CV:星野充昭
概要
ギャラルホルンのセブンスターズの一家紋、ボードウィン家の当主で、ガエリオとアルミリアの父。
特にガエリオは「ガルスの息子である事」が自身の全てともとれる発言をしている。
温厚な雰囲気の体格の良い人物であり、アルミリアの許婚(後、娘婿)となったマクギリス・ファリドとも仲が良く、イズナリオ失脚後にファリド家当主となったマクギリスを何かとバックアップしている。マクギリスも彼に対しては礼節を持って接している。
基本的には娘同様にセブンスターズの中でも好人物として描かれている物の、年端のいかない娘・アルミリアを親子ほど年齢の離れたマクギリスの許婚にしても何の疑問を持たない貴族的な考えを自然かつ無自覚に持ち合せるなど、ギャラルホルンの負の側面に染まっている部分も見受けられる(なお、これに関してはマクギリスがアルミリアをしっかりと1人の女性として見ていたのでさしたる問題はなかったのだが)。
やがて義理の息子・マクギリスがクーデターを起こした際に、実の息子ガエリオの謀殺やファリド家はおろかボードウィン家乗っ取りを目論む等の背信行為を働いていた事を知り、マクギリスを問い詰めるものの、人としての情を知り得ぬ環境に育っていたマクギリスには適当にあしらわれてしまい、ファリド邸に居たアルミリアを連れ戻そうとするもマクギリスの罪を共に償う覚悟を決めたアルミリアに拒絶されている。結果的にマクギリスはガエリオによって討取られたが、戦後のガエリオは療養生活、アルミリアは今だ立ち直る事が出来ぬまま、セブンスターズ制度はラスタル・エリオンによって廃されることとなるが、彼のその後は描かれていない。