレンス同様に健啖家。
使い魔であるにもかかわらず主人である朔夜の言う事はほとんど聞かない。さらには朔夜が万能すぎるゆえに、あらゆる点において欠点だらけ。方向音痴のため一人で買い物に行けず、家事に至っては壊滅的レベル。反面、自分の欲望に忠実であり悪魔として欲望に無頓着な傾向の朔夜に悪魔らしさを教える事に躍起になっている。
本来夜行性であるため、直射日光に弱い。人間態で活動するときは日除けのために日傘やサングラスを常時携帯し日焼け止めクリームをしている。かつて、お巡りさんにイタズラをしたことで怒られて警察が苦手になった。
生真面目なレイとは反りが合わず何かと喧嘩が絶えない。そのため、周りからはほとほと呆れられているが、全く仲が悪いわけでもない。
気分屋な反面お節介屋でもあり、恋愛話になると「恋のキューピッド」を自称して「小さな親切、大きなお世話」レベルの余計な手出しをする。このため、朔夜をして「死んでもゴメン」と言わしめている。しかし、ボーイフレンドは非常に多く、作中では十五股交際をやってのけている(しかも本人曰く、「(いつもより)ちょっと少ない」)。
名前の由来は、フランスの数学者のピエール=シモン・ラプラスによって提唱された「ラプラスの悪魔」から。
戦闘時にラプラスが変身する姿。外見は巨大な白いコウモリでバスターナイトの背中に合体して飛行能力を与え、超音波攻撃や竜巻を発生させる、更には高速飛行しながら体当たりを繰り出す援護攻撃を行う。
使用技は翼を羽ばたかせる事で竜巻を生み出す「テンペスト・ウィング」と、翼から鋭い矢状に変化したエネルギーを飛ばす「ウィンド・オブ・ペイン」、その他に翼を羽ばたかせる事で生まれる特殊超音波「ナスティ・ノイズ」や「ブラスト・ウィング」等がある
ピット
イメージ声優:明坂聡美
テミスのパートナーとして活躍する妖精。基本カラーは黄緑
一人称は「わたし/わたくし」。二人称ではテミスの事は「テミス様」と呼び、リリス達に対しては当初呼び捨てもしくは単に悪魔と呼んでいたが、「ディアブロスプリキュア」の一員となってから丁寧語で話すようになった。
普段はチョウの羽を持つリスのような妖精の姿で行動している。変身魔法が苦手なため、レイやラプラスのように人間態に変身して行動することはまれであるが、変身した際は片目を眼帯で覆った愛らしい少女となる事が出来る。戦闘の際には「聖弓ケルビムアロー」、「聖槍ジャベリン」、「聖剣フルンティング」に変身しキュアケルビムの装備武器となる。
テミスが洗礼教会と結託していた当初から彼女を支えており、戦闘時からプライベートでもテミスに助力している。テミスを心から慕っており、身の回りの世話まで献身的にこなす一方、テミスを無下に扱う事が多い洗礼教会には少なからず反感感情を抱いていた。何事も卒なくこなせるテミスと違い、頑張り屋ではあるが、器用な性格ではない為、失敗をする事も珍しくない。
当初悪魔への態度は厳しいものだったが、主人であるテミスの心境の変化に伴い徐々に緩和され、リリス達と和解し正式な仲間として迎え入れられてからは、テミス同様に態度も柔和。後半は「ディアブロスプリキュア」の一員としてテミスやリリス達を支えるようになる。
洗礼教会との最終決戦ではテミスと共にコヘレトを討つために尽力。クリーチャー化したコヘレトの強さの前に為す術もなく倒されそうになったテミスを見て、今は亡き神に対し「彼女に戦う力を与えて欲しい」と強く願った結果、テミスと融合してキュアケルビムの最強形態である「セラフィムモード」への覚醒を促した。
名前の由来は、『光神話 パルテナの鏡』の主人公ピットから。
いずれもプリキュアの正体を知り、協力している人々。
カタルシス
イメージ声優:長嶋高士
元・見えざる神の手直下の暗殺部隊「神の密使(アンガロス)」所属のクリーチャー。
一人称は「俺」。二人称ではリリス達を呼び捨てにしている。神の代行であるベルーダだけは「貴殿」と敬称で呼んでいた。
クリーチャー随一の巨躯と怪力を誇るカブラカンで、雷の力を操る。実力はアパシーと伯仲しているが戦いを好む性格ではなく、無益な殺生はしない。そのため本来の力を見せることは少ない。リリス達に愛情を教えられ、ディアブロスプリキュア側に寝返る。
名前の由来は、哲学および心理学において精神の「浄化」を意味する言葉「カタルシス」から。
悪原 レイ
イメージ声優:大谷美貴
最終話の終盤に登場。リリスと朔夜の間に生まれた息子。紅色のショートヘアで父・朔夜とよく似た顔立ちの美少年。
本名は「ディアブロス・ブレイブレイ・オブ・ザ・ベリアル(Diablos Brave Ray of the Belial)」。リリスの当初の希望通り、彼女の使い魔だったレイの名を与えられている。リリスの事は「母上」と呼んでいる。
日向ぼっこが好きであり、終盤転寝をしていたところをリリスに起こされ、その際「何やら長き夢を見ていた様な心持です」と答えた