概要
テイワズの下部組織「エウロ・エレクトロニクス」が設計・開発した多目的輸送機。
クタン参型は近距離輸送を目的としたクタン壱型に、大型ブースターとプロペラントタンクを搭載して航続距離を向上させ、機体側面に小型アームとしての機能を持つ増加装甲を追加した機体であり、大型ブースター周辺のレイアウトは同じくテイワズ製モビルスーツである百里に似る。
最大の特徴として可動式の大型アームを複数備え、コンテナやモビルスーツを能動的に格納する事が可能。また、機体各部はユニット化されており、ブースターユニットのみをモビルスーツに取り付け運用した事例も存在している。
装甲の追加は戦闘に於いて戦闘宙域へのモビルスーツの運搬、味方機の救出、敵艦への強襲といった支援任務を可能とし、搭載したモビルスーツ側からの操作が可能な事もあって機体の運用の幅を広げているが、エイハブ・リアクターを動力源としていない為、ナノラミネートアーマーの恩恵は受けられず、本格的な戦闘には不向き。
高い汎用性を持ち、運用の幅も多岐に渡る事もあって圏外圏に於いてはテイワズの系列企業以外にも普及している機体であり、テイワズの傘下に加わった鉄華団にも一機が供与され、主にガンダム・バルバトスの支援に於いて活躍。鉄華団の地球降下時にはグレイズ改弐がクタン参型を武装ユニットとして運用した。
アイン・ダルトンの駆るシュヴァルベ・グレイズとの戦闘に於いて大破・放棄されたが、その後も別の機体が鉄華団に供給されており、モビルスーツ単体での長距離移動などで重宝された。
機体データ
| 型式番号 | JEE-M103 |
|---|---|
| 全長 | 33.2m |
| 本体重量 | 12.9t |
| 武装 |
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| 主なパイロット | ナディ・雪之丞・カッサパ |
武装
機関砲
機体上部のアーム部に備えられた機関砲。
連射性に優れるが、ナノラミネートアーマーを採用したモビルスーツや強襲装甲艦相手に決定打を与える事は難しく、射角も限られる事もあって戦闘では専ら牽制目的で使用される。
滑腔砲
機体上部に増設されたアタッチメントに装着された、ガンダム・バルバトス用の滑腔砲。
アタッチメントは360度自由に回転させる事が可能であり、射角は広い。
クタン参型はこれを二門装備するが、アタッチメントにはこれ以外の武装も装備する事が可能となっている。
関連項目
ティフォエウスガンダム…本機のサポートメカとしてクタン参型のカスタム機であるクタン双竜型が登場する。
