曖昧さ回避
- 『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』に登場する組織。本稿で解説。
- ライトノベル『セブンスターズの印刻使い』。
- 煙草「SevenStar」。→セブンスター
- アニメ『遊戯王GX』に登場する盗賊集団。
概要
武装組織「ギャラルホルン」に於ける最高決定機関。
北欧神話に由来する家紋を持つ家の7人の当主による世襲によって維持されており、彼らの合議でギャラルホルンを運営する。
元々はギャラルホルンの元となった、厄祭戦時に国家の枠を超え、モビルアーマーと戦ったエースパイロット達の子孫。
席次は当時のMA撃墜スコア「七星勲章」に基づいている。この慣例に沿っている為か、戦後300年が経過した劇中においてもボードウィン家やファリド家のようにギャラルホルンの直接的な指揮下にない家系専用のハーフビーク級戦艦や、その乗員等が割り当てられている。更には各家の初代当主からガンダム・フレームを継承している。
しかし同じくギャラルホルン開祖のアグニカ・カイエルはなぜかこの中に含まれておらず、本編中でも理由は明らかでない。
厄祭戦から300年経過し、この7家が独占する運営体制にも様々な歪みが顕著になってきていた。
特に巨大な軍事組織であるにもかかわらずトップが世襲制という体制は硬直化と腐敗を招いており、当主やその後継者が十分な経験や資質がないまま若くして佐官クラス以上に就任してしまっていた。
この硬直化が下部の腐敗や風通しの悪さにも繋がっており、形はともかく改革を望む者も内外に少なくなかった。
若手の当主のカルタやイオクにも、「家名の誇り」は強く育てられているものの、厄祭戦の歴史や実戦向きの知識更新を含めた教育が行き届いているとは言い難い状態になっていた。
殊にイオクの場合、自らの不見識で人員や武装の大幅な損失、民間人への大規模被害という普通の軍人なら軍法会議にかかって処刑や不名誉除隊レベルの失態を繰り返し起こしているにもかかわらず、最高機関の一員ということでまともな処分ができず、「謹慎にして、前線に出さないようにする」「指揮権を与えない」以上の措置が出来なかった。
ファリド家に至っては当主が自分の性癖のために引き入れた赤の他人を養子にして跡取りにしており、既に血縁による継承も途絶えかけていた。
さらにマクギリス・ファリドを巡る一連の事件でファリド・イシュー・クジャンの3家が断絶。
ボードウィン家は当主ガルスの心労に加え、後継者は長期療養、下の娘もマクギリスへの愛憎から、兄や父の代行は困難と思われる。
残り3家の内、ファルクとバクラザンは当主が消極的な老人であり、マクギリス・ファリド事件においては、中立という名の逃げを行う。
これらのことから、七家による運営は不可能になっており、ラスタルの主導でセブンスターズの合議制は廃止され、民主的な運営を取り入れることとなった。
構成する家門
家門はフェンリル。当主はイズナリオ・ファリド→マクギリス・ファリド。保有するガンダム・フレーム採用機はガンダム・ムルムル。
家紋はスレイプニル 。 当主はガルス・ボードウィン。保有するガンダム・フレーム採用機はガンダム・キマリス。
- イシュー家
家紋はラタトスク。当主はカルタ・イシューの父(名前不明)だが病床のため娘のカルタが代行。保有するガンダム・フレーム採用機はガンダム・ザガン。
- エリオン家
家紋はヨルムンガンド 。
当主はラスタル・エリオン。保有するガンダム・フレーム採用機はガンダム・ハーゲンティ。
- クジャン家
当主はイオク・クジャン。保有するガンダム・フレーム採用機はガンダム・ゼパル。
- バクラザン家
家紋はフレースヴェルグ 。
当主はネモ・バクラザン。
- ファルク家
家紋はニーズヘッグ 。
当主はエレク・ファルク。保有するガンダム・フレーム採用機はガンダム・ガミジン。