CV:花江夏樹
概要
三日月・オーガスらと共にCGS参番組に所属する少年兵。16歳。身長180㎝くらい。
恰幅の良い体格と穏やかな性格の持ち主。
過酷な任務に従事し、まともな教育を受けて来なかったCGSの少年兵達の中にあって唯一就学経験があり、識字率の低い鉄華団の中で文字を読み書きする事が出来る。
参番組に於いては隊長であるオルガ・イツカの参謀役として彼を支えており、世情にも詳しい。
オルガからの信頼も厚く、彼の立案する作戦を的確に補佐し、オルガが鉄華団を立ち上げた後も彼を支えるが、一方でオルガが三日月からの眼差しに応えるべく進んで難題に立ち向かっていく事に対して不安感も抱えている。
地球圏の工業コロニー「ドルト2」の労働者階級に生まれたが、事故で両親を喪い、歳の離れた双子の妹であるクッキー、クラッカと共に祖母の桜・プレッツェルの経営する「桜農場」に身を寄せる。しかし、栽培された作物はバイオ燃料の原料として安く買い叩かれる為、一家の財政を支える為にCGSに志願した経緯を持つ。
鉄華団の一員としてクーデリア・藍那・バーンスタインを地球へ送り届ける旅の最中、テイワズの依頼で訪れた故郷に於いて、ドルトカンパニーの重役となった兄サヴァランと再会する(昭弘が弟との再会を喜ぶ間もなく死別していたのを思い返しての決断である)が、彼が会社の為とは言え労働者のクーデターを抑制する目的でギャラルホルンと内通していた事を知り、彼と行動を共にしていたアトラ・ミクスタをクーデリアの代わりにギャラルホルンへ差し出させた事に怒りを覚え、これまで自分達を支えて来たサヴァランに感謝を述べつつも、鉄華団の一員として生きていく事を彼に告げて彼と決別する。
しかし、鉄華団の地球降下後、兄が自ら命を絶った事を知り、その際遺された言葉から彼の真意を知ると共に、オルガに対する不信感を募らせてしまう。常に上を目指そうとする彼に対して保守的に動くべきだとの口論の末、ついには鉄華団の退団を口にしてしまう。
その後、ナディ・雪之丞・カッサパとの語らいで頭を冷やし、もう一度オルガと話し合う決意を決めるが、その最中にギャラルホルンが迫り、オルガと団の今後について話し合う約束をしつつ共に戦うものの、作戦終盤に於いてカルタ・イシューに自分達の乗るモビルワーカーを捕捉され、カルタからの猛撃からオルガを守る為にその身を犠牲にして命を落とした。
彼の死後、遺族への保証は手厚く行われ、桜農場は鉄華団と業務提携を結び、妹達もクリュセの寄宿学校へ入学する事が出来たが、それでも彼の死による心の傷は残っている。
なお、寄宿学校の生徒達からは「火星のために死んだ英雄」「名誉の戦死」ともてはやされたが鉄華団が革命に失敗したことで火星の英雄から一転して、宇宙規模の犯罪者扱いされた影響で手のひらを返すかのごとく批判されるようになり、そのしわ寄せは妹達にまで及んでしまう事となった。
形見の帽子は妹を持つタカキ・ウノのものに渡ったが、そのタカキも退団。クーデリアの手を経由して、グリフォン家に戻っている。
関連イラスト
関連項目
オルガ・イツカ 三日月・オーガス 昭弘・アルトランド ユージン・セブンスターク ノルバ・シノ ナディ・雪之丞・カッサパ
クッキー・グリフォン クラッカ・グリフォン 桜・プレッツェル サヴァラン・カヌーレ
エラン・ケレス…後作に登場する中の人繋がりのキャラ。作中で禁忌とされているガンダムのパイロットである事から、ビスケットの末路を知る視聴者から、その行く先を心配されており、さらに第5話で強化人士であることが判明し、次話で任務に失敗した末に……。
竈門炭治郎…中の人繋がり&妹2人持ちの人物。