概要
モンゴルのウムヌゴビ県のバルンゴヨト層の堆積層で発見された。2008年当時は大韓民国とモンゴルの研究者27人が発掘調査を行っており、本標本は回収された約200点の化石のうちの1つであった。調査に参加したロビン・シソンズは同年8月26日にヘルミンツァフの絶壁から骨が突出している様を発見し、石膏によるジャケットを作成して回収した。発見された標本は、ほぼ完全な頭蓋骨を伴う、大部分が関節した骨格からなる。2022年に「泳ぐ狩人」を意味するNatovenatorという学名が記載された。
非常に小型であり、ハルシュカラプトル亜科の他の恐竜と同じくカモと同じくらいだった。椎骨の側突起(parapophyses)は絶滅した歯を持つ鳥であるヘスペロルニス形類のものと類似する。
前足はフリッパーのように機能しており、これが泳ぐのに役立った可能性が指摘されている。