概要
赤い袋のような形で、その底部から白い蛇のようなやつが何匹か生えている珍妙な「虫﹙病魔﹚」。砕くと赤土の砂利になるらしく、それが「泥酔」の由来としている。
この虫が取りついた人は「酒を飲まずにはいられなくなる」とされ、取りついた相手が死んでも腹の中に居座っているとのこと(アル中からのお肝硬変を指している?)。
ちなみに針聞書の"虫"は大抵漢方か鍼による治療が効効果的と記載されるのだが、この「大酒の虫」はこれといった治療法・対処法が載っていない。呑兵衛は治しようがないとでも言うことなのか……