DragonClaw(ドラゴンクロウ)とは、2D格闘ゲームエンジンMUGENに存在するキャラクターである。
通称はドラクロ。緋炎竜爪(ひえんりゅうそう)。
ヒーローとは、逆境にこそ真価を発揮する
概要
制作はReu Kee氏。
氏のオリジナルキャラクターであり、MUGEN界において不動の地位に君臨するキャラクター。
カンフーマンがMUGENの1Pならば、彼は2Pというぐらいの位置を占めている。
ぬるぬる動くと形容されるほどに滑らかな動きは、3D制作ソフトによって原形を作り、さらにそれを2Dに落とし込むというひと手間によって生み出されている。
外観
金色のボディに赤いフレーム、メタルヒーローを思わせるような外見を持ち、手に当たる部分は船の錨のような形状の刃となっている。
技の演出も非常にカッコよく、超必殺技については一定の確率で強化版が発生するように仕組まれ、さらにコンボの締めに超必殺技を三連続で繰り出すと、最後の技が必ず強化版になるという細かい演出までなされている。
性能
近接格闘主体で飛び道具がない一方、当身技とブロッキングが搭載されている。また攻撃も隙の小さいものが多く、非常に多彩なコンボを組むことができ、プレイヤーの腕前次第では開幕10割・100Hit超コンボという驚異的な性能を見せてくれる。ただし、人間が操作するには少々攻撃のタイミングがシビアなため、かなりのやり込みと研究が必要とされる。また、火力面ではゲージへの依存率が高いものの、ゲージを充填する技も搭載されているので、タイミングさえ見極めれば、充分に補充は可能。
AIも絶妙なバランスで構成されており、デフォルトではやや強い程度で抑えられ、アーケードモードでも充分勝てるように配慮されている。また、俗に電池切れと呼ばれるシステムも存在し、自身が一方的に優位にいるとほとんど攻撃しないという状態になる。これについては、DragonClowのポテンシャルを考慮してのReu Kee氏の配慮であると推察できる。
また多くの動画で、圧倒的な逆境を覆す姿が目撃されており、多くの視聴者を魅了している。
動画での位置づけ
トーナメント動画では、けっこうな割合で出場しており、戦績については対戦相手によってまちまち。
ストーリー動画では、ボイスがないことから無口とされる場合が多く、完全オリジナルキャラであるため、投稿者によって立ち位置も変わる。
ファンの間では概ね無口なメタルヒーローという認識で通っている。
しかし……
制作者であるReu Kee氏が2006年3月14日にボート事故で他界…。
現在、改変・AI制作についてはほぼ手が付けられない状態であり、ダウンロードについても氏が生前管理していたホームページからはデータが撤収されている。
長年、入手困難だったが、現在は某総合サイトにて代理公開されている。
AIについては、氏の友人によって唯一正式に許可が下りたものが、下部に掲載している動画で紹介されているものである。
制作者の亡き後、現在も多くのMUGENプレイヤーを魅了してやまないDragonClowの魂はMUGEN界で脈々と生き続けている…。
関連動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6058860
紹介動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12323896
公式にAIが公開されました!