「我ら、地球外縁軌道統制統合艦隊!」
「面壁九年!堅牢堅固!」
概要
セブンスターズの第一席、イシュー家長女・カルタ・イシュー率いるギャラルホルンの防衛艦隊。
静止軌道上のサテライトベース「グラズヘイム」を拠点とし、地球軌道上の最終防衛ラインを守る地球防衛最後の砦。
地球外縁軌道に駐留している性質上、独自に地球への降下権限も持ち合わせており、地球へ降下を許した敵勢力の迅速な追撃が可能となっている。
しかし、アリアンロッド艦隊による迅速な対応もあってその出番は殆ど無く、モビルスーツによる式典参加やアクロバットの披露を主な任務としている為、「お飾り」とも揶揄されていた。
艦隊全体の士気こそ高いものの、兵士達の実戦経験はほぼ皆無であり、地球圏への降下を図った鉄華団を迎え撃った際も、実戦経験の差から後手に回る事が多く、彼らの地球降下を許している。
最終的には艦隊司令であるカルタが自らモビルスーツ隊を率いて地球に降下、鉄華団と交戦し、鉄華団の参謀・ビスケット・グリフォンを討ち取ることになるが結果的に敗退、雪辱を期した3対3の決闘も鉄華団のエースパイロット・三日月・オーガスに無視されて心ならずも開戦となり、艦隊司令・カルタの敗死という結末を招いている。
カルタの死後は同じくセブンスターズの一人であるマクギリス・ファリドが艦隊司令に就任。大規模な組織改編が行われ、より実戦向きな艦隊へと生まれ変わっている。
艦隊司令・マクギリス・ファリドが起こした、いわゆる「マクギリス・ファリド事件」では反乱軍の一翼を担ってアリアンロッド艦隊と対峙したが、アリアンロッド艦隊を指揮するラスタル・エリオンは同艦隊を指揮するマクギリスの命令によりいやいや反乱に加担、戦意も低いと判断、マクギリス直属の艦隊と彼に加担する若手将校の艦隊、鉄華団の艦船2隻に攻撃を集中し同艦隊への攻撃を控えている。
事実、マクギリスと鉄華団が敗退し火星に逃亡すると、彼らに同行したのはマクギリス直属の2隻と鉄華団の強襲装甲艦・イサリビのみであったことから、同艦隊はその後アリアンロッド艦隊に降伏、指揮下に入ったと思われる。
マクギリス・ファリド事件以降の動向は不明であるが、おそらくラスタル主導の下でギャラルホルンが再編されてからは、同艦隊も再編された模様。