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もし恋の編集履歴

2023/07/01 23:46:14 版

編集者:しろほうみ

編集内容:トプ画を素敵で最適なイラストにしたのと、関連イラストを追加しました

恋から始まる物語

概要

恋愛ゲーム…ではあるのだが、発売されなければ配信されるわけでもない。その実態はスマホゲーム「IDOLY PRIDE」におけるイベント形態のひとつである。

かねてよりユ-ザーアンケートで声が多かったらしい「アイドルとの交流をメインにした新コンテンツ」という要望に応え、当アイドルマネジメントRPGに突如として実装された「アイドルと恋愛できる新機能」。2023年5月11日の公式放送において飛び出したこの背徳的な新機能をいったい誰が予測できただろうか。

内容は星見プロダクションの所属アイドルがヒロインの自分役を務めることになった恋愛ゲームを、マネージャーがテストプレイとして攻略していくというもの。故に恋愛要素も相まって実際のキャラクターとは少しブレる(どころか終盤になると本人ならありえないレベルのデレデレになる)ことがあるが、そこはご愛嬌ということで。

コンテンツ詳細

時間経過で貯まるポイントを使ってストーリーを解放・視聴していき、訪れる分岐で正しい選択肢を選び、ヒロインとの信頼関係を築いていくという、おおよそよくある恋愛ゲームと流れは同じ。イベントの進行自体はいわゆる放置要素としてゆったりと自分のペースで進めることができるが、シナリオの分岐にいたっては間違ったルートに進んだ場合 親しくなれないままゲームが終了してしまう。そのエンディングは9種類にも派生するという作りこみで、もちろんセーブ&ロードを駆使し全て解放するのも醍醐味である。

恋愛ゲームとして主人公の名前を普段のマネージャー(プレーヤー)名とは別で設定できるほか、ボイス(マネージャーと同じCV:石谷春貴)のON/OFFも切り替えることが出来る。

さらに、イベント専用のホーム画面では佇むヒロインとコミュニケーションが取れたり、プレゼントを渡して信頼度を上げたりできる。信頼度によって態度やセリフが変わっていく。

「もし恋」実装の劈頭を飾るのは、アイプラが誇るツンデレアイドル一ノ瀬怜。イベントに際し劇中歌として新ソロ曲や新衣装が追加された。

ストーリー

バイト先で知り合った『主人公』と怜。クールな性格で周囲とも関わろうとしない怜は学校で同じクラスになった『主人公』にも冷たかったが、共に困難を乗り越える中で段々と心を開いていく。

登場キャラクター

  • 主人公:学年一位の成績を持つ高校生。一人暮らしをするためにバイトを始める。
  • 一ノ瀬怜:ダンス好きでクールな本作のヒロイン。必死にバイトをすることには理由があるようで…?
  • 佐伯遙子:二人が働くスーパーのバイトリーダーで、自称17歳。エンディングを分ける重要な問いかけをもたらす恋のキューピッド。

第2弾…?!

既に怜以外にも恋愛ゲーム出演の依頼が来ているようだ。続報が待たれる。

また、開催期間が終わるとゲームそのものである本シナリオを楽しむことはできなくなるが、復刻開催も予定しているとのこと。

エンディング一覧

一ノ瀬怜編

  • オトクオトクエンド

もし恋を最短で終わらせられるエンディング。バイト中、10匹のブリを注文するところ 誤って1000匹発注してしまった怜は、少しでも売ろうと店頭で呼び込みに奔走する。ここで怜を「追いかけ」て呼び込みを手伝えば話は続くが、某マネージャーの口癖のごとく「俺はここで見ていることしかできない」などと理由をつけ「追いかけな」かった場合、もし恋はなんとこの第1話で終了してしまう。以下に記す主人公のモノローグの背景に、いつもよりバージョンアップした怜おなじみのセリフ「オトク!オトク!イマダケオトク!ブリブリブリ、ゴワリビキ!」が流れるというシュールな幕引き。

(隣の売り場で「オトク、オトク」と一人叫び続ける一ノ瀬さん。お願いだ、みんな今日は肉ではなく魚を食ってくれ!と心の中で願っていたが そんな願い空しく…)

(一週間後、倉庫にあった大量のブリと共に一ノ瀬さんはバイト先から消えた。一ノ瀬さんと大量のブリの行方を俺が知る術はなかった)

  • 夢追いエンド

普通にプレイしているマネージャー達のほとんどが一度は辿り着くだろうエンディング。物語をいたって順風満帆に進んでいたとしても、途中さりげなく訪れる「大事な場面!」での選択を誤れば、その時点でTRUEエンドに繋がるルートからは脱線し、大半のルートがこの終わり方に収束する。その内容は、怜が「父との約束であった医学部、それも主人公と同じ大学に合格することは出来たものの、テーマパークのキャストになるという夢は叶えられなかった」というもの。全てを手に入れることはできず、現状に妥協したエンディングだが、それまでの展開があまり不自然ではないため、些細に思われたどのシーンが重要な分岐点かを見極めることがもし恋攻略のカギとなる。

  • これからも一緒にエンド

夢追いエンドとほぼ内容が同じエンディング。その違いは最終回である第8話で高校を卒業する際、怜に「告白す」れば”夢追い”、「告白しな」ければこのエンディングになる。告白した”夢追い”では名実共にカップルとして結ばれるが、告白しなかった”これからも一緒に”では大学でもよろしくね、といった間柄が続くことを示唆して幕が下りる。

  • 恋はタイミングエンド

9種類あるエンディングのうち5種類を占めるバッドエンドのひとつ。その分岐は第6話の選択肢である「怜からテーマパークへデートに誘われる」ところを、断った場合に訪れる。その瞬間、TRUEエンドに繋がる道はおろか、今まで山あり谷ありでも充実していた恋の旅路を全て無かったことにするように、デート回になるはずだった第7話をもってゲームが終了する。第7話はいきなり時間が卒業式まで飛び、断った日からあまり会話できなくなったという怜と久しぶりに再会するが、出会った当初と同じかそれ以上に冷ややかな態度を取られる。テーマパークのキャストになるという夢が叶わなかっただけでなく、第1志望の主人公と同じ大学にも落ちたため、地方の医学部に通うことにしたという事実を聞かされ、当時は受験期だからと軽い気持ちで断ったつもりだった主人公は困惑する。

ここでまた分岐が発生。唐突に「告白する」を選んだ先がこのエンディングだが、ここから巻き返すことが出来るわけもなく、怜から「恋ってタイミングが一番大事なの。今の私は、もうこれっぽっちもあなたに好意はない。さようなら」と告げられてしまうのだった。

  • 嫌われエンド

上述した、第7話が最終回になるルートの最後の分岐で「告白しない」を選んだ場合のエンディング。お互いが想いを胸に秘めたまま言葉にすることなく別れる終わり方で、勉強は上手くても恋愛は下手だった主人公のモノローグで〆られる。

(俺は、怜の背中を静かに見送った。勉強は得意なはずなのに……怜の心を取り戻す方程式の解は見つからなかった。どこでミスをしたのかさえ……分からない……)

(ただひとつだけ、確信したことがある。今の怜は俺が嫌いだってこと)

  • 勘違いエンド

第7話が最終回になるルートの最後の分岐で「告白する」でもなく「告白しない」でもなく「なんでこうなった」を選んだマネージャーに贈られるエンディング。主人公の情けない「俺達、なんでこんなことになっちゃったんだろうな。結構いい感じだったじゃないか……」に対し、「は……?何言ってるの?」と辛辣に返す怜。怜との楽しかった思い出を訴えかけるが、「あなたは楽しかったかもしれないけれど、私はべつに……楽しくなかったわ」「何を勘違いしていたのか知らないけれど……もう行くわね。さよなら」と流され、お互い言葉があと少し足りなかったために破局を迎えるという、ある意味最も虚しい終わり方である。

  • TRUEエンド

最上級の尊みが迎える至高のエンディング。これにてもし恋は完結し、スタッフクレジットと共にのソロ曲『No.1☆』を聞くことが出来る。その内容は、「主人公と同じ難関大学の医学部に合格したうえに、テーマパークのキャストになる夢も叶って、主人公との恋も実る」という怜が全てを手に入れるハッピーエンドになっている。ここに到達するためには一見すると「大事な場面!」とは思えない重要な分岐点をしっかり回収する必要があり、以下に挙げるどれか一つでも別の選択肢を選んだ場合、「夢追いエンド」系列のルートに移行する。

1.キャストのオーディションに落ちてしまった怜を励ますために何かしたい:「テーマパークに怜を誘う」ではなく「一人でテーマパークに行く」を選ばないと、怜がオーディションに再挑戦する機会が無くなるため、TRUEエンドにならない。

2.怜からテーマパークに誘われる:先述した通り、ここで「断る」とバッドエンドが確定する。

3.テーマパークでのデート中に遙子から付き合っているのかと尋ねられる:「まだ付き合っていません!」ではなく「付き合ってません!」を選ぶと、主人公が強めに否定するあまり機嫌を損ねた怜がデートを中止し、TRUEエンドにならない。

4.デート終盤での主人公が「告白する」タイミング:「告白しない」と、たとえ1でオーディションに再挑戦する機会を得ていたとしても、不合格でTRUEエンドにならない。

これらの条件をクリアして初めて 最終回第8話の内容が変化し、怜と共に医学部合格・オーディション合格の喜びを分かち合あう。そして「医学部に合格できたのは自分に勉強を教えてくれた『主人公』のおかげだが、キャストになったらそっちに専念するため同じ大学に通うことはできない。私はどうすればいい」と悩む怜を前に、最後の分岐が訪れる。TRUEエンドはここで「キャストになろう」と怜を後押しすることで成就される。

寝る時くらい……好きな人とずっと一緒がいいの。……ダメ、かな?

ベッドの上で体を起こす、朝陽に輝く金髪が眩しい美少女。もし恋TRUEエンドのラストを飾るのは、主人公と同棲し、忙しくも幸せなキャスト生活を送る一ノ瀬怜の姿だった。白いスウェットにショーパンを着てはいるものの、あの状況を連想させる美麗なイラストはクリア報酬のフォトとして獲得することができる。

  • 大学生エンド

TRUEエンドに繋がる最後の分岐で、悩む怜に「大学に行こう」と答えた場合のエンディング。主人公の意見を聞いた怜は彼の意見を参考にしながらも考え続け、大学の入学式の日、やっぱりキャストになることを決意する。お互いその決断に納得しており、これからも二人の恋路は続くことを示唆する幸せな終わり方である。

私の一番のファンのあなたが観に来てくれたら嬉しいな……なんて

  • さよならエンド

TRUEエンドに繋がりうる最後の分岐で、悩む怜に対してあろうことか「俺には分からない」を選んでしまったマネージャーが迎えることになる地雷エンディング。「俺の意見ではなく自分で決めてほしい。他人の人生に口出しはしたくないんだ」と丸投げした主人公に、「……っ!なんでそんなこと言うの?私はあなたにとって他人だったのね」と怜はショックを受ける。そのまま「少し意見が聞きたくて相談しただけなのに……あなたになんか聞かなければ良かった。さようなら」と別れを告げられ、怒涛の勢いで破局に陥った主人公のモノローグで終演する、恋愛は受け答えひとつで天国から地獄へ落ちることもあるという教訓深い終わり方。

(その日から、怜との連絡は途絶えた。メッセージを送っても、既読がつくことはない)

(後日、テーマパークを訪れた際に 怜そっくりのキャストを見たような……気がした)

余談

もし恋の開発・販売を担っていると考えられる「RootEx Games」の「RootEx」は、NVGPのスポンサーやスマホメーカーとしてアイプラの劇中でも度々目にする会社であり、この度ゲーム事業まで持っていることが判明した。

関連イラスト

センシティブな作品

関連項目

IDOLY_PRIDE

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