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ですが!私はマクギリス・ファリドの妻です!

CV:加隈亜衣

概要

ギャラルホルンを束ねる七つの名家「セブンスターズ」の内の一つであるボードウィン家出身の令嬢。

ギャラルホルン特務三佐ガエリオ・ボードウィンの実妹。

まだ年端もいかない少女だが、ボードウィン家と同じく「セブンスターズ」に属するファリド家の養子であるマクギリス・ファリドとは縁談の話が持ち上がっている。

婚約自体は親同士の決めた政略的なものであるが、アルミリア自身はマクギリスに対して好意を抱いており、彼を「マッキー」と呼んで慕う。

マクギリスも彼女の事は心から大切にしていた(マクギリスは基本的に鉄華団とアルミリアには柔らかい本来の「素」とも言える顔を見せている)。

また、幼いながらもマクギリスに見合うレディとなるべく花嫁修業に打ち込んでおり、任務で会う機会の少ないマクギリスにその成果を披露する事を楽しみとしている。

一方で、自分の幼さをコンプレックスと捉えており、マクギリスに言い寄る大人の女性に対して劣等感を露わにする一面も見せた。

なお、実兄であるガエリオに対しては彼自身が皮肉屋な所もあるせいかそっけない態度を取ることが多く口喧嘩も絶えないが、彼を心から心配する理解者の一人でもある。

アーヴラウ首都エドモントンでのギャラルホルンと鉄華団との戦闘で兄の戦死を知らされるが、その兄を手にかけたのが敬愛するマクギリスであるとは知る由も無く、マクギリスがボードウィン家、そしてセブンスターズの実権を握る為の道具としてその立場を彼に利用された(しかし、マクギリスがアルミリアを大切にしていたのは事実である)。

その後、マクギリスに対する愛と自身に対するコンプレックスの強さも重なり、一度は彼の目指す世界に対して賛同の意を示したものの、ラスタル・エリオンの下に身を寄せ生存を秘匿していた兄ガエリオとラスタルの演説によってマクギリスの真意を知る。

兄の生存を知り、一度は自身に向けられた愛に疑いを持ちマクギリスを手にかけようとするが、彼女自身もマクギリスに対する愛を捨てる事も出来ず自ら命を絶とうとするも身を挺して自身を庇ったマクギリスの姿に再び愛を感じ、結果マクギリスと実兄への想いに揺れ苦悩する。

49話ではボードウィン家へ戻ることを拒否、自分をマクギリスの妻だと言い切り、彼を待つ決意を表明するが、その想いもむなしく皮肉にも兄の手によってマクギリスが命を落とす結果となった。

この場面を最後にアルミリアと彼女の父親は完全に物語からフェードアウトし、2人のその後の顛末は一切不明である。

余談

鉄ラジ最終回によると、今の彼女は人前に出られる精神状態ではないとのこと。

兄に夫を討たれ、夫には騙されていたという事実故から来る精神ダメージの大きさによるものと推測する(しかし、彼女はマクギリスを許していた為、後者の説は眉唾物である)。

漫画版を手掛けた礒部一真はツイッターにおいて、アルミリア扮するモンターク夫人を描いている。

一説には「マクギリスがガエリオを殺す」というたった1人の親友相手にここまで非情過ぎる決断を取ったのは「アルミリアを護る為」と言われている。

仮にこのままマクギリスとガエリオがアリアンロッドと対峙する事になった場合、ラスタルがガエリオの家族を人質にしてくる事は確定と言える。

そしてガエリオは良く言うなら「どんな事があっても自身の目的を遂行する」人間だが悪く言うと「目的遂行の為なら手段は選ばず道理すらも捨てる」という人間である(マクギリスへの復讐の為に自身がかつて「ギャラルホルンの腐敗」と吐き捨てていたはずのアリアンロッドと組んでいた所からもそれが分かる)。

これらの事からガエリオはアルミリアを人質に取られても『ギャラルホルンの腐敗を正す』という自身の目的を優先しラスタルを討つ為なら「それがどうした」と平気で切り捨ててしまう事は想像に難くない。

逆にマクギリスは「自身の目的とは言えアルミリアを切り捨てる事が出来なかった」と言える。

「アルミリアと共に新しい時代を生きる」事はマクギリスにとって嘘偽りの無い真実でありたった1つの願いだったのである。