ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
ラスタル・エリオン
31
TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の登場人物。

「しかし伝説と歴史とは似て非なるもの。ギャラルホルンは確かにアグニカ・カイエルから始まった。だがその歴史はアグニカ不在の中で作られたものだ」


「周囲との調和共和…『個』ではなく『組織』であるからこそ成り立つもの。歴史を尊ぶなら、むしろ奴はアグニカを否定すべきだったのだ」



CV:大川透


概要

武装組織「ギャラルホルン」統制局直轄の宇宙艦隊である「月外縁軌道統合艦隊アリアンロッド」の司令官。また同組織の最高機関「セブンスターズ」の一角である「エリオン家」の当主で、初代エリオン卿のアンゼリカ・エリオンの子孫でもある。


「いかなる敵も正面から噛み砕く事」を信条とし、実力さえ伴えば家柄の無い人間であっても重用するなど、豪快さと大胆さを併せ持つ実力主義者。MSや艦船を直接操縦する事は無いが、戦略家・戦術家として、そのいずれでも能力は高い。また策謀家、思想家としての才覚にも優れており、表立っては敵を作らず、敵対者は持ち前の策略を駆使して対処する。

その目的の為には手段を問わず冷徹に忠臣や友ですら捨て駒としつつそれを表に出さず、身分にとらわれない人格もあって部下からの支持は厚く、組織内に確固たる勢力を築くと同時に、政商として名高いマクマード・バリストンノブリス・ゴルドンと言った組織外の人脈とも連絡をとりあえる間柄である。また傭兵のガラン・モッサは訓練校時代からの親友。

あまり表には出してないもののヒューマンデブリの事は見下しているような言動を取っているが、そのヒューマンデブリの代表格と言える鉄華団を相手に決して油断しない戦略を取り続けた事実からも「軽視」まではしていない。

一方、決して自らを絶対的な正義と妄信している様な傲慢な人物では無く、自らの行いが褒められた物では無い事も自覚しており、鉄華団のオルガ・イツカが降伏を申し出たのを自分から拒絶し「鉄華団が降伏を拒否した」と偽りの報道を行ったのも少なからず後ろめたさを感じている。また、自らへの恩義から妄信しようとしているジュリエッタ・ジュリスに対し「自分も胡散臭い大人だ」と称して自分で考える事を学ばせている。


マクギリス・ファリドによるギャラルホルンの急進的な組織改革を快く思わない一人であり、マクギリスとは彼が幼少の頃から面識を持ち、その段階から彼が政敵になる事を予見していた。

ただし、同時に彼の聡明さと才覚に一目も置いており、彼が将来、自分達と共にギャラルホルンの導き手となる事を期待してもいた。だが、自らが保護していたガエリオ・ボードウィンから彼やカルタ・イシューに対する裏切り行為を聞かされたのを機に、完全な危険分子と見なすに至り、同時にマクギリスと密かな繋がりを持っていた鉄華団までもが「巻き添え」となる形で危険分子扱いされる要因にもなっている。


旧来のギャラルホルンの貴族優位社会を良しとする保守派の人間と言えるが他のセブンスターズの人間と比べると柔軟な姿勢を見せる。

なお、ラスタルが望んでいる改革は、マクギリスが望んだ「出身や身分に捉われない社会」を「マクギリスとは違うやり方」での実現であり、マクギリスが誤ったやり方を用いず真っ当な形で改革を進めていれば協力し合うこともできたとスタッフが語っている。実際、マクギリスと同様に身寄りのない孤児の身であったジュリエッタを指導していた点からも、ラスタルの目指す理想を物語っていると言える。


劇中での活躍

マクギリスの反乱の時では、まず政治的状況で自分に都合の良い状態であるかどうかを見据え、更に相手以上の兵力を持った上で開戦。戦闘時は強者は倒すより抑制してまず弱者から叩く、間者を仕込んで禁止兵器使用の正当性を作る、最終決戦でも数の利に頼って相手の実力を見誤らず確実に叩くなど堅実に勝利を固めていった。一方で、ガエリオとマクギリスの一騎打ちには、敢えてガエリオへの助勢はさせずに戦いの行く末を見届けようとした。


マクギリスとの交戦では、政治的根回し、戦力差や策、兵士の練度など自らの持つ全てを以って戦闘の開始前から最後まで戦場を支配し、終始戦況を優位に進めた。

カルタの死後にマクギリスの麾下に組み込まれた地球外縁軌道統制統合艦隊の戦意が低いとみて同艦隊への攻撃を控えた上で、マクギリス直属の艦隊と彼に同調する若手将校の艦隊をほぼ壊滅させ、戦力を著しく減退させた鉄華団と共に敗走に追い込んでいく。

ラスタルの計画通りに戦況は進んでいくが、不利な戦局からの逆転を試みる鉄華団はガンダムフラウロスダインスレイヴを撃たせる策を講じていた。自らが乗る旗艦ブリッジを狙われたことに、ラスタルは劇中で唯一驚愕の表情を見せている。

なお、この戦いではラスタルと内通していたと思われる地球外縁軌道統制統合艦隊の兵士によって、強引にダインスレイヴを撃たせる事でこちら側もダインスレイヴを撃てる大義名分を作り出している。この兵士は直後に自決しているが、おそらくこの兵士は、亡きカルタを慕っていて、彼女を陥れたマクギリスを憎んでいた可能性が高いと言える。


更に火星に敗走した鉄華団とマクギリスを犯罪者として社会的に追い込み、失墜したギャラルホルンの権威復活の為に鉄華団を率いるオルガ・イツカからの降伏の申し出を拒絶し外部との連絡網を遮断。「鉄華団が降伏勧告を拒否した」と事実と異なる情報を公表し、悪辣な手段である事を自覚しつつもスケープゴートに仕立て上げた鉄華団殲滅を正当化する為に報道陣を招いたうえで侵攻し、さらにジュリエッタ率いる精鋭部隊を火星に派遣した。

一方、後ろ楯を失ったマクギリスが特攻してくる事も察知していたラスタルは、バエルを駆って単身来襲したマクギリスがガエリオとの一騎打ちの末敗北したのを見届けると、彼の死の意義を「力に固執した愚かな人間の末路」と評して歴史に刻みつける意思を表した。


火星の地上部隊が三日月らに苦戦するなか、衛星軌道上からダインスレイヴを斉射、致命傷を負った三日月を「悪魔」としてジュリエッタに討たせる事でギャラルホルンの威信を回復した。


その功績もありギャラルホルン内でも一際発言力を強めるが、イオクが鉄華団掃討戦において戦死した事により、セブンスターズに名を連ねていたクジャン家が断絶、ファリド家、イシュー家も当主を失い、次期当主候補のガエリオが軍人として再起不能になったボードウィン家も含めた3家が発言権を減退させた事から、ギャラルホルンの民主化を進め自らはその代表に就任。

さらに火星支部を縮小して地球経済圏の植民地支配の請負業務から手を引き、火星の自治を拡大させた。火星連合初代議長に就任したクーデリアとも「ヒューマンデブリ禁止条約」を締結したことで政治的にも手を組んだ。


クーデリアが鉄華団と繋がりがあったことは知りつつも彼女の議長就任を阻止しなかったのは、以前のイオク失態によるマクマードとの密約の影響もあったと見られており、また双方の利害が一致した結果とガエリオに推察されている。

クーデリアと「ヒューマンデブリ禁止条約」締結後に会談した際には、かつての敵である自身とも手を結ぶ強かさを身につけていたクーデリアの姿勢を評価し、従っていたジュリエッタにも「あれでこそだな」との表現で見習うよう促している。


SDガンダム外伝シリーズでは、

新約SDガンダム外伝 新世聖誕伝説では、月にあるギャラルホルン帝国の司令官であるが、その正体は、人間では無く月の悪と呼ばれるジークドミヌスの傀儡であり、月の裏側に生息するメタルモンスター親バグが放った種子であるメタルモンスター子バグが人間に擬態した姿だった。(左側の顔は、何故かジャスレイ)


ギャラルホルン帝国とギャラルホルン帝国の人々が太古の昔、月世界でセレネス王国との大戦で滅んで月のネットワークに憑依したジークドミヌスが残っていた月のデータでギャラルホルン帝国の人々を機械人間として蘇らせ機械の鎧エイハブメイルを使ってジークドミヌスに操られているとそれを知ってなおもモンスターメタル・バグ自体が繁殖した月世界を我が物とするために、ジークドミヌスに忠誠を誓っていた。ギャラルホルン帝国の皇子マクギリス(こちらのマクギリスは、本当の皇子)の洗脳が解けた後、本性を現し月光騎士ネオガンダムが五つの機甲神のエレメンタルパワーと太陽騎士ゴッドガンダムから授かった黄金魂の宿ったゴッドソードの黄金魂とその黄金魂を制御できるように鉄華団に改造させて復活させた機甲神エルガイヤーRと戦うため機兵サイズのメタルモンスターバグラスタル(モチーフは、ラスタルとバグとラフレシア)へ変化。

エルガイヤーR達の戦いの中、バグラスタルは、さらに周囲の機兵の残骸を取り込み、腕が四本に増え巨大化しメタルモンスターバグラスタルギガ(モチーフは、ラスタルとスキップジャック級戦艦とラフレシア、増えた腕の部分は、ラスタルの服の袖でその部分から出てるのは、右側は大型バグ、左側は鉄仮面バグカロッゾのテンタクラーロッドの先の部分がモチーフの蛇、右手に持ってる剣は、最終話の式典に出てきたレギンレイズの剣と柄の部分は、ダインスレイブ発射装置)へと変化するが、ジェネシスブレードを装備した超機甲神ガンジェネシスRによって打ち倒された。

バグラスタルギガが倒された後奇甲神オービターミリオン形態のジークドミヌスが機甲神伝説に出てきたジークジオンが呼んできた紅き月(その正体は、太古の昔、ジークドミヌスが作り上げた月に偽装したスダ・ドアカ侵攻用ユニット)と合体するためにラスタルは、ジークドミヌスの時間稼ぎに利用されていた。


このようにSDガンダム外伝では、ラスタルは、ラスボスからモンスターで中ボスでジークドミヌスの傀儡に格下げされておりさらにエリオン家のガンダムが本編に出てこなかったため機動戦士ガンダムF91のバグとラフレシアと鉄血に出てきたスキップジャック級戦艦モチーフのモンスターへとなってしまった

本編では死ななかったが鉄血モチーフの人間キャラで唯一死んだのがラスタルだけで(厳密には、人間体のラスタルの左側の顔のジャスレイも)しかもSDガンダム外伝シリーズで初の本編では、死ななかった人間キャラがSDガンダム外伝では、死んだ人間キャラとなっておりそれ以外は、生存していてギャラルホルン側は、本編では、敵だったガエリオ、アイン、ジュリエッタ、カルタ、イオクは、ジークドミヌスの支配から解放され、最後は味方となっている。

聖機兵物語に出てきたネオジオン族の総帥ジーク・カロッゾの影武者である鉄仮面バグカロッゾとの関連性は、不明。



SDガンダム外伝での台詞

司令官ラスタル「皇子め!我らが秩序に逆らうことは、許さん!!」

洗脳が解けた皇子マクギリスに対して放った言葉、付属コミックでは、「記憶が戻ったならもう用は無い!」と本性を現してバグラスタル形態で左手のカッターでマクギリスに攻撃した。


メタルモンスターバグラスタル「この世界をバグで埋め尽くしてくれるわ!!」

本性を現しバグラスタルへと変化して月にバグ自体が繁殖し、スダ・ドアカワールドを月世界と同じようにバグで埋め尽くそうとした際に言った言葉、付属コミックでは、騎士バルバトスルプスの攻撃を受け「ぐ...だが...この程度で......このラスタルが破れるものかぁ」と言ってバグラスタルギガへと変化した。


メタルモンスターバグラスタルギガ「破壊は、我が糧!お前も我が糧となれ!!」

バグラスタルが周囲の機兵の残骸を取り込みバグラスタルギガへと変化した際に言った言葉、そして月光騎士ネオガンダムがエルガイヤーを五つの機甲神のエレメンタルパワーで復活させ合体してジェネシスブレードを装備した超機甲神ガンジェネシスRによってラスタルは、打ち倒された直後に紅き月に奇甲神形態のジークドミヌスが合体した。


関連項目

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

ギャラルホルン(鉄オル) 月外縁軌道統合艦隊アリアンロッド

マクギリス・ファリド

イオク・クジャン ジュリエッタ・ジュリス ヴィダール


ウズミ・ナラ・アスハ…中の人繋がりのガンダムキャラ


ホーマー・カタギリ…同じく治安維持部隊アロウズの最高責任者、ラスタルと同じく体制側のテロリスト。「恒久和平の実現の為と自らの行為を悪行と自覚している」のは共通しているが、ホーマーの場合は目的を達成した際には自刃する心算でテロ行為を指示していた。また、アロウズのテロ行為等が世間に知れると自刃し従っていた隊員たちの減刑へ繋げる。またラスタルと違い周囲が全肯定ではなく、驕りやパフォーマンスと賛否両論なのも違い。


バズ・ガレムソン…SDガンダム外伝世界におけるラスタルの悪行は、彼と同じでありラスタルは、ガレムソンのようギャラルホルン帝国と皇子マクギリスをジークドミヌスと自分のいいように利用してた卑劣漢だったが最後は、月光騎士ネオガンダムに倒され。シルエットフォーミュラ91でガレムソンの元部下だったトキオ・ランドールの乗るネオガンダムに倒されたガレムソンと同じ最後を迎えた。


メガトロン(トランスフォーマー)…部下に反乱を起こされるが鎮圧に成功したキャラの前例。忠実な部下には寛大で結果的に圧政による平和を目指しているなど似通うところもある。


焼肉…26話にてラスタルが「肉を食って帰るぞ!」と部下のイオクとジュリエッタに言い、以降は彼の事を「肉おじ」と呼ぶファンが相次いだ。

「しかし伝説と歴史とは似て非なるもの。ギャラルホルンは確かにアグニカ・カイエルから始まった。だがその歴史はアグニカ不在の中で作られたものだ」


「周囲との調和共和…『個』ではなく『組織』であるからこそ成り立つもの。歴史を尊ぶなら、むしろ奴はアグニカを否定すべきだったのだ」



CV:大川透


概要

武装組織「ギャラルホルン」統制局直轄の宇宙艦隊である「月外縁軌道統合艦隊アリアンロッド」の司令官。また同組織の最高機関「セブンスターズ」の一角である「エリオン家」の当主で、初代エリオン卿のアンゼリカ・エリオンの子孫でもある。


「いかなる敵も正面から噛み砕く事」を信条とし、実力さえ伴えば家柄の無い人間であっても重用するなど、豪快さと大胆さを併せ持つ実力主義者。MSや艦船を直接操縦する事は無いが、戦略家・戦術家として、そのいずれでも能力は高い。また策謀家、思想家としての才覚にも優れており、表立っては敵を作らず、敵対者は持ち前の策略を駆使して対処する。

その目的の為には手段を問わず冷徹に忠臣や友ですら捨て駒としつつそれを表に出さず、身分にとらわれない人格もあって部下からの支持は厚く、組織内に確固たる勢力を築くと同時に、政商として名高いマクマード・バリストンノブリス・ゴルドンと言った組織外の人脈とも連絡をとりあえる間柄である。また傭兵のガラン・モッサは訓練校時代からの親友。

あまり表には出してないもののヒューマンデブリの事は見下しているような言動を取っているが、そのヒューマンデブリの代表格と言える鉄華団を相手に決して油断しない戦略を取り続けた事実からも「軽視」まではしていない。

一方、決して自らを絶対的な正義と妄信している様な傲慢な人物では無く、自らの行いが褒められた物では無い事も自覚しており、鉄華団のオルガ・イツカが降伏を申し出たのを自分から拒絶し「鉄華団が降伏を拒否した」と偽りの報道を行ったのも少なからず後ろめたさを感じている。また、自らへの恩義から妄信しようとしているジュリエッタ・ジュリスに対し「自分も胡散臭い大人だ」と称して自分で考える事を学ばせている。


マクギリス・ファリドによるギャラルホルンの急進的な組織改革を快く思わない一人であり、マクギリスとは彼が幼少の頃から面識を持ち、その段階から彼が政敵になる事を予見していた。

ただし、同時に彼の聡明さと才覚に一目も置いており、彼が将来、自分達と共にギャラルホルンの導き手となる事を期待してもいた。だが、自らが保護していたガエリオ・ボードウィンから彼やカルタ・イシューに対する裏切り行為を聞かされたのを機に、完全な危険分子と見なすに至り、同時にマクギリスと密かな繋がりを持っていた鉄華団までもが「巻き添え」となる形で危険分子扱いされる要因にもなっている。


旧来のギャラルホルンの貴族優位社会を良しとする保守派の人間と言えるが他のセブンスターズの人間と比べると柔軟な姿勢を見せる。

なお、ラスタルが望んでいる改革は、マクギリスが望んだ「出身や身分に捉われない社会」を「マクギリスとは違うやり方」での実現であり、マクギリスが誤ったやり方を用いず真っ当な形で改革を進めていれば協力し合うこともできたとスタッフが語っている。実際、マクギリスと同様に身寄りのない孤児の身であったジュリエッタを指導していた点からも、ラスタルの目指す理想を物語っていると言える。


劇中での活躍

マクギリスの反乱の時では、まず政治的状況で自分に都合の良い状態であるかどうかを見据え、更に相手以上の兵力を持った上で開戦。戦闘時は強者は倒すより抑制してまず弱者から叩く、間者を仕込んで禁止兵器使用の正当性を作る、最終決戦でも数の利に頼って相手の実力を見誤らず確実に叩くなど堅実に勝利を固めていった。一方で、ガエリオとマクギリスの一騎打ちには、敢えてガエリオへの助勢はさせずに戦いの行く末を見届けようとした。


マクギリスとの交戦では、政治的根回し、戦力差や策、兵士の練度など自らの持つ全てを以って戦闘の開始前から最後まで戦場を支配し、終始戦況を優位に進めた。

カルタの死後にマクギリスの麾下に組み込まれた地球外縁軌道統制統合艦隊の戦意が低いとみて同艦隊への攻撃を控えた上で、マクギリス直属の艦隊と彼に同調する若手将校の艦隊をほぼ壊滅させ、戦力を著しく減退させた鉄華団と共に敗走に追い込んでいく。

ラスタルの計画通りに戦況は進んでいくが、不利な戦局からの逆転を試みる鉄華団はガンダムフラウロスダインスレイヴを撃たせる策を講じていた。自らが乗る旗艦ブリッジを狙われたことに、ラスタルは劇中で唯一驚愕の表情を見せている。

なお、この戦いではラスタルと内通していたと思われる地球外縁軌道統制統合艦隊の兵士によって、強引にダインスレイヴを撃たせる事でこちら側もダインスレイヴを撃てる大義名分を作り出している。この兵士は直後に自決しているが、おそらくこの兵士は、亡きカルタを慕っていて、彼女を陥れたマクギリスを憎んでいた可能性が高いと言える。


更に火星に敗走した鉄華団とマクギリスを犯罪者として社会的に追い込み、失墜したギャラルホルンの権威復活の為に鉄華団を率いるオルガ・イツカからの降伏の申し出を拒絶し外部との連絡網を遮断。「鉄華団が降伏勧告を拒否した」と事実と異なる情報を公表し、悪辣な手段である事を自覚しつつもスケープゴートに仕立て上げた鉄華団殲滅を正当化する為に報道陣を招いたうえで侵攻し、さらにジュリエッタ率いる精鋭部隊を火星に派遣した。

一方、後ろ楯を失ったマクギリスが特攻してくる事も察知していたラスタルは、バエルを駆って単身来襲したマクギリスがガエリオとの一騎打ちの末敗北したのを見届けると、彼の死の意義を「力に固執した愚かな人間の末路」と評して歴史に刻みつける意思を表した。


火星の地上部隊が三日月らに苦戦するなか、衛星軌道上からダインスレイヴを斉射、致命傷を負った三日月を「悪魔」としてジュリエッタに討たせる事でギャラルホルンの威信を回復した。


その功績もありギャラルホルン内でも一際発言力を強めるが、イオクが鉄華団掃討戦において戦死した事により、セブンスターズに名を連ねていたクジャン家が断絶、ファリド家、イシュー家も当主を失い、次期当主候補のガエリオが軍人として再起不能になったボードウィン家も含めた3家が発言権を減退させた事から、ギャラルホルンの民主化を進め自らはその代表に就任。

さらに火星支部を縮小して地球経済圏の植民地支配の請負業務から手を引き、火星の自治を拡大させた。火星連合初代議長に就任したクーデリアとも「ヒューマンデブリ禁止条約」を締結したことで政治的にも手を組んだ。


クーデリアが鉄華団と繋がりがあったことは知りつつも彼女の議長就任を阻止しなかったのは、以前のイオク失態によるマクマードとの密約の影響もあったと見られており、また双方の利害が一致した結果とガエリオに推察されている。

クーデリアと「ヒューマンデブリ禁止条約」締結後に会談した際には、かつての敵である自身とも手を結ぶ強かさを身につけていたクーデリアの姿勢を評価し、従っていたジュリエッタにも「あれでこそだな」との表現で見習うよう促している。


SDガンダム外伝シリーズでは、

新約SDガンダム外伝 新世聖誕伝説では、月にあるギャラルホルン帝国の司令官であるが、その正体は、人間では無く月の悪と呼ばれるジークドミヌスの傀儡であり、月の裏側に生息するメタルモンスター親バグが放った種子であるメタルモンスター子バグが人間に擬態した姿だった。(左側の顔は、何故かジャスレイ)


ギャラルホルン帝国とギャラルホルン帝国の人々が太古の昔、月世界でセレネス王国との大戦で滅んで月のネットワークに憑依したジークドミヌスが残っていた月のデータでギャラルホルン帝国の人々を機械人間として蘇らせ機械の鎧エイハブメイルを使ってジークドミヌスに操られているとそれを知ってなおもモンスターメタル・バグ自体が繁殖した月世界を我が物とするために、ジークドミヌスに忠誠を誓っていた。ギャラルホルン帝国の皇子マクギリス(こちらのマクギリスは、本当の皇子)の洗脳が解けた後、本性を現し月光騎士ネオガンダムが五つの機甲神のエレメンタルパワーと太陽騎士ゴッドガンダムから授かった黄金魂の宿ったゴッドソードの黄金魂とその黄金魂を制御できるように鉄華団に改造させて復活させた機甲神エルガイヤーRと戦うため機兵サイズのメタルモンスターバグラスタル(モチーフは、ラスタルとバグとラフレシア)へ変化。

エルガイヤーR達の戦いの中、バグラスタルは、さらに周囲の機兵の残骸を取り込み、腕が四本に増え巨大化しメタルモンスターバグラスタルギガ(モチーフは、ラスタルとスキップジャック級戦艦とラフレシア、増えた腕の部分は、ラスタルの服の袖でその部分から出てるのは、右側は大型バグ、左側は鉄仮面バグカロッゾのテンタクラーロッドの先の部分がモチーフの蛇、右手に持ってる剣は、最終話の式典に出てきたレギンレイズの剣と柄の部分は、ダインスレイブ発射装置)へと変化するが、ジェネシスブレードを装備した超機甲神ガンジェネシスRによって打ち倒された。

バグラスタルギガが倒された後奇甲神オービターミリオン形態のジークドミヌスが機甲神伝説に出てきたジークジオンが呼んできた紅き月(その正体は、太古の昔、ジークドミヌスが作り上げた月に偽装したスダ・ドアカ侵攻用ユニット)と合体するためにラスタルは、ジークドミヌスの時間稼ぎに利用されていた。


このようにSDガンダム外伝では、ラスタルは、ラスボスからモンスターで中ボスでジークドミヌスの傀儡に格下げされておりさらにエリオン家のガンダムが本編に出てこなかったため機動戦士ガンダムF91のバグとラフレシアと鉄血に出てきたスキップジャック級戦艦モチーフのモンスターへとなってしまった

本編では死ななかったが鉄血モチーフの人間キャラで唯一死んだのがラスタルだけで(厳密には、人間体のラスタルの左側の顔のジャスレイも)しかもSDガンダム外伝シリーズで初の本編では、死ななかった人間キャラがSDガンダム外伝では、死んだ人間キャラとなっておりそれ以外は、生存していてギャラルホルン側は、本編では、敵だったガエリオ、アイン、ジュリエッタ、カルタ、イオクは、ジークドミヌスの支配から解放され、最後は味方となっている。

聖機兵物語に出てきたネオジオン族の総帥ジーク・カロッゾの影武者である鉄仮面バグカロッゾとの関連性は、不明。



SDガンダム外伝での台詞

司令官ラスタル「皇子め!我らが秩序に逆らうことは、許さん!!」

洗脳が解けた皇子マクギリスに対して放った言葉、付属コミックでは、「記憶が戻ったならもう用は無い!」と本性を現してバグラスタル形態で左手のカッターでマクギリスに攻撃した。


メタルモンスターバグラスタル「この世界をバグで埋め尽くしてくれるわ!!」

本性を現しバグラスタルへと変化して月にバグ自体が繁殖し、スダ・ドアカワールドを月世界と同じようにバグで埋め尽くそうとした際に言った言葉、付属コミックでは、騎士バルバトスルプスの攻撃を受け「ぐ...だが...この程度で......このラスタルが破れるものかぁ」と言ってバグラスタルギガへと変化した。


メタルモンスターバグラスタルギガ「破壊は、我が糧!お前も我が糧となれ!!」

バグラスタルが周囲の機兵の残骸を取り込みバグラスタルギガへと変化した際に言った言葉、そして月光騎士ネオガンダムがエルガイヤーを五つの機甲神のエレメンタルパワーで復活させ合体してジェネシスブレードを装備した超機甲神ガンジェネシスRによってラスタルは、打ち倒された直後に紅き月に奇甲神形態のジークドミヌスが合体した。


関連項目

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

ギャラルホルン(鉄オル) 月外縁軌道統合艦隊アリアンロッド

マクギリス・ファリド

イオク・クジャン ジュリエッタ・ジュリス ヴィダール


ウズミ・ナラ・アスハ…中の人繋がりのガンダムキャラ


ホーマー・カタギリ…同じく治安維持部隊アロウズの最高責任者、ラスタルと同じく体制側のテロリスト。「恒久和平の実現の為と自らの行為を悪行と自覚している」のは共通しているが、ホーマーの場合は目的を達成した際には自刃する心算でテロ行為を指示していた。また、アロウズのテロ行為等が世間に知れると自刃し従っていた隊員たちの減刑へ繋げる。またラスタルと違い周囲が全肯定ではなく、驕りやパフォーマンスと賛否両論なのも違い。


バズ・ガレムソン…SDガンダム外伝世界におけるラスタルの悪行は、彼と同じでありラスタルは、ガレムソンのようギャラルホルン帝国と皇子マクギリスをジークドミヌスと自分のいいように利用してた卑劣漢だったが最後は、月光騎士ネオガンダムに倒され。シルエットフォーミュラ91でガレムソンの元部下だったトキオ・ランドールの乗るネオガンダムに倒されたガレムソンと同じ最後を迎えた。


メガトロン(トランスフォーマー)…部下に反乱を起こされるが鎮圧に成功したキャラの前例。忠実な部下には寛大で結果的に圧政による平和を目指しているなど似通うところもある。


焼肉…26話にてラスタルが「肉を食って帰るぞ!」と部下のイオクとジュリエッタに言い、以降は彼の事を「肉おじ」と呼ぶファンが相次いだ。

コメント

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

  • 死神を連れた蒼き蹄鉄

    ヴィダール(ガエリオ)&ラスタル 独自解釈の元アインやガンダムヴィダールへの言及あり。
  • 双蝶

    ・とある少女がジュリエッタ・ジュリスを慕う物語 ・女の子はオリジナルキャラクターです、ご注意ください… ・ほんのり百合を意識してます(でも百合だけじゃない…)、少女小説みたいな感じ? ・全て妄想と捏造の産物です ・蝶の数え方は専門的には頭、一般的には匹らしいけれど、個人的に羽のほうが響きが綺麗だと思うのでそちらを採用 ・色々な二人の関係、色々な…
    20,847文字pixiv小説作品
  • 石動の土産

    初投稿者ですので慣れない分もございます。 文書が所々おかしい箇所もございますとは思いますけどよろしくお願いします。
  • 円環戦隊ファフナーズ(肉ブーケ編)

    ツイッターで盛り上がったガエジュリ結婚式?ネタ ※「肉ブーケ」で検索! 過去作の「円環戦隊ファフナーズ(企画編)(採用会議編)」も先にご覧ください。 ガエリオとジュリエッタが本編でも微笑ましくて嬉しい。
  • 雑多にツイッターまとめ

    マクガエマク(ポッキーゲーム) イズガル(若い頃→亡命の後) ラスガララス(若い頃→本編後) 書き散らし用に作ったツイッターアカウントの140字で書き散らしていたものをまとめてます。 多少の加筆修正があります。 特に前後を考えていないその時の気分によって書き散らしてますので、雰囲気を味わう感じでお願いします……。
  • ジャンルいろいろ夢小説おきば

    frozen over

    鉄血43話直後。カナダのエドモントン郊外で自由きままに暮らしている日系の貴女のお話です。ガエリオ夢なのに当の本人がでてこない系 執筆/2017.02.14.
  • 冬のアイツにご用心

    もう春が迫っていますがアリアンロッド艦内のネタ話です。 ガエジュリ(ヴィダジュリ)要素もあるような無いような。
  • 士官候補生たちの真剣な一日

    まったく本編無視 49話はあれはれで良かったですけど、もちっと幸せな時代を妄想していたい・・・。
    11,966文字pixiv小説作品
  • 酒とつまみと男と世継ぎ

    別名「ラスタル様誤解してましたすんません」 一期開始前の頃に、ラスタルとガルス・ボードウィンが2人して酒を飲む話。 【注意書き多め↓】 ※比較的光属性ですが、政治家らしく足の蹴り合いもしています ※2人のキャラがかなり捏造と独自解釈強いです ※筆者がかなりの下戸のため、飲酒描写がファンタジーになってる可能性が高いです ※CP要素はありませんが、ヴィダジュリ製造ラインと同じ工場で作られました。苦手な方はご注意ください 【おまけ】 出来れば筆者に「お年玉」を頂けると嬉しいです。 「15円」から好きな金額を投げ入れられるらしいので、出来ればポチってみてください。 →http://kampa.me/t/kcj
  • 君の中の永遠

    鉄血最終話を見たあと、イオク君のあまりの救われなさに悲しみ、心のままにTwitterへ連投していた物をまとめ加筆修正しました(エピローグはTwitterのみ)。 数年間葛藤し続けたラスタル様が苦しみの果てに見いだした救いは…と言うお話しです。ラスイオ好きな方の心が少しでも楽になれば幸いです。
  • 円環戦隊ファフナーズ(企画編)

    Q、なぜ今回2本同時にアップしたのですか? A、エロ書いてたらメシがクソ不味くなるのがわかったのでタイトルだけ決めて勢いで書いたら出来てた。 基本ギャグなのとラスタル様が誰おま状態。 全編「愉快なアリアンロッド」です。
  • 鉄血のオルフェンズ ガエジュリ

    去りて、来る。 下(後)

    ガエジュリ。後編の、後編。完結編です。 よろしくお願いします。
    16,305文字pixiv小説作品
  • 円環戦隊ファフナーズ〜ソーシャルゲーム編〜

    リクエスト「そろそろギャグ書いて下さい」 頑張りました。
  • 鉄血のオルフェンズ ガエジュリ

    去りて、来る。 中

    ガエジュリ。中編です。ヤマジンさんがエリオン公にタメ口なのはそういう関係なのかなあ…と。 よろしくお願いします。
  • さようならからただいまへ

    鉄血の妄想ネタ第二弾ですが、前作とはつながってません。 ご都合がすぎる上にラスタルを美化しすぎかもしれませんけど、せめてこのおっさんにもこれくらいの矜持と人間性はあったらな、という自分の願望です。
  • Never more 完結

    Good Goodby

    △attention△ 登場人物の過去捏造しまくってます。 このお話には登場人物全員のキャラ崩壊と見込まれる設定が含まれています。 ガランさんが乙女です。 どうにもドリーム小説なので上記の事柄がが許せる方のみどうぞ。 ねばモア(「Never more -1-」/「たか」の小説 [pixiv] http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7604618)から派生した読み切りの短編です。 ラスタル様、ガランさんに捨てられたわけなのですが、前回書ききれてなかったかなと思って、ちょろっと書いてみました。 そう、捨てられたんすよ!(なぜかウキウキしてる) 表紙お借りしています/《小説表紙》abstract | ベルコ [pixiv] http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=60403583
  • オルフェンズ補完的if

    マクギリス・ファリド(本編42話以降)

    脚本家が安っぽい悲劇にするためにつくったどうでもいいシーン、 勝手に伏線にして回収するの気持ちいい…… これが最後です 読んで下さった方有り難うございました
  • カラス

    カラスの懸念

    武の家門なのに、ボードウィンさんは艦隊の指揮をしないんだなーと。 カルタやイオクは指揮官っぽいから、若いせいじゃないですよね。武官とはいえ監査局に入っちゃって、あんまり出世には興味ないんですかね。 反対にイシュー、エリオン家は昔から艦隊指揮官を輩出してきたお家柄とかだったらいいな。クジャン家もそっち系かな。 ファリドとかバクザランとかはどっちかというと政治力、ファルク家は財力とか。
  • 鉄血のオルフェンズ ガエジュリ

    去りて、来る。 結

    ガエジュリ。シリーズの後日談的なお話になります。 よろしくお願いします。

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

おすすめ記事

pixivコミック 週間ランキング

  1. 1

    原作:暮田呉子 漫画:藍原ナツキ

    読む
  2. 2

    ナス子

    読む
  3. 3

    アサダニッキ

    読む

pixivision

カテゴリー