因縁めいて考えるのは止めましょう。
CV:松本保典
概要
キラ・ヤマトの義父であり、本来は彼とカガリの義理叔父に当たる人物。
ブルーコスモス襲撃の直前に妻カリダと共に彼女の姉ヴィア・ヒビキの元を訪れており、ヴィアからキラとカガリを託されて脱出した。
その後、キラは自分たちの手元で育て、カガリはヴィアが生前交流のあったアスハ首長家のウズミの元へ里子に出されている。
妻共々、キラの出生は知っているもののあくまでも自分たちの息子として、ごく普通の子供として大切に育てた。
コペルニクスからの移住の際、妻がママ友ともよべるレノア・ザラからプラントへの移住を勧められていたものの、当時のプラントはコーディネイター優生論が浸透しつつある状況であり、キラにナチュラルを差別するような影響を与えたくないと言う気持ちからナチュラルとコーディネイターが共存しているオーブ連合首長国を選び、妻と子と共にオーブのコロニー「ヘリオポリス」に移住。
しかし、ザフトによる初期GAT-Xシリーズ奪取作戦によりヘリオポリスは崩壊し、自分達と離れ離れとなったキラは何の因果かストライクのパイロットとなり、生き別れの姉であるカガリと互いの事を知らないまま巡り会っていた。
劇中では今後の事を妻と共にウズミと相談した後、アークエンジェルで戦場に向かうキラを見送ったのを最後にフェードアウトし、続編の『DESTINY』でも出番は無かったが、視聴者の知らない所で家族としてのやり取りは続いており、劇場版の予告では妻とキラ、そして彼の恋人となったラクスと一緒の写真が出てきている。
特筆する才能も養子との血縁もないが息子を愛した彼もジョージ・グレンの理想を体現したコーディネイター(調停者)であることは間違いないであろう。
関連イラスト
余談
- 移住の件は"最終的には"な部分もあるが「オーブ連合首長国」の判断は名采配としか言い様が無い。
- 仮にプラントへ移っていた場合は、キラが『SEED』初期のアスランと同等かあるいは彼以上のナチュラル差別で歪んでいた可能性は高い。さらに、血のバレンタインでアスランの母レノアが犠牲になった事で、キラがザフトに入る切っ掛けになっていたかもしれない。その際はクルーゼとも出会っていた可能性が出てしまう。