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ウズミ・ナラ・アスハ

うずみならあすは

ウズミ・ナラ・アスハとは『機動戦士ガンダムSEED』の登場人物。
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CV:大川透

人物

オーブ連合首長国前代表首長であり、五大氏族・アスハ家当主。
キラの育ての親であるヤマト夫妻からカガリ・ユラ・アスハを託された彼女の養父。ユーレン・ヒビキとは学生時代の友人であり、その縁でカガリを養女に迎えた。また、カガリが砂漠のゲリラで世話になったザイーブ・アシュマンの元教え子でもある。

パナマ攻略戦後、再び首長の座に立ち平和維持を宣伝するが、ムルタ・アズラエル率いるブルーコスモスの派閥が連合政府をほぼ完全に牛耳ろうとしていた事から、オーブが侵攻されるのは既に時間の問題となっていた。

連合軍がオーブ解放作戦を開始後、新型のGAT-Xシリ-ズに搭乗するブースデットマンや量産型のストライク・ダガーによる、数に物を言わせた攻撃によってオーブは次第に追い込まれていく事になり、ウズミは、カガリに二人の赤子(キラとカガリ)と二人を抱いている母親らしき女性が写った写真を見せ、「きょうだいがいること」と「カガリの父であったことは幸せだった」と告げ、クサナギに乗せる。
その後、カガリの乗るクサナギが無事出発したことを知った直後、マスドライバーの施設とモルゲンレーテ本社を連合に利用させない為に自爆させ、側近と共に炎に包まれて死亡した。

政治家として

オーブ諸国の氏族における土着宗教の有力家系であるアスハ家に在籍する。とはいえ、オーブ氏族の掟で五大氏族に繰り上がった家は実子を次期当主にできないため、ウズミ本人が先代と血のつながりがあったかは不明瞭である(少なくともウズミ本人はカガリを養子縁組している)。

彼の所属するアスハ家はオーブにおける日本人移民流入の際には文化的な折衝を果たし、その後は宇宙港の誘致など、経済分野で活躍したという。ウズミ本人もヘリオポリスといったコロニー事業、アメノミハシラといった軌道エレベーター事業は精力的に行っており、それ故に発展を遂げたオーブではカリスマ的な人気を誇る指導者であった。

また、技術立国としてのオーブの生き残りを強く志した人物であったため、ブルーコスモスや連合国による迫害から逃れたコーディネイター移民を積極的に受け入れた。そうした中にはザフトから離脱した技師もいたこたや、コーディネイター故にプラントと繋がりを持つ国民のために水面下での外交ラインを構築していた。また、シーゲル・クラインの故郷であるスカンジナビア王国の王室とは個人的に親しく、連合国がプラントからの経済制裁によって窮乏した際は、コーディネイター技術者が開発した工業製品を輸出するなどオーブが中立国としての地位を保つために尽力した。

一方で、存命時には下級氏族だった頃のセイラン家との子息の婚姻を了承するなど、国内での政治的な根回しも怠らなかった。サハク家のGAT-X/ASTRAY独断開発の折も国際問題化する事で彼らを処分する駆け引きを捨てて国防用MSの開発を黙認し、その引責辞任と同時に首長の座はホムラに譲りつつ実際の指揮は自身が行う黒幕的な立場を演じた。

だが、大西洋連邦における「オーブ解放作戦」の発令によって主権放棄と戦争の二択を迫られた結果、抗戦の構えをとり国家は戦火に呑まれてしまう。これにはオーブ占領による宇宙港入手を危ぶんだザフトからの援軍も打診されたが、大西洋連邦の所在地であるアメリカ大陸とザフト駐屯基地の所在地であるオーストラリアに挟まれた立地であるオーブが長期の激戦地になる事を恐れからこれも断り、オノゴロは壊滅状態に追い込まれる。最終的には政権をホムラに任せ、残された軍備を宇宙に逃がしつつ、自身は五大氏族の族長らとともに自爆した。

その後の影響

存命時に有力な政治派閥であったサハク家はウズミの行動を理想主義と批判し、積極的な地球連合との接近を行っている。とりわけ子息であるロンド姉弟はオーブ解放作戦の折にはウズミの政治的失態であると批判し、戦後のオーブ主導権を巡ってカガリ暗殺を計画している。その失敗とともにオーブの氏族から離脱したロンド・ミナ・サハクはその後、人間のリバタリアニズムを掲げた「天空の宣言」をカガリが黙認した事で彼女に謝意を感じている。

オーブ出身のシン・アスカは解放作戦の折に自身の家族が落命したことから、ウズミは政治的理念を優先したから多くの国民を犠牲にした、戦争を続けるために降伏をしなかった断じて批判している(もっとも、大西洋連邦は48時間の攻撃猶予を与えており、その間オーブは民間人の避難誘導を行っていた)。

地球連合の軍閥において理事を務めるムルタ・アズラエルは、かつてプラントから格安な工業輸入を受けていた自陣営がプラントの経済制裁後オーブを含めた他のコーディネイター国家への貿易依存を受けていることに快くない態度を示した。また、直前に連合国が所有するマスドライバーが占領ないし壊滅し、旗色が好ましくなかった事もあり、モルゲンレーテやマスドライバーカグヤを奪取し(事実上の掠奪行為とはいえ)冷淡にもそれらの問題を一括で処理できる行動をとった。

オーブ解放作戦の処理に際しては、弟であるホムラが連合の占領下で尽力を尽くした。連合軍の拡大からオーブに近いザフト・カーペンタリア(オーストラリア大陸)が激戦区になったにも関わらず、停戦までオーブが再度戦火に呑まれることはなかった。
また、ウズミが生前懇意にしていたスカンジナビア王国はオーブへ迅速な支援を行ったほか、外交官リンデマンの手で戦後条約の締結に尽力し、連合・プラント双方の折衝を務めた事でオーブの主権回復に成功させている。その一方でホムラを含めた占領下の政治家は引責辞任し、戦後のオーブ首脳陣は占領下の流れからセイランやキオウ、マシマといった連合やロゴスと繋がりの強い人間が新たな氏族として国家運営に携わった。
そうした中で娘であるカガリはアスハ家が国民に支持されていた時代の英雄性のみを利用した傀儡政治に利用され、実権はほぼ無きに等しかった。そうした状況にある彼女ではセイランの掲げる国際安全保障の加盟も押し留めることは敵わず、「中立国」というオーブの理念はC.E.73年の地球連合加盟で崩れ去った。

関連タグ

機動戦士ガンダムSEED

関連キャラクター

カガリ・ユラ・アスハ キラ・ヤマト マリュー・ラミアス
ムルタ・アズラエル
シン・アスカ
M1アストレイ

ロンド・ミナ・サハク ロンド・ギナ・サハク
・・・オーブ五大氏族サハク家当主。ウズミの理念とは対立していた。ウズミ死亡後はカガリの暗殺を図った。

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