ステンドグラス
すてんどぐらす
色彩ガラスを使用した、室内装飾美術の一種。
概要
色彩ガラス片をジグソーパズルのように鉛の枠にはめ込み、ハンダ付けして接合することで模様・絵画を描いたもの。ガラスを通して彩られた光を含めて鑑賞される。
薔薇窓や聖書の一場面を描いた窓などがあり、ヨーロッパの教会をイメージされる人が多いだろう。
窓だけでなく、室内の装飾パネルやランプなども作られている。
十六世紀頃からは無色のガラスに塗料を塗布する方法で制作されたが、本来の澄んだ色彩や輝きは失われてしまった。これはステンドグラスというよりも、ガラス絵と呼ぶべきだろう。
近代では、ガラス工芸家 ルイス・C.ティファニー(Louis Comfort Tiffany, 1848-1933)の作品が有名。
色彩ガラスを使用し、過去に失われた古代の技法を復活させたことで知られる。
現在は鉛の枠よりも銅テープとハンダ付けによる接着が主流。
この銅テープの発明によって小さな切片も組み立てられるようになり、より繊細な作品作りが可能となった。
pixivではステンドグラス風(太い輪郭線・分割された画面など)に描かれたイラスト、背景にステンドグラスを描いたイラストなどにこのタグが付けられる。
pixivスポットライトでも、【光のアート】ステンドグラス特集として採り上げられた。
外部リンク
- 透ける光が色を作る。ステンドグラスを描いたイラスト特集 - pixivision(2016年12月8日)
- 透明な色彩を組み合わせて。ステンドグラスのイラスト特集 - pixivision(2022年12月25日)