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概要編集

毎日放送(MBS)制作。

司会は浜田雅功、ナレーションは銀河万丈

毎週木曜19:00-20:00にTBS系列28局で放送されるほか、系列局がないエリアでもフジテレビ系列局へ番販ネットされている(2016年4月3日から福井テレビ、2018年4月1日から秋田テレビで遅れネット)。

2012年10月に放送を開始した当初は「プレッシャーバトル」という番組名で、芸能人がドラフト形式で2チームに分かれて戦う番組だった。

ところが番組開始からわずか3ヶ月でリニューアルを行い、書き順クイズがメインになった。トーナメント形式で書き順クイズを行い優勝者を決めるというもの。敗退者には「ひらがなだったら書けるでしょ」といううたい文句で送り仮名を答えるクイズを行った。

さらに2013年11月からは、様々な趣味の能力を査定する番組へと再度大幅なリニューアルを実施。

挑戦者の作品に専門家が点数をつけ「才能アリ」「凡人」「才能ナシ」の3段階に分ける。成績優秀者は特待生となり、さらに昇格すると名人となり段位が与えられる。

ジャンルは俳句生け花、盛り付け、水彩画など。


夏井いつき先生の解説と添削が特徴的な俳句査定は看板コーナーであり、ほぼ毎回放送される。その添削は時に毒舌を交える程徹底的であり、例えば「雨降る」なんて詠もうものなら「雨は降るもんだろ! 降らない雨があるなら持ってこい!」(「俳句は17音しかないので言わなくてもわかることは入れるな」という意味)などと言われてしまう。

凡人以下ともなれば大御所だろうと高学歴だろうと容赦なくぶった切られるため、「イメージが壊される」として番組に出たがらない芸能人もいるらしい。

査定においてはMBS制作の番組でよくある「解説者が別室にいる」方式をとっている。生け花においては假屋崎省吾先生が査定した作品をスタジオに持ち込んで解説する。


ルール編集

事前に4~5人程度の有名人や著名人が1つのジャンルに挑戦する。その後挑戦者の作品に専門家が点数をつけ「才能アリ」「凡人」「才能ナシ」と査定。なお、査定の公正を期すため、誰の作品かは査定員には伝えられない。そのため、ボロクソに酷評した作品の作者が大物だったと知って査定員が青ざめるのがお約束である。

また、「才能」と命名されてはいるが、単純に当該作品の出来栄えによって判定されるルールのため、伸び代については考慮されない模様。ただし作品として下手でも発想が良かったり独創性があると認められた場合は「将来性のある凡人(才能ナシ)」と査定で付け加えられる場合もある。


放送での順位の発表順は浜田に任され、多くの場合は真ん中の順位の挑戦者から発表し、2人が残ったところで1位に選ばれた挑戦者を発表する。

「才能ナシ・最下位」と査定された挑戦者には、コーナー最後に「センスがなく、番組を壊してしまう恐れがある」という趣旨のプロフィールを読ませる。但し、使いどころを間違えると芸能人へのレッテル貼りにもなりかねないためか、現在は改編期に放送される2択査定(後述)の敗者、TBS系人気番組対抗戦(TBS・MBSが制作するテレビ番組の出演者が出演)において「才能ナシ・最下位」と査定された場合等一部シチュエーションのみに限定して行われる。


様々な査定編集

いずれの査定でも、査定発表後には先生が添削及手直しを行ったり、同じ題材で「お手本」となる作品を披露する。


MBSでは、公式サイトで展開している「MBSコラム」内で、「もう一度楽しむプレバト」を開設し、毎回の放送後、「査定才能ランキング」について紹介するコラムを更新している。


俳句

  • 出場者に事前にお題と1枚の兼題写真を出す。挑戦者はその写真からお題に沿った一句を詠んで提出する。兼題写真および写真に関連するもの・光景からどうとらえるか、写真から発想を飛ばし連想される光景をとらえるかは自由である。
  • 提出した句を収録前に夏井いつき先生が査定。70点以上で「才能アリ」、40~69点で「凡人」、39点以下で「才能ナシ」となる。「才能アリ」は基本的に70点だが、非常に出来が良い場合はさらに数点上乗せされることも。
  • 放送では作者による説明、特待生・名人による講評の後、浜田が「先生」と呼び、別室にいる夏井先生が登場する。評価のポイントを解説し、より良い句にするために添削。作者の説明で言葉の意味を間違えている、作者の意図と実際に出来た句がかけ離れているなどの理由により夏井先生が採点時に解釈した語意と食い違っている事が判明する等した場合は、夏井先生の判断による減点、それによりランクダウン・順位の入れ替えが発生する。
  • なお出来や作者の工夫が良かったり、独特の世界観が評価された場合は、添削の必要なしと判断。逆に才能ナシ10点以下、もしくは凡人査定でも手の施しようがない場合は、添削不可の烙印を押される事も。

生け花

  • 収録前にテーマとなる草花が発表、それを必ず利用して30分以内で自由に生けてもらう。後に番組が用意した数種類の花器から1種類選ぶ形となり、作品に見合った花器の選び方や合わせ方も査定されるようになった。さらに特待生に対しては背景に後ろに掛け軸があるなど特殊なシチュエーションで生けてもらう場合もある。
  • 出来上がった作品を假屋崎省吾先生が査定。スタジオに査定した作品を持ち込み、手を加えながら査定や手直しのポイントを解説する。出来が良い場合は手直しなしとなるが、あまりにもひどい場合は手直し不可となる。

盛り付け

  • 挑戦者1人につき1つの課題料理を出す。その料理を自分のセンスで盛り付けてもらう。器や調味料は番組が用意したものを使用でき、お題に沿って食材を自分流にアレンジすることができる。特待生に対しては盛り付けの題材は自由だが器が指定される、名人初段以上からは同じ器を2枚並べ、同じ料理を別々の形で盛り付けるという課題が出される。作品発表前に「どうぞお召し上がりください」と言うのがお約束。
  • 盛り付けた料理をVTRに登場する土井善晴先生が査定。見た目の美しさ、独創性、一般的な料理の作法・マナーに則っているか、料理の味を損なわない盛り付けになっているか、食べる人のことを考えているかを基準に判断する。

水彩画

  • 題材は自由(特待生はランダムに題材が与えられる)で、出来上がった作品を野村重存先生が査定。なお、「お手本」はもはやオーバーキルとも言える出来映えであり、浜田に「描きたいだけやろ!」とツッコまれることも。
  • 切り取り方、正しい描写、明暗を各10点満点で採点し、合計が25点以上で「才能アリ」、16~24点で「凡人」、15点以下で「才能ナシ」となる。

絵手紙

  • 題材と宛先は自由で、出来上がった作品を花城祐子先生が査定。花城先生にはどのような間柄の人に宛てた絵手紙かが伝えられる。
  • 絵の味わい、絵と字のバランス、メッセージの工夫を各10点満点で採点し、合計が25点以上で「才能アリ」、16~24点で「凡人」、15点以下で「才能ナシ」となる。

書道

  • 挑戦者にはそれぞれの出身都道府県で行われた小学生書道コンクールの作品から1字(特待生の場合は二字熟語)を提示する。出来上がった作品を武田双葉先生が査定。
  • 何故か2018年以降行われていない。

消しゴムはんこ

  • 題材は自由で、出来上がった作品を田口奈津子先生が査定。査定解説後、同じ題材で「お手本」、あるいは挑戦者と同じはんこを用いて手直しを加えた作品を作る。こちらのお手本もオーバーキルと言える出来映え。
  • 彫り方、押し方、デザインを各10点満点で採点し、合計が25点以上で「才能アリ」、16~24点で「凡人」、15点以下で「才能ナシ」となる。

色鉛筆

  • 題材がランダムに(食べ物が多い)決められ、出来上がった作品を三上詩絵先生が査定。やはりお手本はリアルすぎてオーバーキルになる。
  • 色選び、塗り方、明暗を各10点満点で採点し、合計が25点以上で「才能アリ」、16~24点で「凡人」、15点以下で「才能ナシ」となる。

その他


特待生制度編集

2015年10月に登場。連続して才能アリを獲得、2回以上1位を獲得した場合、高い技術や発想力を評価した場合、特待生に認定される。ただしこれらは最低基準であり、最終的には査定員の判断により認定される。


特待生ランクは以下の15段階。

特待生5級特待生4級特待生3級特待生2級特待生1級
名人初段名人2段名人3段名人4段名人5段
名人6段名人7段名人8段名人9段名人10段

さらに俳句査定では上記に加えて、

永世名人特別永世名人

がある。


特待生は通常査定の間は待機席の一番上の段に座り、挑戦者たちを見守り、作品についての批評を行い、通常査定のランキング発表後、特待生昇格試験に挑戦。通常より厳しい査定を行い、「昇格」「現状維持」「降格」のいずれかを判定。「昇格」なら昇段、昇級でき、「現状維持が続く」「特待生・名人としてあるまじきミス」「査定員を傷つけた」などの場合は「降格」で、降段、降級となる。特待生5級で降格の場合は通常挑戦者に戻り、名人初段で降格の場合は特待生1級に戻る。特待生剥奪となった事例は俳句の羽田圭介光浦靖子犬山紙子、和紙ちぎり絵のくっきー!。名人剥奪は今のところ無い。

査定結果は、査定員から渡された結果と「先生からの一言」が記された紙を浜田が読み上げて発表する。昇格、降格は通常1ランクだが、かなり出来が良い作品の場合は2・3ランク昇格になる場合もあり、あまりにも出来が悪い作品の場合は2ランク降格もある。改変期のスペシャルでは、特待生一斉昇級試験が行われることもある。


当初は「特待生」「名人」「師範」の3段階だったが、11月に特待生が5つのランクに細分化された。2016年6月9日放送の俳句査定で梅沢富美男が特待生1級から名人に昇格。名人が「名人初段」となり、師範まで何段あるかが不明とされていた。その後昇段するごとに上のランクが解放され、最終的に10段まであることが明かされた。さらに2018年7月19日放送の俳句査定で梅沢が俳句の名人10段に昇段した際に「永世名人」が導入された。

ちなみに「師範」ランクが今も残っているのかは不明。恐らく「永世名人」などの導入により自然と消滅したものと思われる。


永世名人への道編集

  • 俳句名人10段を星の数(0~5)で6つに分け、昇格時は星なしでスタート。
  • 査定員が添削がなしで素晴らしいものであれば「前進」となり星を1つ獲得する。添削がなくても発想がありきたりである場合などは「現状維持」、1つでも添削された場合は「後退」となり、星を1つ没収される。無星の状態で添削を受けても、通常における「降格」に値する出来でない場合は「現状維持」で留め置かれる。星を5つ獲得すると「永世名人」の称号を獲得する。
  • 現在の挑戦者は中田喜子。なお、10段へ王手をかけているのは千賀健永Kis-My-Ft2)。

永世名人のお手本編集

  • 俳句永世名人が自身の句集を制作するため、活字にできるほどの良句を50句作る(それまでにタイトル戦や昇格試験などで詠んだ作品のなかで夏井先生が句集に入れてもいいと判断したものも含まれるため1から50句詠むわけではない)ことを目標とした企画。段位は関係なく「掲載決定」か「ボツ」かの二択で査定される。現在の50句達成者は梅沢富美男のみ。
  • 永世名人の俳句は「お手本」ということで専用の掛け軸に大きく掲示されるが、ボツとなった場合は「永世名人の権威を守る」という理由、というより名目丸ごとシュレッダーにかけられ盛大な紙吹雪と化せられる。その際にはエレクトリカルパレードのテーマソングが流れている。なお、シュレッダー屑は廃棄しておらず、梅沢の紙人形として再利用している。それでも梅沢自身にとっては不服極まりないようで「絶対に(紙人形は)完成させないからな!!」と息巻いていたが、50句完成前に梅沢の紙人形は完成した(ちなみにシュレッダーにかけられた回数は実に48回である)。
  • 現在挑戦しているのは村上健志フルーツポンチ)、千原ジュニア藤本敏史FUJIWARA)、横尾渉Kis-My-Ft2)。梅沢はほぼ毎週出演していながら、50句到達までに2年10ヶ月かかっており査定は中々に厳しい。

特別永世名人 締めのお手本編集

上記の50句達成を果たした梅沢富美男が「特別永世名人」として、番組の最後に「締めの一句」を披露するもの。判定は「永世名人~」と同様に2段階で、「締めの一句」にふさわしい場合は「お見事!」、シュレッダーにかけられる場合は「ガッカリ…」となる。

現在のシュレッダー屑は夏井先生の紙人形として再利用している。


タイトル戦編集

改変期には、特待生のみでタイトル戦が行われる。

  • 俳句の場合は「春光」「炎帝」「金秋」「冬麗」の4タイトルがあり、いずれも通常のお題より難度の高いお題が出される。各タイトル戦優勝者がその称号を獲得でき、一般観覧席の上に肖像画が飾られる。
  • 2018年炎帝戦からは予選と決勝の2段階形式となった。現在は各ブロック1位+敗者復活(各ブロック2位以下から上位数名)+永世名人以上で決勝を行う。
  • 2021年炎帝戦からはルールが変更され、春光戦と金秋戦は上記の通り名人及び特待生のみに出場資格があるが、炎帝戦と冬麗戦は出場資格が1度でも才能アリと判定された者と変更された。つまり、特待生でなくても才能アリを判定されていれば出場資格があるのだ。
    • 炎帝戦は約2か月間の期間を設け、提出された俳句を夏井先生が査定、提出した人に小さい封筒が渡され出場と書かれた紙が入っていた十数名が本戦に駒を進める。
    • 冬麗戦はその年1年間で詠まれた句の中で優秀と判断された句を詠んだ十数名が出場する。
    • これらは段位のある者やタイトル戦の優勝経験者でも落選することもある。といっても夏井先生の厳しい査定を何十回、何百回とくぐり抜けてきた永世名人の面々は毎回順当に駒を進めており予選落ちするケースはほとんどない。
    • しかし、出場が決まったからと言って自分の句が絶対にオンエアされるとは限らない。2022年以降の冬麗戦と炎帝戦は15人前後がスタジオにいるのだが、俳句が発表されるのは10位以内に入った者のみ。11位以下、所謂ランク外の者達はオンエアでは順位のみ発表され本人たちが詠んだ俳句はTVerでしか見られない。その為、名人及び特待生は普段以上にビクビクしているのだ。
      • 例えば名人特待生が11人出場、段位なしが4人出場となったとすれば、10位以内にランクインした段位なしの人数+1人分、名人特待生の中で圏外の人が出てくるという事。それゆえか名人特待生ら段位持ちの面々が1つのチームの様になっている。
  • 2024年の春光戦と炎帝戦は同じお題で2つの句を作るという総合力が試されるルールで行われた。決勝に進めるのは上位数名のみで、そこに辿り着くための戦略も試される。

実際に段位なしから優勝した例

2021年炎帝戦 犬山紙子(波乱万丈な方。詳細は後述に記載している)

2022年冬麗戦 森迫永依(比較的安定している方。初登場から夏井先生に「この人は絶対に伸びる」と言わしめおっちゃんも「俳句の申し子」と褒め称えた。また、この優勝から特例で初登場から僅か数か月で特待生となった)




  • 水彩画の場合は事前に野村先生が指定した複数のお題から抽選で決定。採点基準は通常の切り取り方、正しい描写、明暗各30点ずつに加え、特別加点10点の100点満点方式で採点。優勝者はその時の絵を拡大したものが番組セットとして飾られる。

  • 生け花の場合は1つの器に2種類の花をメインに生けてもらう。

才能ナシが無いからつまんないなんて言ってはいけない


2択実力査定編集

俳句や生け花において、「才能アリと凡人」「両方才能アリだが一方は手直し無し」といった組み合わせの作品から、より良い方の作品を当てさせる。また、もう片方の作品を才能アリレベルまで直す課題が出される。同じ人が司会のライバル局が制作する番組と同じじゃないかなどとは言ってはいけない。


主な挑戦者編集

俳句永世名人編集

言わずと知れたMr.プレバト(自称)。初期からその才能を披露し、2020年5月放送分で永世名人の座に一番乗り。

夏井先生とは互いに「なっちゃん(不都合な事を言われた時や、悪態をつく際には「ババア」)」「おっちゃん」と呼び合うほどの仲良しであり、因縁のライバル(?)として、事ある毎に口喧嘩したり、言いくるめられるのがお決まりのパターン。2023年3月に50句に到達して句集発売に至った。

現在は番組の締めの一句を詠む特別永世名人という立場だが、2024年に入ってからはスランプに陥っており、同年のシュレッダー率は8割を超え、さらに浜田に10回連続でガッカリだった場合、特別永世名人の資格剥奪+句集廃版+印税返却という非常に重いペナルティが提案されるハメになった。しかし、その提案がされた同じ回で見事にスランプを脱却し、特別永世名人の面目躍如を果たした(もっとも、清水アナに「ネタがない」と愚痴っていたことをバラされ夏井先生から「俳人ならネタがないとか口が裂けても言っちゃダメ」と怒られるオチだったが)。

俳句以外にも、活け花や料理の査定にも意欲的に取り組み、複数の分野で名人・特待生の称号を獲得したことがある。

プレバトのレギュラーというイメージが強いが、当人は原則舞台の仕事を優先するためその時期は1か月ほど出演しないこともある。

「この番組は誰のおかげで視聴率取れてると思ってんだ!」

ジュニア・村上「「浜田さん…」」


2回の査定で俳句の特待生になったほどの俳句名人。2022年6月放送分で3人目の永世名人となった。

夏井先生からは、何気ない場面を詩的に切り取れる能力は誰にも真似できないと評される一方、その自己陶酔系の性格とポエミーな俳句ゆえにジュニアやフジモンからは「いい句やけど嫌いやわぁ(笑)」と評される。


俳句特待生になってからしばらくはあまり芳しいものではなかったが、しばらくすると怒涛の勢いで昇格していき、2023年1月放送分で、10段昇格からわずか7回の挑戦で4人目の永世名人となった。

実体験を元にした「750cc(ナナハン)俳句」やほんの1文字でも細かに助詞を使い分けることから『助詞オタク』と称されている。タイトル戦では2020年の金秋戦で敗者復活から勝ち上がり、本戦で優勝する快挙を達成した。

「永世名人のお手本」でも10連続で掲載決定(その間に春光戦の2句も掲載されることが決まる)となるなど非常に安定していたことも。

消しゴムはんこ査定でも精巧な作品に定評があり、田口先生をして「プロの消しゴムハンカーとして有名になれる」と言わしめるほどで、後続に圧倒的な差をつけて名人10段に到達した。

他にも生け花、絵手紙、丸シールアート、手形足形アート、一筆書きアートと7部門で特待生認定された稀有な才能を持つ。


かつては梅沢と村上、後述の東国原と共に俳句四天王と呼ばれていたが、他の3人が永世名人になった後もなかなか上手くいかず、圧倒的に格下だったはずのジュニアに先を越されてしまう。2023年2月放送分で5人目の永世名人となった。

芸人仲間から「内面がオネエ」と言われることもあってか可愛らしい(少年のような)俳句を詠む。夏井先生は当初「この人には俳句は無理だ」と思っていたそうだが、現在はタイトル戦で複数回優勝するほどの実力を有している。

自身の当て逃げによる不祥事の謹慎期間中は優勝タイトルの写真も黒塗りのシルエットにされ、プライベートで付き合いもある千原ジュニアによると「家で泣いていた」という(もっともシャレにならない不祥事だったので、自業自得である)。

2019年の大晦日に元妻と離婚した以降、他の出演者から元妻と元妻が親権を持った2人の実娘の件をイジられ、2024年からは自身の不祥事までもイジられている(いずれも他の出演者からは笑いを誘っているが、藤本自身だけは当然不満を露にしている〈他のバラエティ番組でも度々そういう事になっている〉。)。


本人曰く「歌は歌えないが、俳句は詠える(歌とダンスが苦手だと公言している)」というほど、メンバー随一の俳句の実力者。2023年8月放送分で6人目の永世名人となった。

メンバーのスケジュールを把握するなど「キスマイの母」と呼ばれるほど細やかな配慮を有しており、それは俳句にも表れている。その内容は質実剛健ながら詩的で、それでいて破調や句またがりなどの難しい手法にも果敢に挑戦する。


名人・特待生編集

円楽に続く落語家2人目の俳句特待生にして落語家初の名人。ここぞと言うときの勝負に弱いらしく、俳句タイトル戦ではボーダーラインの一つ下で予選敗退が目立つ。また、東大卒の才媛、鈴木光に敗北して以降、高学歴の挑戦者にも弱い傾向がある。同じ落語家同士である円楽や春風亭昇吉には対抗心を持ち、共演する度に舌戦を繰り広げるのがお約束だが、タイトル戦では昇吉の後塵を拝することが多い。


ジュニアと並び特待生を5部門持つ数少ない人物(水彩画、絵手紙、消しゴムはんこ、色鉛筆、バナナアート)。この番組随一の問題児で、毎回とんでもなく奇抜だがちゃんと上手い作品を出し先生や他の出演者を驚愕させている。ただし裏目に出ることもあり、以前は和紙ちぎり絵も特待生だったが、あまりに奇抜に過ぎて降格になっている。特待生昇格後はダーハマを描き入れて本人に突っ込まれるのがお約束。色鉛筆査定で遂には三上先生までイジり始めた。

しかし芸術系査定は大得意な一方それ以外は壊滅的のようで、一度だけ俳句査定に出場した際はたったの5点という最低レベルの結果となってしまった。これはくっきー本人が希望しての参加だったが、添削の際の態度も含め自惚れていたと反省しており、それ以降は参加していない。


ファッションモデルで2児の母。絵画に関する才能は突出しており、色鉛筆、水彩画、消しゴムはんこ、バルーンアート、丸シールアート、陶芸、バナナアートの7部門で初回にて特待生認定されている。左記以外にはストーンアートでも特待生。


AKB48研究生メンバー。現在はアーティスト兼女優。辻元、田中と双璧を為すほど絵画の才能に優れており、水彩画、黒板アート、バナナアート、トーストアート、消しゴムハンコで一発目の挑戦で特待生認定されている。他にも色鉛筆、ストーンアートでも特待生。また、スプレーアートコンテストで2回連続1位を2度果たしている。他の活動ではボールペン画の個展をよく開いている。


女優。芸術面での才能が有り、個展を開いたこともある。水彩画に於いて野村重存先生より「光の道子」、更に「水の道子」と評される。自ら納得いく作品が出来なかったり、評価が悪かったりすると感情をむき出しとする。水彩画以外には色鉛筆、消しゴムはんこでも特待生。


夫(劔樹人)ともどもハロヲタコラムニスト。俳句に於いて才能ナシ2回、凡人2回、才能アリ1回という成績のまま、特待生でもないのに出場した2021年の炎帝戦でいきなり優勝してしまった。しかし、その優勝後に提出した俳句は才能ナシ査定で、やはりただのダークホースかと思われたが、2連続の才能アリで特待生に昇格した……のも束の間、次の俳句で特待生を剥奪されてしまう……のだが、次の俳句でまたも才能アリ評価。ちゃんと修正してきたとの理由により特待生に返り咲くという、やたら乱高下を繰り返す波乱万丈タイプ。一方、色鉛筆、ストーンアートでも特待生ながら、こちらは安定している。


実写版「ちびまる子ちゃん」の主役となったことでブレイクした元子役。上智大学を卒業し、英語(TOEICの点数は970点)・中国語韓国語を得意とする才女。勉強が得意だとしており、俳句に於いて指摘された点は次回にはしっかりと克服してくるという努力家。犬山紙子に続いて、特待生でもないのに出場した2022年の冬麗戦でいきなり優勝。更に、特待生3級で挑んだ翌2023年の金秋戦でも優勝を果たした。


  • その他
    • 松岡充(俳句、陶芸)、岩永徹也(俳句、色鉛筆)、松田悟志(水彩画、色鉛筆)、三上真史竹内涼真(生け花)といったpixiv民に馴染み深い特撮俳優も特待生認定されている。
    • 水彩画査定など、俳句以外の査定では一発で特待生に認定されるケースが多い。その一方で、これらの分野では一度に昇格査定に挑戦するのは基本1人のみのため、特待生5級の人数が非常に多くなっている。

過去の出演者編集

2021年4月放送分で2人目の永世名人となったほか、タイトル戦では最多の6度の優勝経験を誇る、梅沢と双璧を成す俳句名人。梅沢とは対照的にシリアスな雰囲気の句を得意とするほか、元宮崎県知事らしく現代社会や政治問題を絡めた俳句も多い。プレッシャーには結構弱い。

宮崎県知事選出馬に際し降板し(結果は落選)、タレント活動も再開したものの本番組への復帰は実現しておらず、事実上の降板扱いとなっている。

「俳句ハラスメントですよ……」


落語家初の俳句特待生。タイトル戦で夏井先生への賄賂でいじられることが多かった。

なお、2018年4月から2021年3月までは裏番組に「笑点 特大号」があったため、両方でその姿を見ることができた。

2022年9月30日に他界。同年10月6日放送分のエンディングでは追悼企画が組まれた。



余談編集

ジンクス編集

  • 実は俳句と一筆書きアート以外の査定には2位以下の挑戦者の結果が発表される前に才能アリか否かが分かるケースが多い。というのも、各部門の査定をする先生が挑戦者の作品を見た際に、その先生が評価する場面が流れると高確率で凡人か才能ナシが確定してしまう。逆に、場面が流れないか先生が困惑する場面が流れると大抵の場合才能アリになる(稀に評価する場面が流れずに凡人もしくは才能ナシになるケースがある)。なお、特待生の査定や2時間スペシャル回ではそのような事例は無い。

前代未聞の転落劇編集

  • 2022年8月11日放送回にて、「俳句」部門に初登場した当時乃木坂46に2期生メンバーとして在籍していた鈴木絢音が見事「才能アリ」で第2位となった…が、鈴木が詠んだ俳句の意味が夏井いつき先生が考えていたものとあまりにも異なっていたため、70点だった点数を半分の35点に減らされた上に「才能ナシ」へと転落する羽目になった。この転落劇は番組史上初の事態である。

  • 2024年2月22日放送回にて「俳句」部門に登場したレイザーラモンRGが才能アリで3位となった…が、RGが詠んだ俳句が既にある歌詞を丸パクリしたものであった(しかもこれは前科があり、その際も厳重注意されていた)ため、「作詞家にあまりにも失礼」「弟子じゃないけど破門」と当然先生に叱られ当初70点だった点数を67点減点され3点「才能ナシ」の最下位となった(自分で考えて作っていないという面では前述よりも酷く自業自得と言えるだろう)。
    • 無論、既存の歌詞や作品を参考にして詩や句を作るという行為自体はグレーではあるがよくある手法である。が、RGの場合は一度厳重注意されていること、そもそも歌詞まんまだったことを自ら説明までしていることが問題視された。

夏井先生は本番組のイメージが強いという視聴者も多いが、他番組では着物を着ることは少なく、むしろ洋服姿の方が多い。

また、一部視聴者から「芸能人に向かって俳句を偉そうに査定しているだけ」などという心無いバッシングを受けたこともあるが、本人の概要にもあるように俳人として長年活動している非常に高名な方である。




関連タグ編集

TBS/毎日放送


格付けチェック(出演者のほか、プロデューサーや演出などの一部スタッフが共通)

外部リンク編集

公式サイト

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