概要
エドワードのしっぱいとは「きかんしゃトーマス」第10シーズンの第2話、通算第236話である。(英国では第236話)
あらすじ
ある日、新しいクレーンがソドー島にやって来る。しかし、ゴードンはそのクレーンに対して「自分で動けないのなら、皆の邪魔になるだけだ」と発言。エドワードも彼に同意し、ロッキーに対して「今は必要ない」と手伝いを断る。
だが、ロッキーの事を考えながら走っていたエドワードは信号を見落とし、貨車を壊しパイプを落としてしまう。ロッキーを呼びたくなかったエドワードは小さなクレーン機関車のハーヴィーを呼ぶが、力不足でパイプを1本ずつしか運べなかった。そこへゴードンが走って来てパイプに衝突。ついにエドワードはロッキーを呼びに行き、ゴードンは彼に助けられる。
エドワードとゴードンはロッキーを邪魔者呼ばわりしたことを反省し、彼と友達になった。
登場キャラクター
この回の主役。今回は通常時と比べて不注意で威張っており、ジェームスやゴードンに近い性格となっている。
エドワードに対して「ロッキーは邪魔者だ」と語ったが、後で彼に助けられた。
エドワードやゴードンとは違い、ロッキーを役に立つと考えていた。
今回はトーマスと働いていた。第8シーズン以降、彼女も少しキャラ崩壊しており、初登場時と比べてせっかちな性格になっている。
今回で初登場。大きな赤いクレーンで、エンジンはついていないがかなりの力持ち。
エドワードの意思を尊重して、ロッキーではなくハーヴィーを呼んだ。台詞はない。
キャラ崩壊
きかんしゃトーマスや汽車の絵本に登場する「エドワード」をご存じの方なら、この回で彼の性格が異常なことに気が付くだろう。このお話はエドワードのキャラ崩壊があまりにひどく、ジェームスが主役になる予定だったとまで噂されている。
普段、賢く親切な性格のエドワードが意地悪で不注意な性格になってしまったことに批評が殺到しており、一部では「模型時代最悪のエピソード」と言われている。
また、ハーヴィーの力の弱化やロッキーの不自然な発言(パイプを運ぶエドワードにエンジンのないクレーンなど必要ないはずである)など、細かい部分も指摘されている。
HiTエンターテインメント制作のエピソードは、ほとんどがバイブル(設定資料)に基づいて構成されており、エドワードを含むいくつかのキャラクターの性格が誤って書かれている。しかし、そのバイブルには「年寄りで弱く、保護が必要な機関車」としか書かれていないので、今回のミスは脚本家の責任であると言える。
エドワードはファンから人気のキャラクターであり、汽車の絵本では最初に登場・制作された機関車である為、批判をより一層高まったと推定できる。
余談
- ブレンダム港のシーンは、同シーズンのエピソード「トビーのごごのおやすみ」と同じ日に撮影された。
- 採石場のシーンでは主役であるはずのエドワードが映ってないが、これはシーンが短くカットされた為。
- 日本語版ではロッキーが「俺に任せてくれ~!」と発言しているが、"くれ~"の部分が"クレーン"に聞こえる為、偶然にもダジャレのようになっている。
- エドワードがロッキーを連結する一つ前のシーンで、ロッキーが汽笛を鳴らしているが、他エピソードでは聞くことができない。ロッキーのモデル車に汽笛があるかどうかは不明で、使用された汽笛の音色は「魔法の線路」に登場するレインボー・サンの汽笛と同じ。
- 第6シリーズ『ハーヴィーのはつしごと』でも似たようなことが起きたが、コチラはエドワードの主役回ではなかった為、今回ほど問題視はされなかった。偶然にも、エドワードのキャラ崩壊が起きたのはどちらもクレーン車両の初登場回であった為、エドワードはクレーン嫌いなのではないかという説が生まれてしまった。