曖昧さ回避
他の意味でのMUGENは「無限」を参照。
MUGENとは
Elecbyteが製作した、2D格闘ゲームエンジンである。正式名称は「M.U.G.E.N」。
自由度の高さが売りであり、現在発売されている2D格闘ゲームのシステムなら大抵再現可能。
キャラクターやステージ・BGM等も自由に追加が可能であり、
その気になれば、格闘ゲーム以外のキャラを追加したり、アニメキャラなどを追加したり、
実在の芸能人をプレイヤーとして実装したり、格闘ゲームなのにシューティングしたりと、
とにかく何でもありなのである。
何でもありといっても、作成するデータの選択肢の制限が実質ないに等しいという意味であって、何をしてもいいというわけではない。
もちろん、オリジナルキャラを作成する人もおり、かなりのクオリティを持つキャラも少なくない。
言うまでも無いが、既存の格闘ゲームのキャラのMUGEN移植は著作権的にグレーなのでその点は自己責任で。
実際著作権で問題になったことも少なくなく、揉め事も日常茶飯事なので、マナーを心がけることが大切である。
特に、発売されたばかりの格闘ゲームのキャラ又はゲームそのものをMUGENで再現し公開するという行為は、そのままそのゲームの売り上げを台無しにしてしまう又は掠め取るのと同義であり、ぶっちゃけて言って犯罪行為。
下手をすれば、そのデータを入手した人達もまとめてしょっ引かれる恐れもあるので注意。
結局は、自分達の身の回りにある物と同じく、有用ではあるが悪用しようと思えばいくらでも出来てしまうのである。
アンダーグラウンドなコミュニティであり、同人業界以上に日の目を見ない。
また、市販のゲームを再現できると言ってもオリジナルの方が出来がいいのは当然のことであり、キャラクターを完全に再現するということも、MUGENの仕様などの関係でまず不可能である。
そのため、それらを根拠に批判を行うのは思慮にかけた行為に他ならないので、避けるようにするべきである。
ニコニコ動画におけるMUGEN
人対人のネット対戦の環境が存在していない事情もあり、通常の格ゲーのようなプレイヤー操作で戦う動画は少なく、AI(CPU)同士による対戦動画(特にトーナメント)が主流である。
2007年後期頃から現在の雛形ともいえるトーナメント動画が投稿され始め、それに釣られるかのようにMUGEN動画・キャラやAIの作成が盛んになった。
トーナメント動画のほかに、二次創作SSの間に戦闘を挟む「ストーリー動画」も人気である。
その他、キャラやAIの製作過程の動画も数多く投稿されている。
前述のようなお祭り的な要素はもちろん、常時ゲージMAX状態での対戦(ゲジマユ)や、格闘ゲームの範疇から逸脱したキャラ同士の対戦(神々の黄昏)などはまさにMUGENならでは。
媒体の都合上、普通の二次創作ではまず出てこないようなネタやカップリングも数多くあり、独自の文化を築いている。
また、各種モーションや技に合わせて出す音声を変えるといった事も可能な為、
元々声をあててないキャラに誰かの声をあてる、又は別の声優さんの声に変更するといった改造もあり、女性キャラに男モノの声をあてたのにそれがなぜかしっくり来たりと、謎の融合反応を示した事例も少なからず存在する。
もちろん、それらはニコニコMUGEN界隈でしか通じないネタであり、著作権的な意味も含めてMUGENネタを他動画で振らない事は最低限のマナーとされる。
pixivにおけるMUGENタグ
ニコニコ動画で連載されてるMUGENを使用したストーリーや大会関係の絵・漫画が多い。
また、製作中キャラのドット絵・モーションの発表の場だったり、
ゲーム画像を用いたコラージュなどにもこのタグが使われる。
MUGENタグを付ける際のマナー
MUGENと原作のゲームは似ているようで全くの別物である。
あくまでMUGENはアンダーグラウンドなコミュニティであり、MUGENそのものを快く思わない人が居る事を忘れてはならない。
いらぬトラブルを避ける為にもMUGENタグを使う際は、原作の作品名やキャラクター名タグを極力控える等配慮を。
関連動画(YouTube)
よくわかるMUGEN
神々の黄昏
関連タグ
カンフーマン DragonClaw MUGENカップリング一覧 MUGENチルドレン MUGENストーリー