概要
ゲイリー・オールドマンとはアメリカ合衆国の役者である。悪役の演技に定評があり、「トゥルー・ロマンス」での悪徳麻薬販売人や「LEON」での悪徳麻薬警察官、「フィフス・エレメント」での悪徳武器商人などの評価は高い。善良な役柄でも見事なもので、「バットマン」や「ハリー・ポッター」では味方側の重要人物として活躍している。
逸話
彼は子煩悩な性格らしく、彼の逸話に一時期定評がある悪役の演技を自ら断ったという噂がある。なんでも、子供に自分が出演する映画を見せることが出来なくなるかららしい。オファーする制作陣を見る目が無いと拗ねることまであったらしいが、むしろ見る目があるからこそのオファーであろう。また子供受けを狙って、ある映画に出演したときは「パパの気持ちはうれしいけどこんな糞映画に出ちゃ駄目だよ」と言われた。なかなか思うようにはいかないものである。その後、ハリー・ポッターのシリウス・ブラックが転機になったのか、バットマンのジェームズ・ゴードンなど善良な役柄の機会に恵まれた。
また、彼は視聴者だけでなく、同業者である俳優からの評価も高くレオナルド・ディカプリオ・ジョニー・デップ・ブラッド・ピットなどそうそうたる面々に高く評価されている。
アカデミー賞主演男優賞には1度ノミネートされているが、最優秀にはなれず、そして2018年『ウィンストン・チャーチル』でオスカーを獲得したオールドマン。その影には一線を退き現代美術家になっていた日本人メイクアップアーティスト辻一弘の存在が大きかった。オールドマンは自ら辻に依頼し「君にメイクさせなければ、この仕事を降りる」というほどまでのその熱意で辻を復帰させる。辻も日本人で初めてメーキャップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。