友人キャラは大変ですか?
ゆうじんきゃらはたいへんですか
概要
物語の主役ではなく脇役を主人公に据えたいわゆる「脇役主人公」もの。ただ、脇役ものの場合ゲームや小説の脇役に転生したというパターンが多いが、本作は現代日本において主人公が自ら進んで脇役キャラを演じるというやや珍しいパターンである。さらにいうと脇役に徹したい主人公を「主役達」が問答無用で渦中に引きずり込もうとするので、どちらかというと巻き込まれ系に近い部分もある。
2019年11月からはマッグガーデンの漫画サイト「マグコミ」にてコミカライズが連載中。作画は横山コウヂ。オリジナル要素として、古今や知名度を問わない大量のパロディが差し込まれている。回を追うごとにどんどん加減というものが無くなっていっており、あまりの作者の引き出しの多さにニコニコ漫画ではコメント欄で説明されないと把握しきれないとまで言われている。
ちなみに基本的には小林の顔芸や脳内イメージに限定されているので、ヒロイン自身がパロディネタをすることは稀。
登場人物
主人公。脇役を演じることが大好きな奇人。幼稚園の時に劇で演じた脇役が大好評だったことにより脇役の道に目覚め、それ以降「脇役」として多くの人物を「主役」にプロデュースしてきた。
高校入学時に出会った龍牙を理想のヒーローになりうる存在とみなして積極的に絡んだ末に友人となる。龍牙が実際に奈落の使徒なる存在と戦う戦士であることを知った後は、何も知らないふりをして日常を過ごしつつ、その戦いを陰から観察していた。しかし後にその行為が龍牙たちにバレてしまい、メインストーリーに関わらないギャグ回専門タイプの脇役から、主役の心の支えとなる協力者タイプの脇役に転向する。さらにその後…
脇役関連以外の嗜好は一般的な男子高校生と大差ないが、龍牙の友人になるにあたってハーレム物によくいるアホエロ悪友ポジションを演じている。
小林が高校入学時に出会ったクラスメイト。龍牙という仰々しい名前、白髪に赤い毛が混じった美形という特異な容姿、周囲を遠ざけるような態度、中国で修業した経歴などなど、小林が求める理想のヒーローになりうる雰囲気を纏っていたことから、彼の脇役人生を捧げる主役として認定される。当初は絡んでくる小林を迷惑がっていたが、彼のこりないアプローチを受け続けた結果、出会って1年経った頃には気の置けない友人となっている。
実は龍神を守護神とする火乃森家の跡継ぎであり、その身に龍神を宿して力を得て、「奈落の使徒」と呼ばれる侵略者と戦っている。また、奈落の使徒関連以外にもとある秘密を抱えている。
龍牙の仲間の一人で、小林がハーレム候補と認定している人物。貧乳。
「祝福の巫女」の異名を持ち、戦いでは回復とデバフを担当する僧侶ポジション。
龍牙の仲間の一人で、小林がハーレム候補と認定している人物。巨乳。
「斬舞の剣士」の異名を持つ凄腕の剣士で、自身の刀に真空をまとわせることでどんなものでも両断する(ちなみに刀に限らず棒状ならペンやストローでも代用できる可能性があると小林は見ている)。戦いでは龍牙とともに前衛を担当する剣士・戦士ポジション。
凛とした態度で同性に持てそうな雰囲気をしており、小林は公然で「麗しの剣士」などと呼んでいる。
龍牙の仲間の一人で、小林がハーレム候補と認定している人物。
吸血鬼の血を引く「常闇の血族」。戦いでは中距離戦を得意とする魔法使いポジション。
朝によく居眠りをしているが吸血鬼とは関係なく単に低血圧なだけ。
関連タグ
友人キャラ:タイトルにもなっている本作のメインテーマ。詳細は個別記事を参照
陰の実力者になりたくて!:主人公が主人公ではないキャラになろうとしたり、そのキャラになろうとすればするほどヒロイン達に好かれてしまうなど共通点があるラノベ作品。
ただし、こちらの主人公はそのポジションやその過程で発生する戦闘をごっこ遊びの一環と思い込んでいる為、世界の事情を知らずに自分の望むキャラになろうとしている、キャラ作りの為に、恋愛感情を表でも裏でも切り捨てている為、ヒロインの一方的な恋愛感情になっているなど一郎とはかなり違っている。