CV:斧アツシ
人物像
CGSに所属する義足の老整備士。身長210㎝くらい。
同社社長マルバ・アーケイとは古い間柄であり、CGS内で彼の若い頃を知る数少ない人物。
CGSに所属している大人の中では良識ある人物であり、オルガ・イツカ達CGS参番組の少年兵達の数少ない理解者として彼らから「おやっさん」と呼ばれ慕われている。
ギャラルホルンによるCGS襲撃に際して主要メンバーが戦線離脱を目論む中で一人基地に残り少年兵達を支え、オルガ達が鉄華団を旗揚げして以降も、彼らと行動を共にする事を選択し、一行の行動に口を挟む事はせず、その行動を見守る立場に徹する。
鉄華団の最年長者として少年兵達に頼られる事も多く、それに応える為に努力する隠れた努力家だが、その一方で、時として三日月・オーガスらに無茶を振られる事も少なくはない。
また風呂に入る習慣がない鉄華団の中で加齢もあって体臭が強く、女性陣からは若干煙たがられている。この点についてはメリビットとの交際(後述)の後に改善された模様。
鉄華団に残ったほぼ唯一の正規の整備士であった為、モビルワーカーのみならずモビルスーツの整備も任される事になるが、MSに関しては若い頃にいじった程度の知識しかなく専門外もいい所であり、300年以上前の機体であるガンダム・バルバトスの整備に対して苦言を呈する事も多かった。鉄華団がテイワズと提携してからはその技術を参考にMSの整備を学び、少年兵達に的確な整備指示を出せるまでに成長を果たしている。
メリビット・ステープルトンとは元々鉄華団を支える大人同士として交流があり、危険を顧みずに突き進む鉄華団に不安を覚える彼女の悩みを聞き、受け止める場面がしばしば見られた。そうした会話の中で縁が深まったのか、鉄華団地球支部が設立された後に彼女と交際を始めており、火星の鉄華団メンバーは勿論のこと、そこに出入りするクーデリア・藍那・バーンスタインにまで認知される鉄華団の公認カップルと化していた。なお、このことは地球支部の面々には明かされていなかったようで、後に火星に戻ってきたチャド・チャダーンらを大いに驚かせている。
鉄華団がマクギリス・ファリドの革命軍に加勢し敗色が濃厚となり本部が包囲され、火星から地球への逃亡計画がオルガから提唱された際、CGS時代からの知識で厄災戦時代からの地下通路の存在を教え、多くのメンバーの脱出に寄与した。囮として残り奮戦する三日月、ユージン、昭弘らの戦闘中は整備班メンバーとともに本部自爆の準備のためギリギリまで本部に残るが、機体が損傷して下がったユージンら5人や作業が終了した整備班とともに脱出。
その後は元鉄華団の一部メンバーと共にモビルワーカーの整備などを行う工場「カッサパ・ファクトリー」を経営。メリビットとも家庭を築いて幸せに暮らしており、2児の父となっている。
関連項目
サリウス・ゼネリ 中の人繋がりのガンダムキャラ。ナディとは対照的に病弱である。