CV:田中理恵
人物像
木星の複合企業「テイワズ」の後ろ盾を得た鉄華団の財務アドバイザー兼監視役としてイサリビに派遣された女性。
とあるコロニー出身で、かつてテイワズの銀行部門に勤務していた経歴を活かし、団内での財政管理・経理を担当する。名瀬・タービンも太鼓判を押すほど仕事面に関しては優秀。
オルガ・イツカとは歳星の酒場での宴会中に偶然面識を持ち、イサリビに乗艦して間もない頃は経験の浅い彼を子供扱いしている。この当初はオルガからの信頼も浅かったが、次第に団内に溶け込み、彼の信頼を勝ち得ていく。
鉄華団としてはゲスト扱いであるクーデリア・藍那・バーンスタイン、フミタン・アドモスを除いた初めての「大人の女性」としての団員であり、その事もあって年少組の間で女性の話になると話題に挙がる事も多い。
同時に子供しか居ない鉄華団において彼らを導く大人であろうともしており、子供らしい危うさを見せるオルガを窘める一方、鉄華団員たちの身を案じている。
経理担当として以外にも医療技術にも心得があり、タカキ・ウノが負傷した際には的確な処置で彼の一命を救った他、ドルトコロニーでフミタンが命を落として以降は、彼女に代わりイサリビの通信オペレーターとしての任にも就いた。
その後、鉄華団が地上へ降りてからはビスケット・グリフォンを喪ったオルガの心の傷を癒やそうと奮闘。しかし、オルガはビスケットの弔い合戦という攻撃的な考えを取るようになり、やがてその風潮が鉄華団全体に伝播し、幼い子供達が大人でも危険な道を躊躇なく邁進する姿に危機感を覚えるも、それを止められない自身の大人としての無力さを嘆くしかなく、同時にそれは少年兵達をあくまでも子供としてしか捉えられない、「大人としての未熟さ」を彼女に自覚させる事になる。
エドモントンでの戦闘に於いては長期化した戦闘を憂いつつも負傷した少年兵達の治療に専念。鉄華団が最後の攻撃に出る際に負傷者達と共に撤退するよう促されるが、鉄華団の行く末を見届ける為に戦場に残り、そこで家族に生きて欲しいものの状況がそれを許さず、目的を達するまで本心を押し殺すしかなかったオルガの実情を知る事になった。
エドモントンでの決戦後も引き続き経理担当として鉄華団に在籍し、オルガのスケジュール管理をはじめとした裏方周りを担当。また、鉄華団地球支部設立と前後してナディ・雪之丞・カッサパと交際するようになる。
彼の前では少年たちに対するのとは違う、乙女らしい面も垣間見せている。
その後、鉄華団はテイワズとの提携を解消するが、彼女もテイワズに退職届を提出し、鉄華団に残留。雪之丞と共に歩む事を選んだ。
その後最終決戦時には先に脱出するメンバーたちを引率、後から来た雪之丞達と無事再会して生還を果たし、オルガの件で後悔するライドをフォローした。
その後は雪之丞と家庭を持ち主婦として幸せに暮らしており、本編数年後に当たる最終回Bパート時点では第2子の出産を間近に控えている。
関連イラスト
関連項目
ラクス・クライン…中の人繋がり