ドラルク城コンビ
つかいまとごしゅじんさま
概要
漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の登場人物、ドラルクとジョンのコンビが描かれた作品に付けられるタグである。
由来は元々彼らが暮らしていた城の名前である「ドラルク城」から。
この1人と1匹をコンビではなく腐向け・BLカップリングとして描いた場合はドラジョン又はジョンドラタグを使用することが推奨される。
作中での絡み
一人と一匹はご主人様と使い魔の関係であり、お互いを大事なパートナー及び家族として心から愛している。
ドラルクの方は、ジョンを砲弾や盾(通称「ジョンガード」)にしたり、バスケットボールにしたりと扱いが酷いものの、決して邪険に扱っている訳ではなく、助けて貰ったお礼にケーキを作って食べさせてあげる、「ジョンをキッザニアに連れて行きたい」と考える、ジョンの体重が太った事を気にしてヘルシーなクッキーを作る事を考慮するなど我が子のように大事にしている部分も多い。また本当に危機が迫る(オータム書店の侵入者撃退用のトラップなど)とジョンをかばうなどジョンを自分以上に大事にしている一面も。
ただし、いつも溺愛しているわけではなく、主人としてちゃんと躾をしている。ジョンがうっかりリセットボタン押してゲームが台無しになったら、ジンギスカンキャラメルでお仕置きする。ドリンクバーでごちゃまぜドリンクを作った際も自分で飲ませる。散歩と称してVRCへ健康診断に連れて行くこともある。
彼がジョンと使い魔契約をする前にジョンを南米に置いていった理由も「彼の本当の居場所で幸せに暮らして欲しい」からであり、自身も寂しさを捨てきれず、ジョンと再会するまで自身の部屋にジョンを思わせる丸い物ばかり置いていた。
ジョンの方は、ドラルクからよく盾やボール代わりにされるものの、それでもドラルクのことを見捨てず深く敬愛している。ドラルクを追い出して自分を手に入れることを企てるロナルドによってドラルクと引き離されることも頑なに拒否し、シーニャとロナルドによるドラルク争奪戦や『ロナ戦』のファンとなった東京の退治人・ミカヅキの弟子入りでドラルクと引き離されることを危惧して妨害工作や弟子入り阻止に加担した(しかし幸いにも、ロナルドの担当編集者のフクマからの圧力やロナルド本人の自爆(特に上手いことドラルクの後ろ盾となった前者)によって、事なきを得ている)。
ドラルクが毎回(主にクソしょうもない理由で)死ぬたびに号泣したり、ドラルクに乱暴狼藉を働き殺すロナルドに対して滂沱の涙を流しつつ抗議したり、ロナルド及び彼を含めた多勢相手に怯えながらもドラルクを庇って通せんぼする等、常に主人の身を案じている(ただし、流石に100%ドラルクが悪い場合は、泣いたり心配はするものの庇わない場合があり、その際は泣きながら砂になったドラルクの傍に寄り添ったり、ひどい目に遭うドラルクの横で大泣きしながら心配したりする)。
また、ノースディンなどの自分の知らないドラルクの過去を知っている人物に対してジェラシーを感じたり、初対面早々にドラルクを貶したミカヅキを目の敵にしている。
「アルマジロのジョン」ではドラルクとの交流が描かれているが、遊びに熱中するあまりうっかりドラルクを殺したり、意地悪された仕返しに攻撃したりしていたようである(前者はウルトラマンごっこ、後者は何かにハマって助けを求めたのに「かわいいから」と写真を撮られてから救出されたなど。また、おっさん臭いくしゃみでドラルクを驚かせたり、丸まった時に彼の指を巻き込んだりして死なせる事もある)。また、第1死の砲弾扱いの件は流石に思うことがあったらしく、ロナルドに指摘されてドラルクと気まずい雰囲気になった事がある(アニメではカットされた)。他にも、ビックリした拍子にドラルクに突撃して死なせてしまうなど、不可抗力で殺してしまうこともある。
また、催眠にかかっている時はドラルクが死んでも無関心であり(ボサツに噛まれて猫大好きになった時など。何気に発覚前から「ヌニャー」と鳴いていた)、ドラルクが催眠アイテムでロナルドをジョン化させた時は、誤ってジョンにも催眠にかかってしまい、「ロナルドはジョン。つまりジョンはロナルド」という理屈でロナルド化し、ハエ叩きでドラルクを殺しまくっていた。
一時期、ドラルクがゲーム実況に熱中して構ってくれなくて拗ねてしまい、家出した事がある(迎えに来たドラルクは「私との仲だ。本気で心配するわけがないだろう」とおどけて見せたが、ロナルドによってお詫びのでっかいケーキを作るほど心配していた事が発覚した)。同様にドラルクが構ってくれないと駄々をこねる場面が多く、赤ちゃん返りすることもある(ドラルクも「お兄ちゃんなんだからしっかりしなさい」とオカンのようなセリフを口にしている)。
なお、ドラルクの歌唱力には吐き気を催すほど嫌悪しており、「2点」という容赦ない判定を掲げた。また、ドラルクとロナルドが暇つぶしに「お嬢様ゲーム」する時に審判役を勤め、この時はドラルクに贔屓せず、ツッコミでお嬢様言葉が崩れたドラルクを容赦なく減点した。ドラルクが夜の公園で行う畏怖練には生暖かい目で見届けている。
アニメ版でも1期・2期どちらのEDもこの主従の絆の深さを力強く描写されている。