概要
その人の思いや努力などではどうしようもない要素のことである。
本来実現できないような事柄が実現するなどいい方向に働いた場合は幸運、逆に本来実現できるはずだった事柄が実現しなかった場合など悪い方向に働いた場合は不運などと呼ばれる。
例については枚挙に暇がないが幸運なら「宝くじの1等が当たった」というのが挙げられ、不運なら「旅行で乗った飛行機が事故で墜落する」というのが挙げられるだろう。
その時の運の様子(幸運か不運か)は運気という言葉で言われる。
この運気というのは当然科学的根拠は一切ないが運気というものを大事にする人は決して少なくなく、運気が下がっていると思しきときに占いをしてもらったりお祓いをしてもらったりする、という人もいる。
一方で運気というものを非科学的という理由で信じない人もいる。
この運気については科学的には人の錯覚である、と言われている。
すなわち悪いことが一度起きると次に悪いことが起きた際にそれが起きやすいと錯覚してしまうということであり確率論で詳しく検証してみると、別段確率的にめったに起きない事象であることは少ないようである。
ただ、運がいいと言われている人物は「幸運を見つけて掴み取るのがうまい」ということが最近の研究でわかっており、「運も実力の内」という言葉もあながち間違いではないと言える。
創作物では登場人物の中に運が良いというキャラクターが含まれていることもある。こういうキャラクターの場合行動が何かしらいい結果に結びつく、ということも多い。また途轍もなく起こりにくいことがいい意味で起こった場合は奇跡と呼ばれることもあり、作品の中で扱われることもある。